if~刹那君は新入生~   作:猫舌

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~茶熊学園抜き打ちテスト~





[問題:雑学]

この茶熊学園の存在意義を答えよ。




[生徒の解答&教師からの一言]


《セツナ・キサラギ》の解答

冒険家の育成と《闇》への対抗戦力の増強。


《先生から一言》

その通りです。若い世代の子供達を戦いに巻き込むのは心苦しいですが、どうか俺達に力を貸してください。全ては未来の為に・・・。



《バイパー・ナイトアダー》の解答

特ダネ写真とセツナの成長記録の確保。


《先生から一言》

全然違います。退魔士の筆頭であった貴方が何故こんな解答になるのか先生は心配でなりません。・・・セツナの写真新しいの入りましたか?





ソウマ「・・・バイトして金貯めるか」





第16話

セツナサイド

 

 

「邪魔だ!」

 

 

戦旗を振るって雑魚敵を薙ぎ払いながら突き進む。周りの皆も怒り心頭な表情でバタバタと敵を薙ぎ倒す。

すると、巨大な鬼とウッホが数十体一気に出現した。これに皆が焦る。僕とリオンは気にせずに前に出た。丁度試したい事もある。

 

 

「リオン、実戦で使うのは初めてだけど行ける?」

 

「問題は無い!我等の新たな力を見せつけてやろうではないか!」

 

「よし、行くよ!」

 

 

僕とリオンは最近、ある《魔法》を考えていた。内容は魔力によるリオンの強化である。といってもリオンがもっと強くカッコ良くなりたい!なんて言いだしたからだけど・・・。

それで魔道士の経験がある人達から魔法の扱い方を教わり、リオンの強化魔法を完成させた。魔法で一番大切な物はイメージ。それか投影となんら変わりの無い物だった。寧ろ僕の専売特許だし。そんな事を思い出しながら僕はイメージする。それはリオンをワンランク上へ、新たな姿を与える力・・・今だ!

 

 

「《RUM(ランクアップマジック)》!」

 

 

細かな名前はまだ無いけど、取り敢えずはこの総称でイメージを固める。足元に魔法陣が出現し、リオンの体がステンドグラスの様な魔力に包み込まれる。そして更にイメージを固める為にリオン発案の詠唱を唱える。

 

 

「----煉獄の底より、未だ鎮まらぬ魂に捧げる反逆の歌!」

 

 

リオンへの魔力と共に詠唱もクライマックスへと入る。

 

 

「----永久に響かせ現れよ!《ランクアップ・エクシーズチェンジ》!」

 

「GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!」

 

 

最後の叫びにリオンが雄叫びを上げて、その姿を現す。ところで・・・エクシーズってなに・・・?

聞いてみたいけど、空気を呼んでリオンの希望に沿って進める。

 

 

「出でよ!《ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン》!」

 

「GRAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!」

 

 

ステンドグラスを砕き、現れたリオンは正に伝説に出て来るような風貌だった。体は紫を主体に骨の様なパーツが加えられ、腕には大きく鋭い爪、翼も更に大きくなっていた。体格も一回り大きい。その光景に誰もが絶句する。

魔道士組もこんな事を予測はしていなかっただろう。大口を開けてあんぐりとしている。

 

 

「・・・色々説明したいけど、まずはあの邪魔な壁だよね!」

 

「うむ!」

 

「それじゃあ、突撃!」

 

 

僕の合図にリオンはその大きな翼で羽ばたく。一気に大型種に接近してその腕で斬り裂く。その一撃で、三分の一は軽く削れた。断末魔を上げる事無く大型の魔物達は行き耐える。

この光景に舞妓王が驚愕の声を上げる。

 

 

「な、なんじゃそりゃぁ!?」

 

「まだだ!この姿のリオンの能力!範囲内に居る敵の力を全て奪い、一定時間自分のステータスに加える!」

 

「インチキ効果もいい加減にしろぉ!?」

 

「「《レクイエム・サルべーション》!」」

 

 

瞬間、リオンから黒い影が飛び出して残り全てのモンスターを拘束する。そしてそこから力を全て吸収し、リオンの魔力が上がった。

 

 

「これならばあの新技も可能だセツナ!」

 

「よし!それじゃあ皆に道を作りますか!」

 

「冥府の底へ落ちろ雑魚共!」

 

 

そう言ってリオンと僕は空中高く飛び上がる。そしてかなりの高さで停止したリオンが翼を広げる。だが、そこへ舞妓王が自分の武器の扇子を投げ付けて来た。

 

 

「技を出す前に潰せば良いのじゃ!クハh「リオンの新たな能力!」ファッ!?」

 

「リオンの前の姿の分身を呼び出す事が出来る!」

 

「な、なんじゃとぉ!?」

 

「----漆黒の闇より、愚鈍なる力に抗う反逆の牙!今降臨せよ!」

 

 

僕達の前に魔法陣が現れ、星が渦巻く銀河の様な魔力のうねりを創り出す。そして中から僕の相棒の姿をした分身が現れる。尚、この詠唱もリオンの希望です。

 

 

