という訳で今回は才人が主体です。
どうやらルイズは才人を無事に呼び出せたようです。
はじめに断っておこう。平賀才人は転生者ではない。
だが、我々の知る原作の才人でもない。
何せ彼の父親は平賀スティーブン。要はセ◯ールなのだ。魔改造されない訳がない。ついでにいえば、幼い頃からの交友関係により多少の騒動には慣れている。
だからこそ、彼は冷静であった。
ー例え、『変な鏡に触ったせいで異世界に来た』と理解していてもだ。
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先程も言ったが、平賀才人の人生は平凡とは程遠いものだった。
『武術の心髄は生きること、即ち食す事だ。だから全ての食材に感謝を込めて拳を奮え。そうすれば、きっと違う世界が見えてくる』
と、何かが違うとんでも理論を幼少の頃に叩き込まれた才人は、幼稚園の頃に知り合った悪友である上条当麻や鈴科百合子、兵藤一誠達と共に『平賀流世軽拳』の習得に励んだ。
その結果、彼は謎の能力を会得した。
それは彼が8歳の時だった。いつも通りに手刀の練習をしていると、手刀を振り下ろされた空間が裂け異次元へと繋がったのだ。
彼は慌ててスティーブンに報告した。
ー父さん、オレ空間切り裂いちゃった!ー
と。
するとスティーブンは切り裂かれた空間を見てから、頷くと同時にこう答えた。
ーようやく辿り着いたかー
と。
後は旨くコントロール出来るようになりなさい。そうすれば色んな世界を見る事が出来るぞ。と言いながら、まるで撫でるに切り裂かれた空間を閉じる父の姿を見て、才人は幼いながら直感した。
コレ、ダメなヤツだ、と。
才人は慌てて悪友達の元へ向かった。『世軽拳はダメだ、取り返しのつかない事になる』と伝える為に。
しかし、世界は才人に優しくなかった。悪友達3人は既に能力に目覚めていたのだ。
才人は膝から崩れ落ちた。実は悪友の内二人は転生者で、もう一人は無自覚ではあるが世界が転生者に対して抵抗するために産み出した抗体だったのだが、彼にそんな事情がわかる筈もなく、才人は世の中の無情さを恨むのだった。
それから一年後、才人はクラスメイトが魔導師になったり、スタンドに覚醒したり、何処からともなく武器を射出したり、父親が謎の生物の間接を外したり、父親が不審者の手首を折っていたり、父親が喫茶店のマスターと人智を越えた対決をしてたり、父親が異世界から色んなグルメ食材を取り出したりと、更に常識から外れた事件に巻き込まれるのだが、その時の彼がそれを知る由はなかった。
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繰り返し言うが平賀才人は転生者ではない。
だが、ある意味では転生者以上に巻き込まれ体質であった。
だから、目の前のピンクブロンドの髪の少女に翻訳術式を発動してから話しかけた。
『此所は一体何処だ?』
と。
才人は犠牲になったのだ。カオスの犠牲にな。