2)問題なしは問題ありな者
ここは 麻帆良学園学園長室、近衛近右衛門の所にタカミチが来ていた。
あの少年、男子中等部2-A アルフィン・ノースの事を訊ねに来たのである。
「アルフィン・ノースのぅ」書類を見る近右衛門。
特段問題が有りそうにも見えんがのぅ。」成績も優秀上位だし、問題を起こした事も無い、それ
に魔法関係者との報告も無い、本当に単なる一般生徒ととしか結論が出ない。
その旨をタカミチに伝えるが、近右衛門自体も何か気に掛かる物が有る。
「高畑先生、これは少し調べて見るしつようが有るかものぅ。」
「間者だとしたら問題が有るからの~」
タカミチも自分が感じた違和感を思いその言葉に同意する。
まさしく、タカミチも近右衛門も一流、超一流も魔法世界の住人である。
しかし、まだ今の時点では藪から蛇ならぬ、藪から化け物以上な物が出てくる事になるとは夢共
付かなかったのである。
気が付かなければ良かったのだっだ・・・・・。
数日間、近右衛門とタカミチは謎の少年、アルフィン・ノースの行動をひそかに監視していた。
彼は学園近くのアパートで一人暮らしをしている。書類に寄ると両親が外国で事故死したらしく
天蓋孤独の身の上の様だ。
タカミチも戦災孤児の一人その辛さは分かる。だが、彼には仲間がいた仲間達が居いたからこそ
生きてこれた。
でもこの少年には仲間いや友達すら居ないようだ。授業中・休み時間・放課後。特段、彼に話し
掛ける者もいない、まるで村八分。いじめの様に・・・・タカミチは少し悲しい気がした。
それ以外は毎日監視をしてきたが特段の問題すら起きなかった。
一週間後、タカミチは学園長室で近右衛門と話合いこの少年は問題無いと判断した。
ただ、アルフィン・ノースが言っていたコスプレ部は存在するが在籍しては居ない、極端にその
存在が薄いかいじめに有っていると言う事で決着が付き、〝間者”としてのこの話はお開きとな
った。
その後、数週間が過ぎた頃麻帆良の毎年の定例事件は起こった。
3話目です。チョット短めで済みません。
誤字・脱字・意味・送り違い等が有れば直します。
宜しく御願いします。
次回は、設定です。