「----《ダーク・リべリオン・エクシーズ・ドラゴン》!」

 

「GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!」

 

「クッ!新たな男衆よ!行けい!」

 

「無駄だよ!リオン!あと分身!」

 

 

僕の声にリオンと分身が魔力を上げる。リオンの広げた翼に魔力で出来たステンドグラスが翼に更なる力を与える。そして口元の巨大な逆鱗にも力が宿る。そして一気に急降下して、魔物の群れに突っ込んだ。

 

 

「「《鎮魂のディザスター・ディスオベイ》!」」

 

「ひ、ひいいいいいいっ!?」

 

 

魔物達は一気にその体を散らし、その場には何も残らなかった。リオンの手加減のお陰で街にも被害無しだ。そして壁を失った舞妓王がその巨体を震わせる。

 

 

「な、なんじゃぁお前は!何者じゃぁ!」

 

「通りすがりの修学旅行生だ。覚えなくて良い」

 

「我はその相棒だ。同じく覚える必要は無い」

 

「偉そうな口を!まだじゃ!」

 

 

再び三味線をかき鳴らし始めた舞妓王今度は魔物を創り出すのではなく、他の場所に居た魔物をかき集めて来た様だった。

 

 

「ふはははは!もう先程の力は使えまい!」

 

「そうだね。分身、《反逆のライトニング・ディスオベイ》」

 

「GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!」

 

「・・・アポ?」

 

 

舞妓王の間の抜けた声と共にリオンの分身が紫電を纏った逆鱗で魔物を一気に蹴散らして行く。その光景を見て流石に僕も同情した。・・・なんか、ゴメン。

敵が全滅したのを確認して僕とリオンは地上へ降りる。皆の目が少し痛かった。時々ヒソヒソと声が聞こえる。

 

 

「私、そんな使い方するとは思って無かったよ~・・・」

 

「あれは魔法の概念ひっくり返してるわ・・・」

 

「私、教えた事今凄く後悔してるわ」

 

「新たな姿を激写!」

 

「リオンちゃんに乗るセツナさん、カッコ良かった・・・」

 

「ひ、姫様ぁ!?」

 

「ねえねえガレア?普通アレ出来る?」

 

「常識的に無理だマール。やはりブロウはタダ者では無いな」

 

「やっぱりアイツ学園最強だろ。心折れたわ」

 

「お兄ちゃんの中のドラゴンより強いんじゃないアレ?」

 

「まず同じ土俵にすら立てないよ・・・」

 

「あはは~!カッコ良かった~!」

 

「セツナ君・・・恐ろしい子!」

 

「もうセツナだけで良いんじゃないかしら?」

 

「・・・(汗」

 

 

皆の評価がキツイです。て言うか皆の考えが単調すぎるんだよ。ちょっと考えを変えれば魔法とかなんて上手く行くんだから。魔法じゃなくてもちょっと前に知り合った男の人と女の人が乗ってた潜水艦改造したら核爆弾程度じゃビクともしなくなったし。

あの二人付き合って無いって言ってたけど、雰囲気とか行動が最早夫婦なんだよなぁ・・・。

そう思っていると、分身体の姿が消えてリオンも元に戻った。そしてグッタリとした様子で地面に横たわる。

 

 

「すまん・・・キャパオーバーだ」

 

「しまった・・・」

 

 

リオンが異常な魔力量に参ってしまった様だ。打出の小槌で小さくして抱き抱える。あとは大物だけだから簡単だ。

 

 

「さあ皆、道は作ったからあとは頼んだよ」

 

 

僕の言葉に全員がヒソヒソ話すのを止めて突っ込んで行く。戦闘を走っていたオウガに僕は言った。

 

 

「僕はシャル達を探して叩き起こしてくるからお願いね」

 

「おう。頼んだぜ」

 

「ん、了解」

 

「行くぞお前等!あの悪趣味野郎をブッ飛ばす!」

 

『おぉ!』

 

 

オウガの声に皆が叫び、舞妓王の後を追って行った。僕もリオンを抱えてシャル達の魔力を辿る。少し走った先にシャル達は居た。居たけど・・・

 

 

「お茶でもいかがどすかー?」

 

「あらあら、よろしおすな~」

 

「ははは~おおきにおおきに~」

 

「・・・なにやってんだこの人達は」

 

 

なんか宿屋に居た皆よりはんなりしてるんだけど・・・。僕は溜息を吐きながらぶぶ漬けを用意して三人に話し掛ける。

 

 

「はい、コレ食べて」

 

「あ、セツナもお茶、いかがどすかー?」

 

「良いから、食え!」

 

「はごもっ!?・・・あれ、私は?」

 

「大丈夫?」

 

「は、はい。何かこう、ぽわわ~んとしていた様な・・・」

 

 

そう言ってフローリアは可愛らしく首を傾げる。軽く事情を説明すると、僕が渡したぶぶ漬けを受け取って、シャルへ食べさせていた。それじゃあ、メアを戻しますか。

面倒な気持ちを抑えてメアの所へと向かう。メアは一人のほほ~んと茶菓子とお茶を楽しんでいた。

 

 

「はい、メアも食べて」

 

