死にたくない私の悪あがき   作:淵深 真夜

28 / 185
番外編というか、供養というかそんな感じの回。

ギリギリまでソラを主人公組と多数決の道に行かせるルートを考えてて、そこでやろうと思っていた50時間の暇つぶしとしての雑談という設定の笑えるコピペ改変ネタ集です。

なので、本編に何も絡まないしもしかしたら唐突に消すかもしれないけど、やたらと集めてしまったので、もったいないの精神で投稿しました。
本当に本編に絡まないネタばかりなので、飛ばしても一切問題ないです。むしろ、ただでさえ崩壊してるキャラがさらに崩壊してるかも……


If:ソラがいた場合の50時間の暇つぶし

ソラ

「一生これしか食べられないってなったら、何にする?」

 

レオリオ

「やっぱ肉だな」

 

キルア

「チョコロボくんかポテチで悩むな……」

 

クラピカ

「焼き魚定食なら、ずっと一緒でも栄養バランスはいいか?」

 

ゴン

「え~と、日替わり定食かな?」

 

ソラ

「ゴン、君は将来成功しそうだね」

 

 * * *

 

レオリオ

「踏切のカンカンカンって音、自殺を誘発するらしいな」

 

ゴン

「そうなんだ。違う音や音楽にしたらいいのに」

 

クラピカ

「確かにあの音は何故か、物悲しくなるな」

 

キルア

「なんかあるか? 絶対に飛び込みたくなくなる音や音楽って?」

 

ソラ

「笑点のテーマ」

 

レオリオ

「確かに死ねねーけど、もっと他にないのか!?」

 

 * * *

 

ソラ

「100均の商品を何でもいいから一つ思い浮かべてくれ。

 思い浮かべたか? よし、それで戦うならどう戦う?」

 

クラピカ

「……グラジオラスの球根。投げてぶつける以外浮かばん……」

 

キルア

「充電ケーブルか。絞殺だな」

 

ソラ

「コンセントがある場所なら、感電もいけるな」

 

ゴン

「……セロハンテープ、小さい台付き」

 

レオリオ

「テープで罠張るとか、カッター部分を使うとか、応用が効きそうじゃねーか。

 ところで誰か、のど飴いるか?」

 

 * * *

 

ゴン

「剣道って何で、『メーン!』とか、『コテー!』って叫ばないと勝てないの?」

 

ソラ

「その理由は知らないけど、昔、間違って『死ねえええぇぇぇぇぇっ!!』って叫んだら、8か月試合出場禁止食らったことがあるな」

 

キルア

「剣道知らなくても、何で出禁になったかよくわかる実例だな」

 

 * * *

 

ソラ

「避難訓練の『お・は・し』って何か知ってる?」

 

ゴン

「お前を・離さない・死なせない!!」

 

クラピカ

「お前・はしゃぎすぎてると・死ぬぞ」

 

ソラ

「ゴンがイケメンすぎる……」

 

キルア

「クラピカのソラ限定じゃねーか」

 

 * * *

 

ソラ

「ガラス戸が開いてると思って、突っ込んだことがある。ガラスが割れなかったのが不幸中の幸いだったな」

 

クラピカ

「鳥か、お前は」

 

ゴン

「……ごめん。俺、それよくやる。

 くじら島にショーウィンドウってないから、島から出て町とかに行った時とかに……」

 

キルア

「二羽目がいた」

 

 * * *

 

ゴン

「クラピカ、ホワイトタイガーって知ってる?」

 

クラピカ

「悪いが聞いたことがないな。しかし、名前からして強そうな生き物だ。

 ホワイトとわざわざつけるということは、黒い個体もいるのだろうか?」

 

ゴン

「わっ、カッコイイねブラックタイガーって! 俺はその二匹なら、ブラックタイガーを応援したいな!」

 

クラピカ

「なら私は、ホワイトタイガーを応援しよう」

 

ソラ

「……君達、大変言いにくいがブラックタイガーは海老だ」

 

 * * *

 

ソラ

「買って良かったものって何かある?」

 

レオリオ

「電話番号や名前を刻印できるドッグタグだな。

 鍵につけててその鍵をなくした時、拾った人が連絡をしてくれて神に感謝したわ」

 

ゴン

「レオリオ、拾って連絡してくれた人に感謝しようよ」

 

キルア

「すっげぇ正論だな」

 

