J.Army   作:Gintoku

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第6話「6人のサムライ」

J.Army W.S. DB×銀魂

6ドラゴンボール×銀魂 夢のクロスオーバー

トキの守護者篇

第6話 「6人のサムライ」

 

灰色の空。地面からモクモクと煙が立ち上り、空を灰色に染めている。

日輪が厚い雲の上で輝くが、死の戦場に光は差してこない。

地面は死体だらけ。得体の知れない生物、侍などとんでもない量の死体がそこら中に転がり地面を血で染める。

 

そこら中に鳴り止まない爆撃音、悲鳴、雄叫び、刀で斬られる音、銃声。

ノイズの様に聞こえて来る。

そこに男が1人。黒いロングコート、胸からボタンがあいてる黒いシャツ、黒いズボンに身を包み、天然パーマのややボリュームのある黒い髪、前髪で左眼が隠れ、赤い返り血に塗れ、血に塗れた剣を右手に握りしめ彼を中心に死体だらけの地面にその男は立つ。

その男は、血を水の様に黒い服に浴び、容赦なく敵を狩る姿は正しく夜叉ーー

黒夜叉と恐れられた男、ジャック。

 

そして彼に向かって歩いて来る男が1人。

銀色の髪に血を浴び、戦場を駆る姿は正しく夜叉ーー

白夜叉と恐れられた男が、黒夜叉の前に立つ。

白夜叉。

黒夜叉。

2人の夜叉がこの攘夷時代で、向き合う。

どこか、2人の眼はどうしようもない敗北感と絶望を見据えていた。

彼らの髪を靡かせ、戦場の空気を伴う風は吹き抜ける。

 

「ジャックさん!!」

ふとジャックが眼を覚ます。ここは何も無い荒野。

悟空達6人が攻撃を仕掛けてくると予知したジャックの部隊は彼らを迎え撃つ準備を整えており、万端。

そんな中ジャックはいつの間にかうたた寝してしまい、過去の夢を見ていた。

忌まわしい過去の夢を。

 

ジャックの肩に手を置き「どうした」と声が1人。

白色の袴に赤い紋章の様な模様があり、袴の下に黒色のズボンと黒い長靴、ストレートの肩まで長い緋色の髪。前髪でその顔は覆われている。

剣を腰にぶら下げ声は低く、無愛想な表情。

ジャックはその男へ向けて「てめェか、龍馬」と言う。

ジャックは笑みを浮かべ「なんでもねェよ、昔殺した哀れな男を思い出しただけだ」と口走ると龍馬は「そうか」と言って立ち去った。

 

そして兵を纏める男が1人。身長250cmに巨漢の身体。

その巨体は脂肪ではなく筋肉。

スキンヘッドで上半身は裸、下半身は白色の短パン一つ。靴も履いていない。

スキンヘッドの頭に牛の角様な物がある。

名を牛鬼。「纏まれェェェェてめェらァァァァ!!!!敵は今にでもせめてくるぞおおおお!!!!!!」と力の入った声で200人の兵士を纏める。

兵士はどれも全身鉄でできた白色の鎧の様な物を身に付け、手には夜兎独特の白色の傘を持っている。銀時等の世界で夜兎が身に付けてる中華服のマントの様な物を、白色で身に付けている。

これが、白夜兎。

 

それを拝むジャックの左眼は突然疼く。ジャックは左眼に手を添えて笑みを浮かべ「どうやら予定が早まったらしいな......」と言って、眼前にある崖の上を見て「銀時ーー」と口にする。

 

崖の上に立ち、悟空を中心にルミネ、ベジータ、銀時、新八、神楽の6人がジャックの部隊を見下ろす。

悟空は身体中が傷だらけ、頭から血が出て左右の頬に線を描き通っている。

銀時も身体に所々血飛沫に塗れ、頭から出た血が顔全体に合計5本の線を描き通っている。

銀時と悟空は戦いのダメージが身体に残っているのだ。

ルミネは白いワンピースのドレスに身を包み、両手には短刀を持っている。

新八も木刀を手に持ち、神楽も傘を握りしめベジータも身構えている。

 

銀時は舌打ちして「やっぱりあの兵士共、傘の中に強力な光線銃を持ってやがる......。遠距離からあんたらの気弾系の攻撃を仕掛けてもあの鎧に弾かれ、光線銃で全員おだぶつだ......。やり合うなら肉弾戦しかないってこったね」と相手を即座に分析する。

悟空は笑みを浮かべ「別にいいさ......、オラ達は元々肉弾戦のために来てんだからよ」と答える。

 

そして銀時はこちらを笑みを浮かべて睨み付けるジャックと目が合い「やっぱり野郎か......。地獄から舞い戻って、決着を付けに来たか......。龍時(りゅうじ)ーー」と銀時の眼は鋭くなり、笑みは戦場を狩る獣の様なそれを連想させる。後半の言葉はまるで獣の呻き声の様な声で言葉を発した。

 

悟空達は崖の上から大量の岩を用意しており、それをジャックの部隊へ目掛けて落とす。

兵士が全員光線銃や傘で切り裂く等の攻撃で手が塞がり、上の6人は笑みを浮かべながら崖から飛び降り、悟空とベジータとルミネは即座に降りたち、気弾や打撃で兵士を何十人も蹴散らす。

そして万事屋の3人は、ズザザ!!と滑りながら山を降りていき兵士達の光線銃をかわしながら地面へ着地

悟空達の攻撃を受けてもまだ立ち上がる兵士を一気に斬りつけ、攻撃の第二波を与えた。

万事屋の攻撃で今度こそ何十人も倒れ、6人全員が背中合わせになり、彼らを中心に全兵士が立つ。

 

静まる一帯。

6人が全員汗を流し、ベジータが「集団戦か......、セルの子供と戦った時以来か」と言うと悟空が「そうだな」と言う。

銀時は「ぼやぼやしてんな......、全員持ってるもんはパンツの中まで捻り出さねェと生き残れめェよ」と汗を流すも笑みを浮かべて口走る。

新八も苦い笑みを浮かべながら「こんなんじゃ骨で帰れればいいとこっすよ」と口にすると「なに言ってるアルか......。給料貰うまでは死んでも死に切れないネ」と神楽が言う。

 

そんな彼等を見てルミネは笑顔で「私が言えるのはあなた達とこの場に立てて嬉しいです......。生き残りましょう......。それぞれに帰るべき場所があるから」と全員に意気を付け、力が入った銀時は「生き残るのは鉄屑の兵隊か、この6人のサムライか......。行くぜェェェェェェェェ!!!!!!戦闘、開始だァァァァァァァ!!!!!!」そして戦いの火蓋は切って落とされたーー

 

続く......。

 

 

次回予告

 

第7話 「戦乱」

 

 

 

 

 

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