J.Army   作:Gintoku

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第44話「降り立つ兇刃」

20

J.ARMY 第2章

 

「F」復仇戦争篇 第20話

 

雪辱決戦篇

 

第44話「降り立つ兇刃」

 

雨────

 

濡れる女の白いワンピース。透けて見える肌はその色気を散らす。

紺色の髪からが肌にくっついている。

ヒナタ......。

その女は、僅かな白電球しかない夜道に立ち、眼の前にこちらにそっと歩いてくる男を見る。

髪は銀色の天然パーマ、黒いズボンに白い袴、その上に白い鳥の絵が書かれた緋色の羽織。

銀時......。

雨に濡れる男は、そっとそっと、女に近づいて行く。

その眼には大きく込められた悲しみと、その笑みは涙以上の痛みを表している。

男も女も、近づき、お互いの前に立つ。

その眼と眼を合わせ、語り合う。

 

その眼で語るのは

ただただ

輪廻する命

回る歯車

時を、世紀を経ても

ここに来て。

 

ただただ

見つめて

その眼を

必ず探し出す。

 

さようならなんて言わず

あらゆる人生で

共に、幾多の人生で

ただただ

隣にいて────

 

 

 

 

交わる高杉とヒナタの刃、散る火花

高杉は右手の剣を踏み込んで剣を左薙ぎ、ヒナタの命を攫おうとするも、ヒナタは紙一重で一歩退いて回避。

そのまま背後に足を踏んで体に勢いを付けて高杉に剣を振り下ろすヒナタ。

 

高杉は背後へ跳躍してその重い剣を回避する。

地面へ衝突する剣は地面を砕きその瓦礫を巻き上げる。

するとヒナタの頬には浅い斬り傷が出来てピュッと血を出す。

高杉は笑みを浮かべながらヒナタを睨む。

 

────その頬の軽い傷は、泡の篭る煙を拭きながら瞬時に回復し綺麗に消える

 

それを拝む高杉は

「流石は地球のアルタナを吸った夜兎の娘だ。

アルタナを持ち過ぎる「変異体」でもなく、それ無しでも生きていける。

どこぞの「化けガラス」と違ってまだ人間味がある回復だ」

と笑みを絶やさぬまま口走る。

すると高杉はまた口を開き「いや、瞬時に回復するだけ人間じゃねェか」と彼女を少し侮辱する。

 

するヒナタの眼の周りには血管が浮かび上がり「白眼(びゃくがん)!!」とその力の名を口にする。

更に続けて

「不死者ではないけどね。不老ではあるけど。

そのアルタナでの回復力に加え、この白眼・「仙」

360度全てに視野を広げ、それに加え体内での血流を見極め敵の動きを見切る。

更に夜兎独特の怪力と頑丈さ。

そして「松陽先生」の元で磨いた剣技

あなたに万に一つも勝ち目はない」

と高杉を見下げる。

 

すると高杉は剣を構えて笑みを浮かべ「さぁな......、そう簡単には俺は......、俺の首は取れねェよ」

とその冷笑に篭る殺意を零した。

突進する両者────

 

隣の船艦から戦場をフリーザと共に見下ろす謎の戦士は「あの女、乗り込んできた」と口走る。

フリーザは既にヒナタの存在を認識しており「あの小娘、夜兎か?それにしては剣を持っていますが...」とその存在を少し珍しく思う。

だが不敵の笑みと共に「捨て置きなさい。高杉さんの手に負えない訳でもありませんし、どうせ、すぐ死ぬ定め」

彼はただ一人、孫悟空しか頭にない。

復讐の炎をたぎらせて、今は戦争を静かに見下ろしている。

 

するとフリーザの隣に立つ彼と全く同じ様相だがその姿は完全な銀色。

フリーザと同じ声立ちで「もう余興には飽きた。俺が全てを消してやる」とその冷徹な声を発した。

フリーザは笑みを浮かべながらその牙を光らせる彼を

「ならばみな殺しにしてしまいなさい。

あなたなら容易い事ですよ、アイス────」と更に燃え上がらせる。

 

アイス

 

