if~刹那君は新入生~   作:猫舌

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十連引いたら遂にエル姉さんがキター!
エル姉さんにお世話してもらいたいだけの人生だった・・・。


第13話

セツナサイド

 

 

あれから結局エシリアとの追いかけっこは僕達の勝利で幕を閉じた。と言ってもヨシュアに言われて棒立ちになりながら腕を広げてただけの僕に突っ込んで来ただけなんだが・・・。

撫でたらトロンとした顔で動かなくなったので無力化成功だった。ヨシュアに後を任せて僕とリオンは次の目的地へと足を向けていた。ごめんね、にーちゃん抹茶パフェが食べたいんだ・・・。

 

 

「さて、到着・・・チッ」

 

「なんで舌打ち!?」

 

「うるさいな。宝具叩き込むぞ」

 

「理不尽!?」

 

「そのへんにしとけ~」

 

 

先に目的地にいたメアとシャルに会った。同じ席に座って目的の抹茶パフェを頼む。五分もしない内に全員分のパフェが運ばれてきた。それを全員で頬張る。

 

 

「美味い!」

 

「これが抹茶か!苦味の中にある旨みが癖になるな!」

 

「う~ん!パフェ最高!」

 

「おお!これは中々・・・!」

 

 

各々の感想を述べながら手を止めない。リオンも初の抹茶に嬉しそうでなによりだ。手を進めて行くと、僕はふと気付く。

 

 

「あ、メアのだけ洋羹入ってる・・・ずるい」

 

「ふふっ。メニューをよく見ないからトッピングを見落とすのよ♪」

 

「むぅ・・・あむっ」

 

「ファッ!?」

 

 

そう言って僕に洋羹を見せつけて来るメアのスプーンを口に含む。やったぜ。

メアは一瞬驚いた表情をした後、僕が離したスプーンを見ながら紅潮した顔でぶつぶつと呟き始める。

 

 

「セツナとの間接スプーン・・・舐めるべきかそれとも保存?でもそんな事したら間違いなく他の子達が取りに来るし・・・やっぱり此処で」

 

「・・・シャル、なんかコイツ怖いんだけど」

 

「思春期だから放っておいて平気。それよりもほれ、あーん」

 

「いや同じ物じゃん。ま、良いけど・・・はむっ」

 

 

シャルに差し出されたパフェを食べる。うん、同じ味だね!

今度は自分の残りを一気に平らげ、食後のお茶を頼んだ。流石京都だ。皆美味い。

 

 

「そういやさ」

 

「ん?」

 

「昔、セツナがアタシの世話係してくれた時もこうして二人でぐーたらしたっけか」

 

「そうだね。一緒にゴロゴロしたり美味しいご飯食べたり」

 

「一緒に風呂にも入ったしな~。あと、同じベッドで寝たわ」

 

「懐かしいな~」

 

「んじゃ今夜アタシの部屋来いよ。セツナの抱き心地が恋しくなって来たし」

 

「他の女子が居るじゃん」

 

「あー・・・おっ!そういやセツナ一人部屋じゃん!」

 

「まあね。部屋分けまでぼっちにされたよ」

 

 

シャルの言葉に僕は軽く落ち込む。人数的に僕は入れなかったらしく、見事一人部屋になってしまった。その代わり、部屋からの景色は絶景だそうだけど・・・。そんな事を思い出していると、シャルが思い付いた表情で言う。

 

 

「アタシがセツナの部屋行くから鍵開けといて~」

 

「ん。分かった」

 

「そんじゃ決まr「ちょっと待ったぁ!」どしたメア?」

 

「どした?じゃないわよ!なに二人でしっぽり楽しもうとしてるの!?」

 

「しっぽり・・・?」

 

「セツナは知らんくて良い」

 

 

なんかシャルに撫でられた。これも久しぶりだな・・・。頭を撫でるといえばあの人は今どうしてるだろうか・・・。

僕がまだ冒険者になりたてだった頃、色々あって知り合った女性がずっと

 

 

『お姉ちゃんが、お世話してあげる♡』

 

 

なんて言って来て暫く一緒に居たなぁ。正直、初恋だった・・・。ダメ元で告白しようと思って声掛けたら・・・。

 

 

『もう、姉と弟の関係じゃ嫌なの!』

 

 

なんて告白する前に撃沈したし・・・。思わずその場から走り去ってそのままだもんなね・・・。その所為か元から苦手だった恋愛関係が更に苦手になったし・・・。ああ、人生ってままならないね。そんな事を思い出す僕を余所にシャルとメアの会話が進んで行く。

 

 

「別にそういう雰囲気とかならねーし」

 

「それでも年頃の男女が一緒に寝るのはどうなのよ!」

 

「だってセツナ抱き心地良いし・・・」

 

「私だって小さい頃に数回だけしか一緒に寝てないのに!」

 

「あとアイツの抱き癖で抱きしめられるとセツナも男なんだなって分かるわ~」

 

「ムキーッ!セツナ!私も行くからね!」

 

「え~、メアも来るの?良いけどメアは押し入れで寝てよね?」

 

「だからなんでそんな辛辣なの!?」

 

 

相変わらず面白い反応をするメアを見てゾクゾクする。僕って・・・S?この前もバイパーを酔っぱらわせた状態でメアの前で一発芸をさせてやった。内容は・・・

 

 

『布を床に敷く。そして触るとあら不思議!メアのm『死ねぇ!』おぶぅっ!?』

 

 

見事なボディーブローがバイパーに突き刺さった。それを物陰で見ながら爆笑したのを思い出す。なんとなくいじめたくなるよねこの子・・・。

 

 

「ま、冗談はこれくらいにして・・・」

 

「冗談のランクが高すぎるよ・・・」

 

