私の報復法~私今、地獄にいます。~   作:柊 九十九

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お気に入り登録7ありがとうございます。
訳あってなかなか投稿できず、もやもやしてましたがやっとできました。
もう完全に原作とはかけ離れていますが、
書きたいものを書いただけで、
鬼灯として読んでるとおかしいと思われます。
ご注意ください(笑)


第3話

私はあいつらとは違う。

 

美人で勉強もでき、おまけに金持ちという

有り余るほどの運を持ち、すべてに満ち溢れていた。

 

私の名前は西園寺麗香。

西園寺高校の2年Ⅰ組の学級委員長だ。

名前の通り、西園寺高校は

父が私のために建てた女子校だ。

 

私はクラスの中心でみんな私を信頼してくれている。

だから私の気に入らないやつはみんなが私の言うとおりにしてくれる。

 

        どんなことでも…

 

だけど、だからどこでしくじった?一体どこで…

 

この前、私のクラスの奴が自殺した。

成香は変な奴だからいじめてただけなのに…

 

        弱い奴。

 

あいつのせいで担任に散々叱られた。

ま、その担任は父に辞めさせたけど。

だって私は悪くないもん。

勝手に死んだあいつが悪い。

 

だからどうして、

どうして私は

        死んだ?

 

波多瀬成香が死んだ後からだ、

クラスの連中の態度が変わった。

 

成香と一緒にいじめていた奴らが私をはぶいてクラスのみんなとしゃっべっていた。

 

「ちょっと、おかしくない⁉」

 

私はみんなに言った。

 

するとあいつらが言い返した。

 

「麗香ちゃん、もう止めようよ。」

と、

 

もう…止めよう⁉

どういうことだ⁉

今までいじめていたのはお前らだろうが‼

 

         ふざけるな

 

「何言ってんのよ‼

今までだってそれで平和を保ってたじゃない‼」         

気が狂ったみたいに怒鳴っていた。

 

「麗香ちゃんはあれが平和だと思っていたの?」

 

「何なの?違うの?」

 

「私たちは…苦しかったんだよ?

気づかなかったの?」

ある女子が涙目で訴えた。

 

「苦し…かったの?」

 

みんながうなづいた。

 

「はぁ…」

私はため息をついた。

 

「あんたらは?」

私はいじめられてた奴らを指さして言った。

 

するとそいつらは顔を見合わせ、ある女子が前に出てきて言った。

 

「もしかしたら、私たちも成香ちゃんと同じこと、してたかもしれない」

 

「自殺ってこと?」

 

そいつらはうなずいた。

 

「お前らなんかがいるから…お前らなんかがいるから

私の城が…壊され…」

私はハッとした。

 

「城?麗香ちゃんはこのクラスを城と思っていたの?」

 

「あ…いゃ…」

 

「じゃあ何?私たちは下僕?」

 

「そういうこと言っ…」

 

「そうだったんだ。へぇ…わかったよ。」

 

「な、何がよ…」

 

「あんたの言うことなんかもう一生聞かないわよ‼」

 

「あっ…あんたぁあ?

いまこの私をあんたって…」

 

「そういうところよ」

 

「?」

 

「自分のこと女王とでも言うかのように私たちの事散々こき使って

陰でほくそ笑んでるあんたが本当は大っ嫌いよ‼」

 

何だよ…ここは城なんかじゃなかったのかよ

もういいやこんな城

 

死んでやる 死んじゃおう

         死んでやろう

 

その時私はその場所から逃げ出し、屋上へ行った。

 

そして成香と同じ方法で

 

         死んだ。

 

すべてはあいつのせい。

 

         波多瀬成香




シリアス展開にちょっとどういうストーリーか
自分でも少しわからないです。
新キャラ登場に…というかほぼ新キャラ回ですが
次の回は脳内で考えてはいます。
次回も観ていただけると嬉しいです。

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