死の神   作:うニャーは猫さん

6 / 7
エバさん好きな方御免なさい。


異世界の神5

4)気付いては成らぬ者?

エヴァンジェリンの声に教師陣・生徒達が振り向く、ここに来て初めて少年に一同が気付いた、

教師陣達は慌てる『一般人用の人避けの結界は張っていたはず』なぜここに見知らぬ生徒が居る

のだろう。すでに敵側の間者が入り込んだのだろうか?緊張が走る。

エヴァンジェリンはその得体の知れない少年に再度「お前は何者だ」と言った。

すると、その少年は少し面倒臭そうに「相手の名を聞きたいので有れば、まず自分から先に名乗

るのが礼儀ではないか?自ら先に名乗れぬ者に名乗る名は無い」と逆に言い放った。

周りの者は冷や汗をかいた、相手はあの〝闇の福音”である。エヴァンジェリンはこめかみに青

筋を立てながら「エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルだ!」と言い返した。少年もそれを聞

き「男子中等部2年アルフィン・ノース」と一礼をして名乗りを上げた。

だが、エヴァンジェリンはその名乗りには納得がいかず再度「貴様は何者だ」と面白いおもちゃ

を発見した様な瞳を輝かせ問いかける。

タカミチはここで間に入って「この少年は男子中等部2年のアルフィン・ノースで間違い無い。

一般人だ」とエヴァンジェリンに言ったが納得しない、自分が抱いてたモヤモヤ感をエヴァンジ

ェリンも感じたのだろうとタカミチの思った。

周りの視線がこの二人に注がれる・・・・・。

 

その時であるアルフィン・ノースの不陰気が一瞬でガラリと変わり「卿に答えるしつようは無い、

聞きたくば我を倒してから聞くが良い、吸血鬼よ」と言う。

『なぜこの少年はエヴァンジェリンが吸血鬼だと知っているにか?』とタカミチは疑問に思った。

 

それとは裏腹にエヴァンジェリンは黒い笑みを漏らし臨戦態勢に入った。

魔法を放った様に見えたと同時にエヴァンンジェリンは一瞬にて後方吹っ飛びそのまま気絶した。

彼、アルフィン・ノースの右手には太刀が添えられており気絶しているエヴァンジェリンの元ま

で行きの、その喉元に切っ先を付き立て様としている。従者の茶々丸さえ動けない、長年戦場を

渡り歩いているであるタカミチでさえも見えない一撃だ。

それは同じ剣撃を主体とする鳴神流の使い手で有る葛葉刀子にも言える事だった。圧倒的なスピ

ード・剣の重さ、あの〝闇の福音”でさえ瞬時に戦闘不能にする力、背筋が凍る思いがした。

エヴァンジェリンに最後の一太刀を与えようとするアルフィン・ノースにタカミチは「待ったー

」の一言。

 

時間が止まる。「ふん、吸血鬼良かったな」事もな下げに言いうアルフィン・ノース。

不意とは言えあの〝闇の福音”が瞬殺された。それは魔法世界に関係する者にとって驚愕の事態

であった。

 

高音は心の中で『キャー』と歓喜の声を出していた。

忌忌しい〝闇の福音”を瞬時に撃退した少年に興味を持った。

手を止めたその少年は、興味を失ったかの様にエヴァンジェリンから離れ歩き始める。

また存在が薄くなり始めてきたので、近右衛門が少年に声を掛けた「わしはこの麻帆良学園の理

事長で近衛近右衛門と言うが少し聞きたい事があるが良いかな?」近右衛門もタカミチも拒否さ

れると思ったが以外と素直に応じてくれた。

 

タカミチが「僕の事覚えているかい?君と一度通学路で会った女子中等部教師の高畑・T・タカ

ミチだよ」アルフィン・ノースは抑揚の無い声で「覚えているよ、この頃こそこそ嗅ぎまわって

いた人だね」タカミチ達の行動はすでに気付かれて居た様である。タカミチも近右衛門も細心の

注意を払って監視していたはずなのに。

 

「で、何が聞きたいのですか?」との少年の言葉に「君は何者だい?エヴァンジェリンの様に力

ずくは嫌だから任意でだけどね。アルフィン・ノース君」とタカミチ。

その時からこの少年を周りの教師陣・生徒達もまた彼を認識出来る状態になり視線を正体不明な

少年に向けていた。その視線を気にすることも無く「男子中等部2ーA アルフィン・ノース。

昔我が配下の者が受けた恩をこの樹に返すべく今この場所に来てる」

 




今回は少し長くてよかった・・・・汗”

誤字等有りましたら、言って下さい(短!)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。