クラピカ

「正論というよりもはや、完璧すぎる論破だな」

 

 * * *

 

ソラ

「私が買って良かったと思ったのは、森○のチョコチップ入りのホットケーキミックスだな。

 箱の手触りがいい。すごくつるつるしてる」

 

レオリオ

「……お、おう」

 

キルア

「……そうか」

 

クラピカ

「……お前がそれで満足してるなら、それでいいがな」

 

ゴン

「丈夫な箱ってなんかずっととっておきたくなるよね」

 

ソラ

「生ぬるい目で納得しないで! 突っ込み待ちだから! 『そこかい!!』って突っ込んで!!」

 

 * * *

 

レオリオ

「3ℓ入る容器と5ℓ入る容器に、水が満タンに入っているとする。

 4ℓを正確に量るにはどうしたらいいかわかるか?

 あ、水はこの容器に入ってる計8ℓしか使わねーからな。捨てるのはありだが、新しくつぎ足すのはなしだ」

 

ソラ

「まず、3ℓの水を頭上にでもブン投げて3ℓ容器を空にする。

 水が頭上にある間に3ℓ容器に5ℓ容器の水を入れて、余った2ℓは捨てて空にした5ℓ容器でブン投げた3ℓをキャッチ。

 で、満タンの3ℓ容器から水を注いで5ℓを満タンにしたら、3ℓ容器に1ℓ残る。

 今度は5ℓの水をブン投げて、また頭上にある間に1ℓを5ℓ容器の中に移し替えて5ℓの水を3ℓ容器でキャッチして、満タンになったそれを5ℓに移し替えたら、4ℓゲット」

 

キルア

「今の一瞬で、その方法が浮かんだのかよ!?」

 

ゴン

「豪快すぎてなんかかっこいい!!」

 

クラピカ

「無茶言うな、非現実的だ……と言いたいが、お前なら出来そうだな……」

 

レオリオ

「やべぇ、笑い過ぎて腹痛ぇ……。もうそれが正解でいいわ」

 

 * * *

 

ソラ

「ちょっと花を摘んでくる」

 

ゴン

「え!? ここで!? どうやって!?」

 

クラピカ

「……ゴン、今のは『トイレに行ってくる』という意味だ」

 

キルア

「あれって、男の場合は言い回しが違うらしいな。どんなんか知らねーけど」

 

ゴン

「へぇ~、そうなんだ。男の場合はどういうのかな?」

 

レオリオ

「そりゃ、女が花摘みなら男は勇ましい感じだろ」

 

キルア

「あと、時間がかかっても大丈夫そうな内容だろうな」

 

クラピカ

「女性の場合が花を摘むのなら、男でも野外で行う事でなくてはならないから、そうだな……」

 

数分後

 

ソラ

「ただいま。何の話してたの?」

 

ゴン

「あ、おかえりソラ。ちょっと待ってて。俺、熊狩って来るから!」

 

ソラ

「!? 何で!? どこで!?」

 

(ちなみに正解は「雉撃ちに行く」。惜しい)

 

 * * *

 

ゴン

「69って数字が、何かに似てる気がするけど何だっけ?」

 

レオリオ

「ぶっ!!」

 

キルア

「はぁっ!?」

 

クラピカ

「!? ご、ゴン!? 何を言って……」

 

ソラ

「蟹座のマーク?」

 

ゴン

「あ、それだ!」

 

ソラ

「で、そこのエロオヤジ、耳年増、ムッツリには何に見えたのかな?」

 

 * * *

 

ゴン

「どうやったら戦争ってなくなるのかな?」

 

ソラ

「良い質問だ。

 世界の人々が心を一つにして、国境を無くせば戦争はなくなるよ」

 

ゴン

「そうだね! そうなるように俺、頑張るよ!」

 

ソラ

「うん、頑張れ。戦争がなくなったら、代わりに内戦が起こるだろうけど、そこは気にすんな」

 

ゴン

「!?」

 

キルア

「気にしろ!」

 

レオリオ

「お前はいいこと言いたいのか、現実を叩き付けたいのかどっちだ!?」

 

ソラ

「いや、したきゃすればいいけど争いは感情がある限りなくせないから、自分の手の届く範囲外まで気にしてたら自滅しかないと思うよ」

 

クラピカ

「……お前は人道的なのかドライモンスターなのか、本気でどっちなんだ?」

 

 * * *

 

