死の神   作:うニャーは猫さん

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本編スタートです。


異世界の神2

1)気付かぬ者

高畑・T・タカミチ、麻帆良学園女子中等部2年の教師で有り、世界有数の戦闘実力者、魔法世界

にも顔が利く存在で有る。

そんな、タカミチの授業前のひと時、世界樹広場のベンチにての一服タイム。

『今日もいい天気だ』と思いながら、何気なしに登校する生徒達を見ると同時に一瞬固まる。

 

生徒には見えないいでたちの少年が一人。

 

皆と一緒に歩いて来る。ただ、周りの生徒達に違和感はないのか?と言うか気付いてないと言った

方が正しいのか?至って普通である。

『認識阻害の魔法か?幽霊?』とタカミチは思ったが、その少年に『魔法おろか気すら感じない』

とても奇妙な光景に見える。

その少年は、タカミチの前を静かに通り過ぎ学校への道を進んでいった。

特に悪意や、敵意は感じないがでもなにが引っかかる物が有る。

 

声を掛けようと後を追ったがその少年を見つける事が出来なかった。

あんな目立つ格好をしているにも係わらず・・・・。

『明日もこの時間にここに来れば合えるかな?』とタカミチは考えた。

次の日、昨日と同じ時間、タカミチはベンチに座りあの少年を待った。

 

すると、昨日と同様に白いマント・巨大な大鎌を持った少年が此方に来る。

そして、タカミチはその少年に声を掛けた。「僕は女子中等部の教師で高畑・T・タカミチと言

うが、君はどこの生徒なんだい?」

 

不意に言葉を掛けられた少年は驚いた様な顔をしたが

「男子中等部2年アルフィン・ノースと申します」との一礼して返事が返って来た。

 

ごく普通な答えに少し驚きつつもタカミチは少年の格好について聞いて見た。

すると少年は「これはコスプレ部の衣装です。勿論この鎌も偽物ですよ」

と実際現物を見せて貰ったが、木の棒にダンボールで峰を作りアルルイールで刃を付けた物だった。

特段問題は無いのだが何か腑に落ちない奇妙点がある、なぜ他の生徒は気に成らないのか?

毎日見ているからなのか?特段気に成らないのか?と疑問が起こる。

「なぜ、他の生徒はキミの事を気にし無いんだい?」と少年へ、少年は少し俯きながら「僕・・・

影が薄いんで・・・」とボソリと一言。

 

そして、授業開始前のベルが鳴る。「高畑先生、僕授業行きますので」と言い走り去って行っ

た・・・。

校舎へ走る少年を見送りながら戦場で生きた一流であるタカミチの感が

 

『あの者に嫌な匂いがする・・・たとえるなら血の濃い匂い・・・・・・。』

取りあえず今は危険はなさそうだし、名前・学年も分かった事だ、後で学園長に確認しようと思い

自分も自らの担当する教室へ向かうのだった。

 




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