千日紅   作:夏(。・ω・。)

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変わらないもの変わるもの

「将軍が、なんで・・・?」

 

「うむ。その前に、見回り組、真撰組の者たち刀から手を離せ。」

 

「ですが将軍様。」

 

将軍の意に反して警戒態勢を解かない両組。がしかし、状況が状況なため仕方ない。

高杉が今にも切りかかりそうなほど殺気を放っているのだから。

 

「私たち将軍家は斬られても仕方ないことをこの者たちや他にも大勢の者たちにして来た。だからよいのだ。」

 

「将軍様!!!」

 

「しかし、これだけは渡させてほしい。そなたに。」

 

そういって上席から3人に近づいていく将軍に場の空気は緊張した。

しかし、3人は将軍が近づいてくるにつれてその眼を見開かせていった。

銀時はいつもの飄々とした表情を思い切り崩して、驚愕していた。

 

「この刀を万事屋、坂田銀時に返上する。」

 

3人の、銀時の前におかれたその刀は、まさに幼少期銀時が肌身離さず持っていた、恩師から受け継いだ、銀時の、3人の魂を形成した大切な恩師の形見だった。

 

「・・・んで。・・・なんでこれをあんたが持ってんだ。これは、葬られたはずだ。白夜叉の死とともに・・・。」

 

苦痛の表情を浮かべ銀時が言う。

周りの者は刀と銀時をただ、見つめる。

 

「・・・白夜叉の存在は当時の、いや今の攘夷活動においても尊大であった。しかしそれは、幕府にとっても同じこと。戦争後この刀と白装束を残し消えた遺体のない白夜叉の死を誰もが信じ喜んだ。しかし、あるものは疑い、恐怖していた。またあるものは白夜叉の魅力に中てられ秘かに愛で続けた。そんな実情を見た幕府は白夜叉に関わるものを極秘に集め封印していたのだ。この刀はその中のひとつ。」

 

『白夜叉』について語られた事実に真撰組、見回り組はただただ驚くばかりだった。

 

「この刀はそなたのもとに在るべき物。受け取ってほしい。」

 

「・・・俺がどんな気持ちでこいつを手放したと思う?・・・知りもしねえくせしてよく返せましたねえ将軍様。」

 

戸惑う空気が流れる沈黙が続きを施す。

 

『俺はこの刀で先生みたいになる!』

  『私みたいに?どうしてですか?』

『だって先生強い。俺たちの事守ってくれる。助けてくれる。心ぽかぽかにしてくれる。俺も先生みたいになりたい。先生を守りたい。小太郎と晋助も守りたい。これじゃ、ダメ?』

  『いいえ。嬉しいです。ありがとう、銀時。』

 

 

あの人が示してくれた道からはだいぶ逸れてしまった。

弱き己を斬るため、己の魂を護るため

そう思い続け刀を振るってきたが、結局は仲間を失う恐れから己を護るため、それを脅かす敵を斬るために戦っていた。武士道を重んじるばかりに武士道から離れて行ってしまった。

自分で自分を苦しめていた。しかし、それでもそれに縋り付いて生きるしかなかった。

荒れ狂う時の流れに呑まれ

その波から救い出そうともがき

ひたすらに溺れていた

うまく泳げもしないくせに救おうとするから

荷が重いとわかっていながらもっともっとと背負い込むから

沈んでいった

 

沈んで沈んで、沈むと荷物がこぼれていった

どんどん、どんどん軽くなった

息ができた

あのころのように息ができた

あなたから離れて行ったはずなのに、あなたに一番近かった時と同じように

『あなたは生きなさい』

やり直そう

まだ、あなたになれる道があるなら

いま、あなたが示してくれた道に戻ってきた

時間がかかりすぎてあの頃見えていたみたいにはっきりとは見えないけれど、確かにある。

走ろう。見失わないうちに。寄り道しないように。

重い荷物なんかおいて

 

「・・・ははっ」

 

急に笑い出した銀時に訳が分からないという面々

 

「あー、いや。結局背負ってるもんな~俺。」

「・・・万事屋?」

「でも、俺が沈んでも引っ張り上げてくれるもんばっかだし。疲れて休んでんのに走れ走れってうるせえし。」

「さっきから何を言っておるのだ?こやつは」

「さあな。」

 

俺は何も変わらない。

俺は何も変われない。

誰も俺を変えられない。

でも、見える世界は変わる。

うん。今ならちゃんと持てる。

 

「将軍様。」

「うむ。」

「ありがたく頂戴いたします。それから、ありがとよ。これは俺の、大切なものなんだ。」

 




できた!!!!!!!!!!!
わたし!まだ書けるんだ!!!!!!
うれしい!!!!!
お待ちくださった皆さん!!!!
本当にありがとうございます!!!!
これはいかんと思い活動報告にとりあえずの心境を告白させていただき!
今まで書いてきた千日紅を何十回も読み!
書いて消して書いて消してを繰り返し!
やっと続きかけました!!!!!
小説書くのってこんなに難しいし、体力?精神力?根気?もろもろ必要なんですね。
あのころの自分すげえ。若かったんだと思いました。
感想とか頂いて、アクセス履歴?みたいなん見たら毎日!毎日何百人の方が見てくださってて!!!!何年も放置してるのに!
おいおいお前はなぁーにをやってるんだと。それと同時に感動いたしました。
今後も小説書きたいと思ってます。
最近銀魂見てないので、もういっそ原作ガン無視で行こうと思ってますm(__)m
次の更新
すぐかもしれないしまた何年も先かもしれません。
でも続くことは確かです!構成はもう考えました!
最終話ももう考えました!
なので、どうかおまちください!
ではでは!また!
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