「・・・嫌どす」

 

「は?」

 

「勝手に拗ねて置いてったセツナの物なんて食べませんわ~」

 

「めんどくせぇ・・・!」

 

 

思わず茶碗を握りつぶしそうになる衝動を抑えてメアとのコミュニケーションを試みる。ていうかその原因君達じゃないか。誰がロリコンだ誰が。僕は《エル姉》の様な人が・・・あ、トラウマが良い感じに刺激されてヤヴァい。

涙を堪えてメアに話し掛ける。

 

 

「メア、どうしたら食べてくれる?」

 

「・・・で」

 

「ん?」

 

「・・・口移しでなら、良いどすえ」

 

「「なっ!?」」

 

 

メアの言葉にフローリアと何時の間にか復活していたシャルが驚愕する。おい、それ僕のセリフ。

でもまあ、ずるずると引きずるよりはマシか。

 

 

「さあ、やってm「分かった。・・・はむっ」ふむっ!?」

 

「「なん・・・だと・・・」」

 

 

ぶぶ漬けを口の中で軽く噛んでからメアの唇に自分の唇を合わせる。あまり口の中を開いてくれない所為で流し込みにくかったので、無理やり舌を入れて口を開かせる。

 

 

「はむ・・・んちゅ・・・れろ・・・」

 

「んっ!・・・んむ・・・♡れちゅ・・・♡」

 

「ぴちゅ・・・れる・・・ぷはっ」

 

「んはっ・・・はぁ・・・はぁ・・・♡」

 

「・・・目ぇ覚めた?」

 

 

口を話して酸素を吸う。このバカ娘・・・ずっと吸いついて来て楽じゃない。僕の言葉に息を荒くしながらメアは言った。

 

 

「・・・ま、まだどすえ・・・あと二回くらい」

 

「面倒だな・・・一気に済まそう」

 

「ま、待ってまd「んっ」あむっ!?」

 

 

メアの反論も聞かずにぶぶ漬けを多めに口に含んでメアの口内に流し込む。さっさとこの状態治して皆の援護に行きたいんだ。早く治ってくれ。

 

 

「んむっ♡・・・あむっ♡(こ、コレ・・・幸せ・・・!)」

 

「・・・ぷはっ。コレで良いでしょ?」

 

「は、はひぃ♡」

 

「よし、それじゃあ行こう・・・どしたの二人共?」

 

「「べ、別に・・・!(凄かった・・・)」」

 

 

モジモジしている二人に首を傾げながら来た道を戻ろうとした次の瞬間、目の前を暴風が駆け抜けた。

風が止んだその先には一匹のドラゴンが姿を現す。そして僕と腕の中に居るリオンを見て声を上げた。

 

 

「見つけたぜ!ダーク・リべリオンとそのパートナー!」

 

「・・・誰?」

 

「俺は《クリア・ウィング・シンクロ・ドラゴン》だ!よろしくな!」

 

「長い。面倒だから《クリア》で」

 

「め、面倒・・・まあ、良いか。なあ、俺もお前のドラゴンにしてくれよ!」

 

「いや、リオンで間に合ってますので。行こう皆」

 

 

ドラゴンを無視して僕達は走り出す。すると再び目の前にクリアが現れた。

 

 

「頼む!俺、ソイツがそんなに楽しそうなの初めて見たんだ!だからその笑顔を作ったアンタに着いて行きてぇ!頼む!」

 

「・・・セツナ」

 

「リオン、起きて大丈夫なの?」

 

「ああ。それよりも・・・アイツの事、迎えてやってくれ」

 

「リオンが言うなら良いけど・・・知り合いなの?」

 

 

僕が聞くと、頭を下げていたクリアが教えてくれた。

 

 

「俺達は友達だったんだけど、リオンが旅に出てから一匹でさ!本当はもう一匹いたんだが、《アイツ》は闇に魅せられちまったんだ・・・」

 

「そっか・・・ん。じゃあ、僕に着いて来るからにはしっかり働いて貰うよ」

 

「おお!スピードには自信があるぜ!」

 

「それなら早速僕達をあそこまでお願い」

 

「任せろ!えっと・・・」

 

「僕はセツナ。セツナ・キサラギ。彼女達は後で話すから今は急いで」

 

「分かったぜ!」

 

 

そう言うクリアの背中に皆で乗り込む。リオンとクリアって他のドラゴンより大きいな・・・。皆が余裕で乗れるよ。

僕達が乗り込むと、クリアはゆっくりと上昇して言った。

 

 

「それじゃあ飛ばすから、掴まってろよ!」

 

 

次の瞬間、僕達は風になった・・・。

 

 

セツナサイド終了

 

 

 




新パック3パックかったらラウンチとスタヴェ来ました!
あとはレクイエム狙いですね・・・。


それと今回の呪双剣イべ、セツナがマジギレしそうですね・・・。


セツナ「フローリアを奪ったアイツマジで許さん」

キャトラ「お願いだからその乖離剣しまってぇ!」

セツナ「今回ばかりは絶対に許さない・・・!」


----はい、マジギレスイッチ入りました~。byシロの心の声
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