J.Army   作:Gintoku

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第26話「帝王の息子」

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J.ARMY 第2章

 

「F」復仇戦争篇 第2話

 

暗躍篇

 

第26話「帝王の息子」

 

その生物は歩いて来て高杉の眼前に立ち「地球人か?」と問う。

高杉は「そうだとも、そうでないとも言える」と笑みを見せながら言い放つ。

その生物は「ドラゴンボールと言う願い玉は知ってるか?」と問う。

高杉は笑みを絶やさず「どうやら新たな連れができそうだ」と言った────

 

フリーザの最終形態に似た姿をしたその生物は左眼にスカウターもつけている。

 

その生物は高杉の笑みと言葉に些か疑問と恐怖を覚え「お前なんだ?」と恐る恐る問う。

高杉は笑みを浮かべ「少なくともお前が求める様なァ、奴じゃァねェ......。

さっき願い玉の話をしたが、何か知っているのか?」と高杉がその生物に問う。

 

その生物は黙り込み「な、名前きかないのか?」と高杉に聞くと「お前の様なうつけ坊には興味がねェ......。俺が知りたいのは願い玉の事だ」と冷たく言う。

その生物は溜息を吐いて

「わかったよ......。一応アイスって言う。

この星には父の復讐をしにやって来た」

と自分の事を語る。

 

だが高杉は何の反応も示さずアイスは「......。わかったよ......。

ドラゴンボールっていう願い玉がこの星にあるらしく、何でも願いを叶えてくれるって言うんだ。

そんな非現実的なもの信じてなかったんだけどね

でも、ナメック星人のうちの研究者がそれを探せるレーダーを開発して持たせてくれたんだけど......。

地球に着いたら反応が出て、もし本当にあればパパを蘇らせてあげたいんだ」と語る。

 

高杉はアイスの話に興味が湧いたのか、アイスを船内に誘い、座って話す事にした。

神威と高杉、そしてテーブルを挟んでアイスがソファーに座っている。

 

アイスは高杉に全てを語る。

 

アイスは悟空たちに復讐に来ており、ドラゴンボールが実在すれば復讐の後、父を蘇らせる。

その父はあの宇宙の帝王・フリーザ。

アイスはフリーザ軍を再起させていた。

まだフリーザ軍残党の支配下にある複数の惑星を拠点に動いており、父の復讐をしに地球にやって来た。

 

その話を聞いた高杉はその兵力を問うとまだ200人足らず。

その時高杉の頭に何が閃く。

 

高杉は不気味な笑みを絶やさず「ゆとりが......。兵力も連れず1人で片が付けられる相手だと思っていたのか?

一応こっちにも孫悟空とやらの情報があるんでな......。

お前程度じゃどう足掻こうと、獲れる相手じゃねェ」と言い、アイスは黙り込む。

 

高杉はフリーザが星一つ潰せる戦闘力を誇ると言う話を聞き、アイスに先にドラゴンボール集めを提案する。

フリーザを先に蘇生させ、そしてフリーザ軍と共に復讐する様に案を出す。

そして鬼兵隊と第7師団もその復讐に手を貸すと提案し、条件としてその次の高杉の目的に力を貸してもらうと言う取引の様なものだった。

 

アイスはしばらく黙り込んでスカウターをいじり高杉を見ると「君の戦闘力は数百もない......。

君の傘を持った兵隊も500行くか行かないかぐらい......。

僕は100万も戦闘力はある。君たちは足手まといでしかない」

と少し唇が震え、それでも少し見栄を張りつつ喋る。

 

高杉は笑みを浮かべ「お前らは確かに俺たちとは比べ物にならない力を持っているかも知れねェが、簡単な例えを出してやろうか?

お前がどれだけ斬れ味の鋭い刃を振るおうと、俺のぼうっきれでお前の剣を容易く折れる......。

ついてこい」

と口走り、アイスを外に連れ出す。

 

アイスと対面して立つ。

「どこからでも攻めてこい。現実を見せてやらァ」

と高杉の不気味な笑みはアイスの心を凍てつかせた。

 

アイスは気を全開に高め、指先を高杉に向けて「デスビーム!!」と叫び、指から複数も光線を撃ち出す。

高杉は笑みを浮かべながら微動にせず、その光線が高杉に激突する瞬間───

 

高杉は瞬時に右手で剣を抜き全ての光線を弾き飛ばす。

アイスの顔は冷や汗に包み込まれる。

「ど、どうやって!?」と思わず言ってしまう。

高杉は剣を鞘に収めながら

「技を撃つ前に、お前の体の動きを先読みしただけだ。

そしてお前の動きを完全に読み、どんな技か何回放つかすぐにわかった

てめェが何百万の数値つったか?

何百万で一つの力を出せるお前と、たった1の数字で何百万の力を出せる俺だ。

いや、"俺たち"だ

てめェとじゃ話にならねェ

夜兎の兵士1人でも十分てめェを倒せる

例え力が大きかろうが扱えなきゃ意味がねェ」

と笑みを浮かべながら語る。

 

アイスは直感した。

自分はどう足掻いても、高杉に勝つ事は無理だと。

それを本能で感じ取った。

アイスは高杉の条件を飲み、全員ドラゴンボールを探す。

 

そして数日で見つかり、広い荒野に7つ揃えたドラゴンボールがあった。

その日の夜、神威・高杉とアイスがドラゴンボールの前に立っていた。

神威はドラゴンボールを見つめ「へぇ......。これが願い玉か」と口走る。

アイスは「実在したなんて......」と自分が言い出した事ながら現実しかみないアイスにとっては信じられない光景の様だ。

 

高杉は笑みを浮かべ「さぁ......。龍とやらを呼び出して貰おうじゃねェか」と不気味な笑みと共に口走る────

 

続く......。

 

次回予告

第27話「巨悪の復活」

6/7 朝10時更新予定

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