J.Army W.S. DB×銀魂
4ドラゴンボール×銀魂 夢のクロスオーバー
トキの守護者篇
第4話 「伝説 対 侍
孫悟空 vs 坂田銀時 後篇」
銀時は剣を再び強く握りしめ、戦場に立っても不適の笑みを浮かべ「さぁ来やがれ、次はもっと驚かしてやるよ」と悟空へ挑発をかけた。
悟空も退かず銀時へ突進する。
悟空の右拳が銀時へ放たれる。だが銀時は既にこれを見切っており、木刀を縦にしてその拳を受け止めた。
悟空は驚愕した。只の人間だと思っていた存在に自分の拳が受け止められている。
すると銀時の左右を途轍もない衝撃波が地を捲りながら真っ直ぐ線の様に進み遠くへ消えて行った。
銀時は汗を流しながら、苦い笑みだがそれでも、この状態でも笑みを浮かべている。
悟空も流石に動揺したのか「一体どうやって?」と聞かずには居られなかった。
銀時はその状態で「か、簡単な、話だ......。あんたの莫大な力が俺ではなく、俺の左右を通って行ったんだよ......。俺はその方向を変えただけだ」声が震え、言葉が詰まる銀時だが、その業の内側を語る。
超サイヤ人3状態の悟空の膨大な力をただ別方向へ曲げ、銀時が受け止めたのは力も何もないただの拳。
俄かには信じられない話だが、ベジータはそれを理解しており、尚且つ驚愕していた。
そしてそのまま銀時は動揺している悟空の隙を突き、悟空の額に右手に握る木刀の鋒を打ち付ける。
やはり力を扱った一撃は悟空の防御を上回り、悟空は「っぐ」と血を頭の右側から出しながら後方へ吹き飛ぶ。
銀時はそのまま「こっからは、俺の遊びに付き合ってもらうぜ」と言い放ち、素早く吹き飛ぶ悟空の肋骨に木刀の鋒を激突させた。
更に加速して吹き飛び「ガハッ」悟空は血を吐き出すも、バク転して受け身をとるも身体が体制を立て直すのに一瞬遅れを取ったーー
銀時は1秒に何発と言う飛んでもない速さで、木刀の斬撃を繰り出し悟空を斬りつけて行く。
銀時の眼はただただ攻撃に徹している。0.1秒もその手は休む事無く攻撃を繰り出す。
ガン!!バシ!!その荒野中に轟く木刀で殴られる音。
悟空は銀時の全力の攻撃になす術無く体力を削られて行く。
銀時は分かっている。手を止めれば確実に負ける。攻撃こそが最大の防御。
木刀の太い刃先である筈が、悟空の身体は剣傷を身体に受けていく事から、銀時の剣術の高さが伺える。
しばらくその攻撃を続け、悟空が倒れそうになった所を、全力をその剣に込めて悟空の喉に向けて剣を横薙ぐ。
体制の崩れた悟空だが、首が切られるその危機感から身体が無意識に少し後退し剣の鋒が悟空の首を、喉を浅く斬る。
だがそれでもバケツ一杯の水を裏返したかのような大量の血が舞い、銀時の剣は悟空の肋骨を突き、食い込み、そのまま銀時は走り岩場に悟空を打ち付けた。
悟空は「グハァァァァァ!!」血を大量に吐き出す。
一瞬はぐったりする悟空の身体だが、歯軋りしながらその手は銀時の頭を掴む。「グオオォォ!!」そのあまりの力と痛みに銀時は思わず悲鳴を上げ、悟空は力の入らない身体で握ったが、常人の頭にその指の付いた箇所から血が溢れ出て、銀時の顔は線状の血に塗れた。
悟空はそのまま力を入れて銀時を気絶させようとしたが、銀時の剣は悟空の手を弾き、銀時は後退する。
だが頭を握られた影響か、後退中の銀時はバランスを失い背後の岩場にぶつかり、背を付けて座り込む。
「はぁ、はぁ、はぁ、はっ」
両者共にかなり息が上がっている。悟空はまだそれほどでも無いが、銀時の息切れは激しい。
顔や体中に、深い斬り傷に木刀の打撃で受けた内出血の傷だらけの悟空。
銀時は顔が太い線状の血が5本も流れ、体や服もボロボロ。
座り込む銀時は歯軋りしながら「(ちくしょう......。あれだけやってもまだ立ってやがる......。こいつがサイヤ人の力か......。こっちはもう身体中の筋肉や骨が激痛してんのに)」と心の底で思っていた。
自分と圧倒的に差がある敵と戦い、2-3分と言う短時間ながらも銀時は筋肉の筋の激痛や、骨の軋みに苛まれている。
一方悟空も銀時を見ながら「(すげェ奴だな......、人間なのに俺をここまで追い詰めるなんて......。予想以上のダメージで今にも超サイヤ人3が消えそうだ......。気功波やかめはめ波すら使う余裕がねェ......、あいつの言う通り、ちゃんと防御ができねェ俺はこいつの攻撃から身を守るのには超サイヤ人3を使い続ける必要があるが......、解けたらやべェな)」と既に悟空も銀時による想像以上のダメージで超サイヤ人3が解除仕掛けている。
岩に背を付け、座り込む銀時と
よろけながらも立つ悟空。
両者の眼は睨み合う。
鋭く、恐ろしく。
続く......。
次回予告
第5話 「真実」