J.Army   作:Gintoku

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第40話「降り立つ獣共」

16

J.ARMY 第2章

 

「F」復仇戦争篇 第16話

 

 

雪辱決戦篇

 

第40話「降り立つ獣共」

 

爆煙の黒い煙に包まれた空は、その色を暗い銀色に染め行く。

上へ上へ立ち上る煙と、灰と微かに舞う火花。

その絶望の光景が空を覆いその原点たる地では途轍も無い戦争が繰り広げられている。

 

小型の円盤型宇宙船から、一瞬で命を攫いかねない神砲と言う光のミサイルの攻撃をかわしながら、戦士達は鬼兵隊・第七師団・フリーザ軍との激しい戦いに身を投じている。

鬼兵隊・第七師団の二隻の巨大な船を中心に、三角状に戦場が分散し、鬼兵隊とフリーザ軍は数メートルの距離の隣人ではあるが、夜兎はピッコロの必死の戦いにより突き放されている。

だが夜兎を数人しか倒せずその快進撃には遂にピッコロも敗れそうにある。

 

他の戦場でも、地球を守る為集った自軍は劣勢に追い込まれている。

夜兎の戦場を拝む神威と阿伏兎だが、神威は一刻も早く戦いに参戦したくてうずうずしている。

そんな彼を見て阿伏兎は軽く溜め息をついて「おーい団長、まだ出るなよー」と軽く声をかける。

すると神威は笑みを浮かべたまま「わかってるって」と軽い返答を返す。

 

一方でピッコロとその分身はもう半分以下の数に追い込まれており、身体も傷付いている。

18号と17号もピッコロと天津飯の助けに必死になろうとしているがそれでも1人2人しか夜兎を相手取れない。

主に防戦一方に追い込まれており、カウンターを食らわせても紙一重で回避され反撃を受けてしまう。

 

ピッコロの分身体の1人が全力を込めた右拳を夜兎兵士へ振るうと、正面からは受け止められない夜兎は笑みを浮かべながら即座に首を曲げて回避し、そのままその独特の傘の鋒が分身のピッコロの腹へ直撃し「ガハッ!!」血を吐きながら倒れて消えてしまう。

更に手が空いたその夜兎は他の分身体へ攻撃を仕掛けようとする。

 

すると17号がさせないと言わんばかりの勢いで右足の踵落としをその兵士へ炸裂されるも、紙一重で再び回避され、着地した瞬間に隙ができた17号へ傘が振り下ろされる。

彼は舌打ちしながら受け止めるしか術はない。

 

それを船から拝む阿伏兎は笑みを浮かべ「どうやら夜の兎を、檻から出す時が来たようだ」と先ほどまで普通だったかな眼に今は殺意が満ち溢れている。

すると神威は「俺より先に出るつもり?」と問うと阿伏兎は歩き始めて神威に背中を見せ「大将の出番はちょっと後だ団長」と言い、遂に船から飛び降りて戦場へ立つ。

 

すると鬼兵隊側も、ブウや新八達を追い詰める侍の士気を上げ尚且つ更に彼らを追い込むため河上万斉は「どうやら拙者も出なきゃ行かないようでござるな」と少し面倒くささの感情を漏らしながら高杉達に背中を見せる。

すると高杉は煙管を口から出して煙を吹き「もう畳み掛ける気でいるのか?もう少しこの余興を拝んでも損はねェぜ?」と笑みを浮かべながら口走る。

すると万斉もまた笑みを浮かべ「生憎みたいところだが、そろそろ参加したい気持ちに負けたでござる」と言い残し戦場へ降り立つ。

武市とまた子は神砲をコントロールするため船艦内に入る。

 

巨大な二隻の上にはまだフリーザ・高杉・神威と謎の戦士がまだその戦いを拝んでいる。

すると阿伏兎が乱入しようとしている事を悟ったピッコロは舌打ちする。

その眼に迸る血の光景と巨悪さを即座に見抜いたからだ。

そのテレパシーの能力でフリーザ軍と戦うヒナタに向けて「(おい!!お前らの兵士を半分ほどこっちに回してくれ。分身したままじゃあの野郎は止められん)」とヒナタに援護を要請する。

