J.Army   作:Gintoku

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第31話「七代目火影」

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J.ARMY 第2章

 

「F」復仇戦争篇 第7話

 

雪辱決戦篇

 

第31話「七代目火影」

 

天が、光陽が照らす金色の空。

それはどの空よりも透けていて、宇宙に輝く星がこの目に映る。

雲が1つなく、あるのは金色の空を越えた宇宙の輝き。

 

そして金色の空と、青色の地面。

この星は、地面が青く、海が黄色く見える。

そしてそこに立つ、かつてのサイヤ人やフリーザ一味の施設を連想させる施設に2つの船艦が飛び立とうとしている。

 

鬼兵隊と第七師団のものだ。その上にフリーザの宇宙船も置いてある。

そして鬼兵隊側の船艦の内側、ソファーとテーブルが並んだ大きな部屋に、フリーザと高杉晋助が対面して立っている。

フリーザは最終形態、その真の姿のままだ。

 

ソファーには神威が寝転がっている。

向かい会う狂人二人。

不敵且つ残忍さを垂れ流す笑みを浮かべ、二人の巨悪を見た人がいればその身体はその威圧で粉々になってしまう。

フリーザはその微笑みと共に

「10年越しの同盟の目的、その1つがようやくこの日に達成されます......。

孫悟空達の戦歴や情報は全てあります。

セルや魔人ブウ、つい数ヶ月前のジャック率いる龍兵軍との戦いなど全て把握しています。

行きましょう。私の復讐に。

そして、あなたの復讐のために」

と語る。

 

高杉はその笑みを絶やさず

「復讐なんざする気は更々ねェよ......。

俺はただ壊すだけだ......。"奴"の創ったこの世界を、獣の呻きが止むまでなァ...‼︎」

その眼には常人の理から外れた物が写っている。

その声の枯らさには、獣の声が宿っている。

 

フリーザは妙な言葉に内心「(奴?)」とどこかで疑問を持った。

フリーザはその眼を見て、何かを確信したかのように「やはりあなたと会えて良かった。

これであの男に、復讐ができる......。殺す気はない。

破壊する気もない。ただただ私が受けた侮辱をあの男に味あわせたいんです......。

そのためなら如何なる手段を使う事になろうとも」

と己の目的も明確に示す。

 

すると高杉は笑みを浮かべながらフリーザに背を向け歩き出す。

そして歩きながら「あぁ、なんでもするが良い。

どこへなりともその立派な刃を突き立てるがいい。

だが......、1つだけ覚えておけ」と言うとその足は止まり、不気味な笑顔が更に増した横顔をフリーザに向け「裏切る事があるならば、その首に噛み付く獣は、奴らか俺か、分かりゃしねェぜ...?」

と言い残し、その部屋を出る。

 

フリーザは、独りでに「ええ...。十分わかっていますよ......」と答えた────

 

 

 

 

数十日後

ここは、青き空が広々とその光を散らし、地には美しい動物や栄えた人類が済む、悟空達の故郷・地球。

そして西の都、カプセルコーポレーションを営むブルマの家。

そこの庭には今バーベキューパーティーが開かれていた。

 

テーブルでは悟空とベジータが、この世のあらゆる食物をその腹に詰めんばかりの勢いで食事を食らっていた。

少年トランクスと悟飯はバーベキューを焼いており、悟天とブラは遊んでいる。

更に、人造人間の一件で協力してくれた未来からのトランクスも遊びに来ており、テーブルに座り酒を一人の男と飲み比べしていた。

 

その男、なんと坂田 銀時。

パーティーに招待されたため万事屋もこの世界に遊びに来ている。

新八は皿を運んでおり、神楽は小さいブラと悟天と遊んでいる。

トランクスの姿は、やって来た当時の彼を連想させる。

髪も短くした当時のようなヘアスタイルで衣服もフリーザと戦った時のものだ。

 

銀時と未来トランクスは、酒を瓶ごとごくごくと飲んで行っている。

やがて皆の意識が二人に向くようになり、二人はそれを全く気にせず止まらず飲んで行っている。

悟空は「お?お?どっち勝つんだ!?」と気になっている。

 

そして二人は飲み干した勢いでテーブルに瓶を置く。

沈黙が走る銀時と未来トランクス。

するとトランクスの目が回り出し「お、俺の負けです...」と言って椅子ごと倒れ、寝込んだ。

 

銀時は頬が酔い赤くなりながら「ヘッヘッヘ、まだまだ俺にァかてボロロロロロロロ〜」

と喋りながら一気に嘔吐をした。

その場の全員が「お前も飲めてねーじゃねーか!!」とツッコミを入れた。

ワイワイガヤガヤ騒ぐ彼らを見ながら悟空は「へっへ、みんな楽しそうだな!未来のトランクスも前とは違ってちょっと明るくなってんな!」と言って再び飯を喰らい始める。

 

それに「ただの平和ボケだろうが...。トレーニングをどれほど積んだか期待できん」とベジータが答える。

 

悟空、ベジータ、悟飯、悟天、ビーデル、トランクス、銀時、新八、神楽、未来トランクス、ピッコロ、ブウ、ヤムチャ、天津飯、餃子、クリリン、18号、ブルマ、亀仙人、ウーロン、プーアル、17号、ランチ、チチ、サタン、デンデ、ブラ、マーロンなど

こんなにも多人数で集まり、今まで戦った全員がこの大パーティーで楽しんでいる。

 

悟空とベジータとクリリンと神楽はご飯を食べ、

悟飯とビーデル、新八、悟天、ヤムチャはバーベキューを焼いており、

天津飯と餃子、ランチ、サタン、亀仙人、ウーロン、プーアル、ブラ、18号はそれを食べている。

銀時と未来トランクスは酔い潰れたまま寝ている。

17号は空を仰ぎ観て草葉で昼寝しており、ブウとトランクスとマーロンはデザートを平らげている。

ピッコロとデンデは、楽しむ彼らを見ながら静かに水を飲んでいる。

チチとブルマは夫の愚痴で盛り上がっている様子だ。

 

そして彼らを、家の中から拝む影が1つ。

 

 

 

 

宇宙の銀河の果てにある、古びた惑星。

砂漠が地平線の彼方にまで広がり、空も砂の色と大して変わらない。

小さな村が点々とあり、地球で言えばアラブ系の衣装を着た人間が住み付く星。

砂漠の星と言う以外何の特徴もない惑星・凛砂(りんさ)。

 

だがこの惑星を今、超生物が襲っている。

500人あまりの軍団がこの星に進行し、村を次々と襲っていっている。

その軍団は、人間が動物に変化し、強大な力を持つ生物で成り立っている。

 

すると、村に建つ塔に影が二人。

「七代目火影」と書かれた羽織りを纏い、口元に笑みを浮かべ「やっぱ"百獣海賊団"に先回りされたってばよ」

凛々しい表情、立派になった背中。NARUTO終盤において火影として木の葉を背負ったナルト。

 

そして隣に立つもう一人の男。

身の丈ほどの大刀を背中に携え、完現術(フルブリング)に影響されたその黒色の死神の衣装を纏った男・黒崎一護。

一護もまた笑みを浮かべ「仕方ねェさ、アレがここにあるかも知れねェって事で皇帝王も熱り立ってんだろ?」と口走る。

銀城空悟と戦い、勝利した当時の黒崎一護。

 

ナルトと一護、惑星凛砂を襲う百獣海賊団との戦いに身を転じた────

 

続く......。

 

次回予告

第32話「愛おしく憎く」

6/18 朝10時更新予定

 

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