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J.ARMY 第2章
「F」復仇戦争篇 第45話
宿命激闘篇
第69話「志し」
互いに足を向け、仰向けに倒れる両者。
銀時、高杉
倒れても尚二人の笑みは尽きない。
震えながら徐々に上半身を起こして行く二人。
ゆっくりと互いに不敵の笑みを向けながら、疲れのあまり中腰ながらも二人は立つ────
二人の怪我も戦う前より一層増えている。
銀時
右側頭部から流血しその血の筋が右頬を通り、更に右側の前頭部から流れた血が右頬で交わってより太くなり通る。
左頬の前頭部からも細い血の線を流し、左側の頬骨あたりで止まっている。
左側頭部から三つほど血の筋が通り、左頬の傷で交わって一つの太い線となり、傷を通ってやや太くなってまた三つに分裂し、下顎まで伸びている。
左腕と、胸の中心に浅い切傷がある。
左頬全体に赤い痣があり、口と鼻から血を流している。
左手と左肩には風穴があり血を流している。
高杉
両側頭部から流血しており、太い血の線が両頬に二本の血線の模様を見せながら下顎を通る。前頭部からも血を流し鼻の右側を通る。
右こめかみには痣があり右眼まで伸びている。
その痣から裂けた皮膚からも血線を流し右側頭部の流血の線と交わりより太くなり下顎へ辿り着いている。
彼も左肩に刺し傷がある。
息を荒げる両者。
細む眼でまだお互いを睨む。
限界を告げる笑みもまた、修羅を連想させる。
前へ一歩踏み出て互いに右薙ぐ剣。
ガギン!!!!
火花を散らし、その衝突音は周囲を駆る。
だが、高杉のパワーが上回り、銀時の剣と共に己の剣を地面へ振り下ろす。
体制が歪み跪く銀時の顔面を右足の先で思いっきり蹴りつける。
背後へ少し飛ばされる銀時の背中は地面へ何度かぶつかり、その摩擦で停止する。
跳躍し倒れた銀時へ空から迫り来る高杉。
傷の痛みを堪えつつ「うォォォォォ!!!!」と吠えて立ち上がった銀時は高杉を迎え撃つ。
高杉は両手で剣を強く握りしめ、落下の力と共に増した攻撃力で銀時へ振り下ろす。
銀時はただただ笑みを浮かべる。
剣が地面へ衝突し塵を巻き上げる。
銀時は斬り裂かれた。が、その現実を否定する様に高杉の眼前に迫る木刀の刃。
高杉も笑みを浮かべ、振り下ろした剣の柄を眼の前に翳し木刀の刃を受け止める。
高杉の右横から彼の顔面へ剣を左薙いだ銀時、跪きながらもそれを剣の柄で受け止めた高杉。
眼を見開いた二人の修羅の視線が合う。
そのまま逆手持ちの剣を振り上げ、銀時を斬ろうとする高杉。
だが銀時も力を込め剣を薙ぎ切ろうとし高杉を斬ろうとする。
駆け巡る衝撃
爆心地には剣を薙ぎ切った体制の銀時、剣を振り上げた体制の高杉。
高杉の腹が浅く横斬られ、銀時の左肩が斬られる。
「「おおおおおおおおおおお!!!!!!!!」」
殺す
その一心で二人は斬り合う。
銀時が剣を振り下ろすと高杉が剣を上へ翳して止めそのまま銀時の剣を弾く。
そのまま高杉が剣で銀時の顔面を突く、反射的に銀時が剣を右薙いで高杉の剣を弾く。
それに便乗し銀時が剣を振り下ろして振り上げまた左薙ぐ。
高杉は二つの斬撃を止めるも、左側から迫り来る銀時の剣。
剣を左脇へ寄せ鋒を地面へ向け、剣の刃で銀時の木刀を受け止める。
宛ら銀時の腹に右蹴りを入れる。
そのまま身体が前へ来た銀時の顔面に右側の肘を打つ。
顔面から血を吹きながら、背後へ倒れ込む銀時にそのままの体制で一番斬り易い右斜め下に高杉は右手の剣を薙ぐ。
だが倒れる銀時は眼を見開き先にその斬撃に気付いていた。
高杉の前へ一歩踏み出た左足の膝に自分の右足を置き、自分が背後へ倒れる力に自らからも力を加え、左足で高杉の顎を蹴り飛ばしそのまま後方回転を成功させる。
いわゆるバク宙蹴り。
だが銀時も着地が上手く行かず仰向けに倒れ、高杉も口から血を吹きながら仰向けに倒れる。
「「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はっ」」
息を切らす両者の眼は、前髪の影で見えない。
震える身体を、歯を食い縛りながら起こす二人。
何とか立ち上がった二人。
血を流しながら互いを睨む。
将軍暗殺事件
その際に二人は一度死闘を繰り広げ、全てを曝け出した。
「まだ止まらねェか......
