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J.ARMY 第2章
「F」復仇戦争篇 第12話
雪辱決戦篇
第36話「赤い世界」
どこかの遠い宇宙。
悟空や銀時の宇宙から遥か遠い宇宙。
我らの知る宇宙の概念を覆す、赤色の宇宙。
まるで赤黒い血を帯びたかの様に...。
1秒間に何兆回と起こる超新星爆発や銀河爆発は、生きとし生けるもの全てを焼き尽くす光景だ。
だがそれでも根強く生き残る銀河が一つ。
その奥にある、一つの惑星。
赤い宇宙に光り続ける灰色の惑星。
その中では、赤色の天が颯爽と広がっており、地面には無数の屍と栄えたであろう都市の残骸が転がっている。
転がる屍には、些か見覚えがある。
知的生命体では少し珍しい尻尾が特徴。
地球人の様な人間に尻尾が生えており、その人間の屍が幾つも転がっている。
そしてその衣服。まるでサイヤ人の着用する戦闘服そのものだ。
この星は、この宇宙のサイヤ人が住む惑星なのだろうか?
そしてその星の絶壁に立つ船型宇宙船が一隻。
その外側では、錫杖を左手に携え頭には笠をかぶり、サイヤ人と思われる人間と交戦する。
錫杖、笠を被りその暗殺的戦術から、銀時達の世界にいる天導衆に仕える暗殺組織・天照院「奈落」の様子だが。
更にそこから数十里離れたところでは、広々と地平線を見据えていた荒野が、今はただの瓦礫の山と化している。
その瓦礫を少し上の崖から見下ろし、黒い剣を携える男が一人。
剣は刀身も柄も鍔も黒く鍔が卍の字を描いている。
背中の衣服に付け根を持つ黒いマントに身を包んでおり、肩には妖しく光る鴉の翼を演奏させる黒い飾りがある。
頭には笠をかぶり、顔には眼を晒した鴉の黒い仮面を纏っている。
その虚目と衣服、その堂々たる威圧はつい先日、黒縄島の戦いで銀時と交戦した男・「虚(うつろ)」
灰色のストレートな長髪は、あの男を連想させる。
虚は、剣を空振りするとその激しい風圧で周囲の瓦礫が散り散りに吹き飛ぶ。
するとその瓦礫の中から、角や肩パッドを無くし、全身を覆う黒い戦闘服を纏った3人のサイヤ人が倒れたまま露わになる。
黄金色の腰まで長い髪、眉毛を無くした眼。
様子からして超サイヤ人3状態の3人が倒れている。
すると崖の上から虚目で彼らに哀れみの視線で見下ろす虚は
「やれやれ...。どの宇宙よりも遥かに強く頑丈な特殊なサイヤ人だと聞きましたが、この程度の鼠とは......」と言葉すら彼等を侮辱する。
する一人の男がもがきながら起き上がろうとする。
名は、エシャロ、ピースグリ、ラクオ。
3人とも超サイヤ人3のため、顔が殆ど同じでに見える。
エシャロは背が高く、前髪が四つ垂れている普通の体型の男性。
ピースグリは前髪が無く、片目に傷があり少し細め。
ラクオは大柄で背がかなり高く、前髪は一つ垂れている。
何とかよろけながら起き上がる3人。怒り溢れる視線を虚にぶつける。
するとラクオが「並行宇宙で最強クラスの俺ら3人が手も足も出せねェなんて...」と歯を食い縛る。
するとピースグリが「狼狽えるな!!まだ俺たちは戦える!!宝石の在り方など言うものか!!」
と叫び、3人の超サイヤ人3は再びオーラを纏い気を全開に高める。
すると虚が彼等を見下ろし「ほう...。まだ争う気力がありましたか......」と口走り、突進してくるピースグリを見ながら「ですが......」と何かを言いかける。
すると虚に右拳を振り下ろすピースグリだが虚の左手に簡単に受け止められる。
すると虚の背後をピースグリの放った拳の衝撃が駆け抜ける。
ピースグリの拳を受け止めた瞬間、周囲に奇妙な小さな目に見える波紋が走る。
するとピースグリの右腕がぼきぼきと完全に砕ける。
痛みのあまり「うぎゃあああああ!!!!」と叫ぶピースグリの顔に左手を添えて「私に拳を向けるのが、1000年ほど早過ぎましたね」と口走る虚はそのまま衝撃波の様な物を放ちピースグリを吹き飛ばす。
元の位置に落下したピースグリは超サイヤ人3が消え既に絶命している。
あっさりと殺された同方を目の当たりにしたラクオとエシャロが「う、うおおおおおおおお!!!!!!」と正気を失い虚に突進する。
すると虚は「脆い心だ」と一言口走る。迫り来る二人の超サイヤ人3を右手に携える剣の見えぬ太刀筋で胴体を真っ二つにする。
虚の周囲を二人の上半身と下半身と斬られた黄色の髪、そしてバケツ何杯と思ってしまう程の血が舞う。
その研ぎ澄まされた剣から血を振り払い剣を鞘に収める。
周りには先ほどの3人と幾千の死体が転がっている。
その眼は絶望を象徴し、その手は死を纏いその剣は天すらをも裁く。
そんな恐ろしい生物、いやその理からすら外れた男が歩き出す。
徐に開く口からは
「君もただのゴミ掃除を私に押し付けましたね...。
君だからこそ手を貸しているのですが、こんな肩慣らしにもならぬ鼠が相手では、気が緩んでしまう......。
次は"龍球域"の23番の宇宙ですか...