そもそもこの戦いの元凶を作った張本人。

ゆとりだった彼、それが今フリーザと同様の殺戮を連想させる威圧を放っている。

すると不敵の笑みを浮かべ殺意を散らすその男は両手を握りしめて身体を白いオーラに包み込む。

炎の様に立ち上るそのオーラは更に激しく輝き、その圧倒的な戦闘力を恐怖として戦場へばら撒く。

 

戦争を繰り広げる全ての勢力は震撼する

その圧倒的で絶望を伴う強大な力はピッコロらの軍の戦士から希望を奪い取る。

全員の眼がフリーザ達が立つ船へ向かう。

 

傷つき、疲労する戦士達の心に、光は残されない

超サイヤ人3すら消し兼ねない、神砲

圧倒的な兵力の差

大将たちの歴然の差

そして本来の戦士たちがいない。

 

これだけで彼らにとっては無理の多い戦いだったにもかかわらず、今度はこのとんでもない戦闘力の戦士。

絶望する戦士たち、ピッコロですらその身体は竦んでいる。

彼と対峙する阿伏兎は「おー。あのガキが出るかー。こりゃもうこの戦い終わるな」と勝利を確信しまるで他人事の様に口ずさむ。

 

するとそれに怒るピッコロは「ふざけ......「!?」と言おうとした瞬間、その眼前には笑みを浮かべたアイスが現れた。

ピッコロは「き、きさま!!」焦り後退しようとすると、その腹に既にアイスの拳が直撃している。

 

それをやっと認識したピッコロは「く、くそったれめ」と怒りと悔いを込めた言葉を零しながら、その意識は遠退き体は地面へ仰向けに倒れる。

 

戦況は完全に変わる

 

ピッコロも倒れ

人造人間も天津飯も夜兎の前に倒れ

ヤムチャとクリリンも完全の疲労して倒れた。

新八と神楽は激しく疲労し鬼兵隊に若干押されている。

 

ブウは先の一撃で万斉を倒しており、鬼兵隊殲滅に向けて動いている。

夜兎はヒナタの兵士の半分が止め、残り半分と悟天とトランクスがフリーザ軍を壊滅に追い込んでいる。

 

敵側の勢力もまた

鬼兵隊はブウとの戦いで激しく消耗し、死者も多く戦闘不能のサムライが続出。

フリーザ軍は戦闘力が上がったにせよ戦い方はてんで素人なため、ヒナタの兵士と悟天とトランクスに既に壊滅状態にされている。

 

夜兎のみが数人の戦闘不能者以外、被害が無く根強く戦場に残っている。

だがそこにヒナタの兵士が夜兎を囲い、その体制を維持する形で夜兎達と攻防を繰り広げている。

 

その戦場に降り立つアイス。

全ての終わりを告げる鐘の音が今鳴り響く────

 

続く......。

 

 

 

───────

 

戦況まとめ

 

地球

 

高杉、フリーザ、神威、阿伏兎、万斉、アイス

&

鬼兵隊

(30人)

&

第七師団

(190人)

&

フリーザ軍

(20人)

 

敵軍総勢 246人

vs

自軍総勢 118人

 

ブウ

(分身14人)

&

ヒナタ

(兵士100人)

&

新八、神楽、悟天、トランクス

 

詳細

 

フリーザ軍

(20人)

 

vs 交戦中

 

悟天、トランクス

 

夜兎

(190人)

 

vs 交戦中

 

ヒナタの兵士100人

 

 

鬼兵隊

(30人)

 

vs 交戦中

 

ブウ分身14人、新八、神楽

 

万斉 vs ブウ

勝者:ブウ

 

船艦にて

高杉vsヒナタ

 

 

 

惑星「凛砂」

 

孫 悟空

(超サイヤ人2)

vs 交戦中

うずまき ナルト

(尾獣化&九喇嘛&仙人モード)

 

坂田 銀時

vs 交戦中

黒崎 一護

(卍解状態)

 

ベジータ

(超サイヤ人2)

&

悟飯

(超サイヤ人2)

&

未来トランクス

(超サイヤ人2)

vs 交戦中

獣軍隊 カイドウ乱入?

(500人)

次回予告

第45話「全力の死神」

7/27 朝10時更新予定

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