フリーザ軍兵士の攻撃を剣で受け止めると見せかけ、鮮やかに剣についた兵士の蹴りを受け流しその顔面を殴って倒すヒナタ。

そしてピッコロの要請を聞き「(ええ、どうやらその様ね)」と即座に把握し自らの兵隊へ向けて右耳に付いたマイクから「現在交戦していない者は即座に夜兎側の戦場へ行き、彼らを封じなさい」と命じる。

その部下もまた忠実にその命に従い70人ほどが離れた夜兎側の戦場へ向かう。

 

すると夜兎側の戦場を眼前にして堂々と立つ阿伏兎は、その長年の戦場の勘から即座に本体のピッコロを見抜き「先ずはあんたに散って貰おうか!!」と口走って大きく跳躍して右手の傘を構えて、本体のピッコロへ一撃を降り下ろさんばかりの勢いで向かって行く。

やばい、そう本能的に悟ったピッコロは止むを得ず即座に分身体を消して、分散した本体の力を再び結集させ、気を全開に高める。

 

空中から傘を構え迫り来る阿伏兎へ向けて何発か気弾を放つもいとも簡単に弾かれ、力の篭った阿伏兎の一撃がピッコロへ振り下ろされる。

するとピッコロは舌打ちしながら後退して何とかかわし、夜兎側の戦場から出てきてしまう。

すると分身体を消した事で夜兎が野放しになってしまったのではないかと一瞬戸惑うも、直ぐにその視野には解放された夜兎を再び引き止めるヒナタの軍隊が眼に入る。

少し安心したかの様な溜め息を吐き出し、眼の前に対峙する阿伏兎と睨み合う。

 

すると阿伏兎は不敵の微笑みを浮かべて「あんたは知性に長ける様だ。知性に長ける奴は戦場では早めに潰した方がいい。悪いが、死んでもらう」とその最後の言葉にはピッコロの胸を突き抜けるほどの殺意が篭った笑みと眼だった。

するとピッコロは圧迫される心を制して「ほう。それはありがたい事だが、先に貴様から死んでもらう」と笑みを浮かべながら口走る。

 

睨み合い笑みを浮かべピッコロと阿伏兎。

2人の修羅は互いへ向け突進する────

 

続く......。

 

───────

 

戦況まとめ

 

地球

 

高杉、フリーザ、神威、阿伏兎、万斉、また子、謎の戦士、武市

&

鬼兵隊

(300人)

&

第七師団

(200人)

&

フリーザ軍

(500人)

 

敵軍総勢 1008人

vs

自軍総勢 612人

 

ピッコロ

(分身150人)

&

天津飯

(分身20人)

&

ブウ

(分身230人)

&

ヒナタ

(兵士200人)

&

クリリン、ヤムチャ、18号、17号、新八、神楽、悟天、トランクス

 

詳細

 

フリーザ軍

(500人)

 

vs 交戦中

 

ヒナタと兵士100人、悟天、トランクス

 

夜兎

(200人)

 

vs 交戦中

 

ヒナタの兵士70人、天津飯、天津飯分身20人、18号、17号

 

ピッコロ vs 阿伏兎 交戦中

 

鬼兵隊

(300人)

 

vs 交戦中

 

ブウ、ブウ分身230人、新八、神楽、ヤムチャ、クリリン

 

万斉乱入の見込み

 

 

 

惑星「凛砂」

 

孫 悟空

(超サイヤ人2)

vs 交戦中

うずまき ナルト

(尾獣化&九喇嘛&仙人モード)

 

坂田 銀時

vs 交戦中

黒崎 一護

(卍解状態)

 

ベジータ

(超サイヤ人2)

&

悟飯

(超サイヤ人2)

&

未来トランクス

(超サイヤ人2)

vs 交戦中

獣軍隊 カイドウ乱入?

(500人)

 

次回予告

第41話「恐怖」

7/15 朝10時更新予定

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