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白夜叉篇プロローグ*
戦場に一人
『人』が立っていた。
その『人』は真っ白で
その戦場で一際輝きを放っていた。
しかし、疑問を持つだろう
この『人』は本当に『ヒト』なのだろうか、と。
なぜなら
その男
銀色の髪に血を浴び
戦場を駆る姿は
まさしく
『夜叉』
であったから・・・。
さあこの夜叉は誰のもの?
この美しくも逞しく
どこか儚げな瞳をもつこの夜叉は誰のものでもない。
では、この夜叉は味方?
この心優しくも壊れやすく
まっすぐな魂をもつこの夜叉は全ての味方である。
なら、この夜叉は敵?
この残酷でありながらも強く
人の心を惹きつけてやまないこの夜叉は
早く手に入れなければ巨大な敵となることは確かだ。
だったらいち早く
誰よりも先に手に入れよう。
この哀れな
『白夜叉』を・・・