ここより遥かにレベルは低い。期待は出来ない様ですね」と誰に向けられる言葉か分からない一言を呟く────
惑星「凛砂」
砂漠と廃墟、そして破壊されたこの惑星の灰色の空に元、暴れる巨大な獣。
狐の姿に九つの尾。
名を九尾。
黄金色に光る身体、額には一人の男がいて彼が操っている様だ。
そして彼は一人の男と戦う。
その男は、九尾と正面から拳を交え、互角に張り合う。
黄金色に光り火花を散らすオーラを纏う男の名は、超サイヤ人2となった孫悟空。
そして黄金色に光る九尾の額に居て、いや寧ろ己の体から放たれた光りが体内に潜む九喇嘛をなぞった姿の様子だ。
仙人化と尾獣化を重ねたナルトだ。
巨大な右拳を悟空に振り下ろす尾獣化したナルト。
本来の敵ならかわすが悟空は違う。
正々堂々と己の右拳を振り上げ、ナルトの巨大な拳と己の拳をぶつけ合う。
その衝動が周囲を取り巻き地形を剥がしていく。
同量の力でお互い退こうとしない悟空とナルト。
お互い右拳をぶつけ合う両者だが、空いた左手に悟空はエネルギーを集中させ「かめはめ!!」と片腕からナルトに放とうとする。
するとナルトは「そう簡単には行かないってばよ!!」と口走り己の操る巨大な九尾の左手に白くうずまく光を生み出す。
するとナルトと悟空は同時に「波ーーーーーーーっ!!!!」「螺旋丸!!!!」と各々気合を入れた技を直接左手で互いの左手にぶつけ合う。
すると大爆発の衝撃波が周囲を駆け抜ける。
黒くモクモクと天に立ち上る煙から後退して距離を取る悟空とナルト。
若干さっきの衝撃で身体が傷ついているがほぼ無傷。
そして笑みを浮かべ睨み合う両者────
続く......。
───────
戦況まとめ
地球
高杉、フリーザ、神威、阿伏兎、万斉、また子、謎の戦士、武市
&
鬼兵隊
(300人)
&
第七師団
(200人)
&
フリーザ軍
(500人)
敵軍総勢 1008人
vs
自軍総勢 612人
ピッコロ
(分身150人)
&
天津飯
(分身20人)
&
ブウ
(分身230人)
&
ヒナタ
(兵士200人)
&
クリリン、ヤムチャ、18号、17号、新八、神楽、悟天、トランクス
詳細
フリーザ軍
(500人)
vs 交戦中
ヒナタと兵士200人、悟天、トランクス
夜兎
(200人)
vs 交戦中
ピッコロ、ピッコロ分身150人、天津飯、天津飯分身20人、18号、17号
鬼兵隊
(300人)
vs 交戦中
ブウ、ブウ分身230人、新八、神楽、ヤムチャ、クリリン
惑星「凛砂」
孫 悟空
(超サイヤ人2)
vs 交戦中
うずまき ナルト
(九喇嘛&仙人モード)
坂田 銀時
vs 交戦中
黒崎 一護
(卍解状態)
ベジータ
(超サイヤ人2)
&
悟飯
(超サイヤ人2)
&
未来トランクス
(超サイヤ人2)
vs 交戦中
獣軍隊
(500人)
次回予告
第37話「百獣」
7/3 朝10時更新予定