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J.ARMY 第2章
「F」復仇戦争篇 第8話
雪辱決戦篇
第32話「愛おしく憎く」
カプセルコーポレーションを営むブルマの家に、今大きなパーティーが開かれていた。
未来からやって来たトランクスや別世界から来た万事屋も招待された。
悟空、ベジータ、悟飯、悟天、ビーデル、トランクス、銀時、新八、神楽、未来トランクス、ピッコロ、ブウ、ヤムチャ、天津飯、餃子、クリリン、18号、ブルマ、亀仙人、ウーロン、プーアル、17号、ランチ、チチ、サタン、デンデ、ブラ、マーロンなどの多人数がそれぞれ楽しみ、世界の平和が象徴されている。
だが、彼らを家の中から拝む影が1つ。
ブルマがメガホンを取って「さぁみんな!、ダンスが始まるわよ!それぞれパートナーを早く選んで〜」
と大きな声でアナウンスした。
だが大半が社交ダンスすら弁えていない人物の集まり。
チチは溜息をついて、悟空に教えながらダンスする事にし、ベジータとブルマ、クリリンと18号。
そして意外にも神楽が新八を誘った。
この4ペアが社交ダンスワルツを始める。
手と手を合わせ、腰に手を伸ばし愛おしく見合う。
社交ダンスの一種でもあるが、カップルには愛情を深める事もある。
銀時もそれを平和だとしみじみ思いながら見ていると...。
「私のパートナーになりませんか?」
と彼の耳に声が届く。
銀時が振り向くと、一人の女性が立っていた。
黒いズボンにロングブーツを吐き、口元以外全てを覆うマントを纏っている。
マントから溢れる肌は透ける様な綺麗な肌。
この女性は、謎の宝石を探すためこの宇宙に来る様に命じられたあの女性だ。
銀時の表情が乱れ汗を垂らし
「(こいつ...、この声......、どこかで...‼︎)」
心の中でその奥に記された記憶の欠片がその声と共に溢れ出そうとしている。
銀時は息を飲んで「ああ」と返答する。
するとワルツを踊るペアが5つになる。
銀時はその女性の腰に手を添え、手と手を合わし体を揺らす最中、何か心中で思いが混沌とする。
すると銀時と踊る女性を見たクリリンが「あれ?あいつ誰だ?」と疑問を浮かべる。
ダンスを披露して行く銀時と謎の女性。
その最中銀時はその女性に「お前、どうやって入ってきた?それにその声......、誰なんだお前は......」とその女性に問う。
その女性はその華麗な声で「そんな事どうでもいい。どう思う?私のこと」と銀時に問う。
銀時はしばらく沈黙するとその口を開き「ただの女だ」と呟く。
するとその女性は笑みを浮かべ「見る眼が無いわね」と呟く。
────目の前を通り過ぎる閃光
剣の鋒から発せられた光が銀時を斬ろうとその眼の前を通り過ぎる。
咄嗟に身体が反射的に動き、跳躍して後退する。
だがそれでもその剣が擦り胸の中心に小さな切り傷を作ってしまう。
全員が「!?」と驚く。
つい先ほど銀時とワルツを踊っていた女性が、突然銀時を殺そうとした事に...。
銀時は歯を食いしばり「てめェ!!」と叫ぶ。
赤色の柄、銀色の翼、水色の刃のやや長めの剣を振り上げたその女性は、再び剣を鞘に収める。
その女性はクスッと笑い「鈍った様子だけど、まだまだ行けそうだね......。銀時」と口走る。
銀時は突然、衝撃に胸を駆られる。封じていた記憶が目の前を通り過ぎて行く。
抑えたかった驚きが再び胸を踊る。
再びその眼に映るその女────
息を飲む男はその名を口にする
「日向......、ヒナタ......!!」
その名を口走ると同時にそのマントを脱ぎ捨てる。
肘まで長い袖の銀色のTシャツ、その上に袖なしの白いロングコートを身につけている。
黒いズボン、黒いロングブート。
剣を腰に下げた女性。
瞳孔と瞳が真っ白い眼、紺色の腰まで長い姫カットの靡く髪。
それは、NARUTOに居た日向ヒナタそのもの。
だが明らかに様子が違う。
────彼らの耳に突如声が聞こえる。
それは焦りを伴い「悟空ーーーー!!」と叫ぶ。
すると悟空は反応し「界王様か!?」と問う。
すると界王は「ああそうだ。急いで惑星『凛砂』へ迎え!!大きな異変が起きている!!すぐに向ってくれ!!」と焦り溢れる声を聞いた悟空もこれはかつて無いほどの界王の慌てようだと察し直ぐに「ベジータ、トランクス、銀時、悟飯!!オラに掴まれ!!りんさっちゅう星にいくぞ!」と口走る。
すると銀時は
「待ってくれ、俺はこの女と話をつけねェと...‼︎」
と腰にぶら下げた木刀を引き抜く。
すると悟飯は「銀時さん、重要な話だと言うのは分かりますが、今は凛砂へ行く事を優先した方がいいと思います!!界王様のあの様子は尋常じゃない程焦っていた!!さぁ早く!!」と銀時に向ける。
すると銀時はヒナタと視線をぶつけ合い「待ってろよ!!」と言い、悟空の元へ走り触れる。
悟空・銀時・ベジータ・未来トランクス・悟飯は界王の元へ瞬間移動した。
そして界王星を伝って惑星・凛砂へ辿り着く────
悟空の眼はその光景を疑う。
銀時の心はそれを受け入れる事を拒んだ。
悟空は焦りを口にしながら「こ、こんな」と口走る。
その星を破壊し尽くした、獣の500人の兵隊。
そこらには瓦礫が転がり、点々とあった村すら破壊された。
未来トランクスは息を飲み「な、なんだあいつらは!!」と口走る。
すると突然トランクスはその破壊された光景を見ていられず、眼前に破壊を繰り返す獣の軍団に突進して行く。
「やめろおおおおお!!!!」と悲痛な叫びを上げながら。
すると悟飯が「ま、まてトランクス君!!」と彼を追い、ベジータもまた「待てバカども!!」と二人を追う。
悟空と銀時も追おうとすると二人の耳に声が届く。
「遅かったってばよ、悟空」
その声に反応し悟空が振り向くと、背後に聳える山の崖に立つ七代目火影、うずまきナルトを目の当たりにする。
すると銀時の耳にも一つの声が届く。
「待ちくたびれたじゃねェか、銀時さん」
銀時が背後に振り向くと、死神代行・黒崎一護が立っている。
銀時は「誰だ......? てめェら」と呟いた────
続く......。
次回予告
第33話「姉妹」
6/21 朝10時更新予定