もう復讐にしか興味がねェフリーザ(バカ)と組んでまで、何がしてェ
何の世界を壊してェ」
銀時は高杉の意義を問う。
笑みを浮かべ
「もう俺の復讐の標的はてめェじゃねェさ......
俺の壊してェ世界は、何れ誰もが知る
だから、今俺がはっきりさせて起きてェのは......
246勝246敗1引き分け
俺とお前、どっちが強えかだ」
銀時は感じた
違う
高杉の眼に狂気はあるが、それは何かの目的のため
将軍暗殺事件、伊賀での対決の際、彼の眼にあった全てを壊す衝動
今、彼は何かの目的のため、何かを見据えた
自分が"敵"じゃない。
銀時は笑みを浮かべ「上等だ」と呟き、二人の宿敵は互いへ突進する────
凸凹した細長い岩山。
30mの高さはある。
それに跳躍しながら徐々に登り詰め、銀時と高杉は斬り合う。
激しい剣撃の攻防戦を、聳え立つその細長い岩山の頂上まで繰り広げる二人。
眼に止まらぬ速さで頂上に登り詰めながら火花を散らす斬り合い。
血が舞う中、天辺まで到達した二人。
その一瞬、岩山の天辺を挟んで二人は睨み合う。
二人の剣撃の衝動で崩壊する岩山。
高杉と銀時も地面へ落下し始める。
だが体制を崩さず空中で剣を振り、すれ違う二人。
銀時の左脇が斬られ高杉の右膝が浅く斬られる。
崩壊した岩山の巻き上がる煙。
周囲を覆い尽くす。
二人が地面へ衝突した音が煙の中から轟く。
煙が晴れると、疲労のあまり落下の衝撃で気を失い、互いに足を向けうつ伏せに倒れた銀時と高杉。
二人の剣は、互いの横の地面へ突き刺さる。
静まり返る一帯
起きる気配を見せぬ二人
相打ち────
続く......。
────
戦況まとめ
自軍
戦闘不能
ピッコロ、17号、18号、クリリン、ヤムチャ、天津飯、ヒナタ、悟天、トランクス
戦死者
魔人ブウ
避難完了
戦闘中
悟空、ベジータ、銀時、悟飯、未来トランクス、ヒナタ兵士(32名)
敵軍
戦闘不能
鬼兵隊 118名
戦死者
フリーザ軍全兵、鬼兵隊 112名 第七師団 8名
阿伏兎
避難完了
戦闘中
フリーザ、アイス、高杉、神威、第七師団
自軍vs敵軍 戦況
超3孫 悟空 vs 第五形態 フリーザ
高杉 晋助 vs 坂田 銀時
アルティメット孫 悟飯 vs 神威
アイス vs 超2ベジータ
引き分け?
超2未来トランクス・ヒナタ兵士40人 vs 第七師団 177人
技壊とは?
鋭い一撃の攻撃により悟空達のような超人に攻撃が通る戦闘技術。
技ではなく一種の対超人用戦術
使える人
銀時・高杉・阿伏兎・神威・夜兎族・鬼兵隊
などなど銀魂の人間は全体的に使える。
因みに人間vs人間でこれを使えば、当たれば虐殺出来るが、隙が大きい。
悟空達の様に、戦闘技に弱い人には使えるが、同じ戦闘技の人には使えばこっちが隙が大き過ぎて殺される恐れがでるから。
次回予告
第70話「君と言う男」
10/12 朝10時更新予定!