「ごめんごめん。じゃあ風呂入ったら僕の部屋ね」

 

「う、うん・・・」

 

「なんか今の誘い方卑猥だな」

 

「変な事言わないでよ。此処にフローリアが居たらなんて言わr「私が、どうかしました?」・・・へ?」

 

 

昔からそう言った事に対してあまり良い感情を持ってなかった彼女の事を思い出していると、聞き覚えのある声が後ろからした。そこを振り返ると・・・

 

 

「お久しぶりです、セツナ♪」

 

「ふ、フローリア!?」

 

「はい。正真正銘貴方の"家族"のフローリアです」

 

「久しぶり!録音のルーン届いた?」

 

「ちゃんと届きました。楽しそうでなによりです」

 

 

そう言ってフローリアは僕に微笑む。彼女の笑顔を見るのも久しぶりだ。と言ってもまだ一ヶ月程しか経過していないんだけど・・・。

どうして此処に来たんだろうか?仕事かな・・・?

 

 

「そういえばどうして此処に?」

 

「はい。仕事の方も一段落したので旅行がてらセツナを追って来ちゃいました」

 

「ああ、京都に行くってルーンに・・・」

 

「だからつい会いたくなって・・・」

 

「まだ一ヶ月程しか経ってないけど?」

 

 

君僕と会う前一人暮らしだったよね?なんか行き先不安になって来たよお兄さん。

 

 

「ま、まあそれは置いといて。会えて嬉しいよ」

 

「私もです。セツナと別れてからずっと枕で濡らしてましたから」

 

「そこまで思ってもらえるとは嬉しいn「ですが・・・」・・・フローリア?」

 

「セツナは毎日女の子に囲まれて楽しそうですね・・・?」

 

「あ、あるえ・・・?」

 

 

なんかフローリアから黒いオーラが溢れてるんですけど・・・。フローリアはユラユラと動きながら言う。

 

 

「私はセツナが誰かの毒牙に掛かってないか心配で仕方なかったのに、セツナと来たら何人の子を落としたんですか?毎晩誰かとオーバーレイしてたんですか?」

 

「落としてないよ!?あとオーバーレイって何!?」

 

「む。何故かその単語を知らない気がしない」

 

「ごめんちょっと黙ってて」

 

 

リオンに言っていると、フローリアの視線は僕からメアとシャルに移る。あ、コレ前に《テトラ》に向けたのと同じやつだ・・・。

 

 

「ふふふ・・・貴女達がセツナを誑かしたんですか?」

 

「そ、そんな訳無いでしょ!・・・ようやく話せる様になったし」

 

「まあ、アタシはセツナの・・・抱き枕?」

 

「・・・あ゛?」

 

「フローリア、ストップ!女の子がしちゃいけない顔してる!?」

 

「セツナ、どいてください。そいつ肥料にできません」

 

「肥料にしちゃダメ!碌なの育たない!」

 

「お前もフォローになってねーし!」

 

 

あれ?これでも頑張ってフォローしたつもりなんだけど・・・。ってかフローリア筋力凄いんですけど!?僕今魔力強化してるんですけど!?

誰かヘルプミー!

 

 

「セツナ?どうしたのだ?」

 

「あ、しずn「へえ、この人が・・・」あ、やっべ」

 

「セツナ、そちらの方は?」

 

「えっと、前に言ったお世話になってた家主のフローリアだよ」

 

「初めまして。セツナの"家族"のフローリアです」

 

「これはご丁寧に。セツナの"姉"のシズクと申します」

 

 

おおう・・・二人の後ろに龍と虎が見える。・・・あれ?

 

 

「しず姉、一緒にいたミレイユちゃんだっけ?居ないの?」

 

「ああ、もう皆宿へ帰っているぞ。私はセツナ達を探しに来たんだ。イサミと他の方々も探してくれている。子供組は疲れたのか眠っている」

 

「もうそんな時間か。そろそろ帰ろうか」

 

「そうだな。じゃ、行くか」

 

「待ってください」

 

「あん?」

 

 

席を立ったシャルにフローリアが待ったを掛ける。

 

 

「何故貴女はセツナと腕を組んでいるのですか?」

 

「別に良いじゃん。それにもっと恥ずかしい事してるし」

 

「・・・どういう意味ですか?」

 

「どういう意味も何もセツナとはセッk「わー!わー!」なんだよセツナ」

 

「なに言ってやがりますかこの馬鹿は!?」

 

「しゃ、シャル何やってんの!?」

 

「だってセツナが隣で毎晩魘されて泣いてるし?初めてを何処かの誰かさんに無理やり奪われた時の事を悪夢で見たって言うし?ま、アタシはその時御子なんて担がれてたし?世話してくれた恩もあったから人肌脱いだって訳」

 

「くっ・・・!」

 

 

シャルの言葉にしず姉が青い顔をした。僕未だにトラウマなんだから。あの時は本当にヤバかった・・・。暫くしず姉に近付けなかったし。

ドヤ顔を浮かべるシャルに対し、フローリアが何故かギリッと口が切れる位に歯ぎしりしていた。

 

 

「なんて羨ましい・・・!」

 

「それ、間違いだから。セツナ底無しだから死ぬぞ?」

 

「そ、そんなに凄いんですか?」

 

「わ、私も知りたい・・・!」

 

「しゃーねぇ。まずは大きさかr「止めろぉ!」」

 

 

僕は思わず叫んだ。何が悲しくて自分の性体験を赤裸々にされなければいけないのか・・・。

 

 

「リオン・・・なんで僕って生まれて来たんだろうね?」

 

「セツナ、現実を見ろ」

 

「・・・殺せ」

 

 

誰か僕を助けてください。割と切実に・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それでセツナは昼まで・・・」

 

「だから止めろください!」

 

 

セツナサイド終了

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