ソラ

「蚊の被害を、『虫刺され』から『深夜に被害者宅に侵入し、首や脚など計6か所をめった刺しにし、その後逃走』と言うと」

 

レオリオ

「大事件じゃねーか。警察動けよ」

 

ゴン

「落ち着いて。気持ちはすごくわかるけど、蚊だから落ち着いて」

 

 * * *

 

レオリオ

「最近のガキってカマボコを食わねーらしいな」

 

ゴン

「え? そうなの? 俺は好きだよ」

 

キルア

「俺は魚、あんま好きじゃないな。肉で作ればいいのに」

 

クラピカ

「それは新しいな。牛肉を細かくこねて焼いたらどうだろう?」

 

ゴン

「それすっごくおいしそう!」

 

ソラ

「おいしいだろうけど、君達気付け。それはカマボコじゃなくてハンバーグだ」

 

 * * *

 

ソラ

「むしろ私はカマボコがどうのこうのより猫舌だから、トロトロのタコ焼きは美味しいけど殺意を覚える。皮はもちろん、中身もカリカリだったらいいのに」

 

キルア

「それはもうタコ焼きじゃねーよ。キャベツ太郎だ」

 

ソラ

「本当だ!」

 

 * * *

 

レオリオ

「ソラ、お前少しは女らしい恰好する気はないのかよ?」

 

ソラ

「ない。面倒くさいし、似合わないもん」

 

キルア

「面倒くさいってお前、マジで女捨ててるな」

 

ゴン

「そんなことないよ。ソラは綺麗だからきっと似合うよ!

 今のまんまでもカッコいいけど、男の人に間違えられるのは嫌じゃない?」

 

ソラ

「スカート履いたり化粧すればニューハーフに間違えられるくらいなら、男に間違えられた方がマシだ」

 

三人

『………………』

 

クラピカ

「……確かにな。あと、しゃべりだした瞬間に『男性だと思ってました』とか言われるくらいなら、初めから女だと思われてる方がマシだ」

 

ソラ

「あぁ……。あれはなかなかショックだよね。ずっと思っとけよってこっちが思う」

 

レオリオ

「……苦労してるんだな、お前ら」

 

ゴン

「なんていうか、ごめんなさい」

 

 * * *

 

ソラ

「何かの歌のリズムで心臓マッサージしたらいいって聞いたけど、何の歌だっけ?」

 

レオリオ

「世○に一つだけの花か、アンパンマン○ーチだな」

 

キルア

「俺は、水戸黄門の曲って聞いたことあるけど?」

 

ソラ

「え?

 ダッ ダダダダッ ダダダダッ ダダダダダダダダダッ

 このリズムでやんの?」

 

レオリオ

「んなわけあるか」

 

ゴン

「でも、アンパンマン○ーチで心臓マッサージして蘇生も何かやだなぁ」

 

ソラ

「そうさっ ○れないでっ 皆の為にっ ○とっ 勇気だけがっ とか言われながら蘇生すんのか。確かに嫌だ」

 

クラピカ

「蘇ってすぐに人命救助に駆り出されそうだな」

 

 * * *

 

レオリオ

「天丼とかでスマートな海老に厚着されてたら、すっげームカつくよな」

 

ソラ

「わかる。親子丼なのに、親の方が全然なかったり」

 

ゴン

「それじゃコドンだね」

 

ソラ

「怪獣の名前みたいで可愛いな。今度からそれ使おう」

 

キルア

「つーか、それはただの卵丼じゃねーのかよ」

 

ソラ

「違うな。コドンの場合、微妙に鶏の出汁が利いてたり、肉の欠片が入ってる」

 

クラピカ

「何だその切ない食べ物は」

 

 * * *

 

ソラ

「料理を始めた頃、何でこんなにすぐ料理は焦げるわ、鍋はすぐダメになるんだろうって思って知り合いに相談したら、私が弱火だと思っていたものは弱火じゃなかったことが判明した」

 

レオリオ

「どういうことだよ?」

 

ソラ

「そのまんま。私が料理するのを知り合いに見てもらって判明したんだけど、私が弱火だと認識してた火の強さは強めの中火くらいだった。どうりで弱火でコトコト煮込む料理が苦手だった訳だ。

 ちなみに、弱火って火口と鍋底のちょうど半分くらいの火なんだって」

 

クラピカ

「…………」

 

ゴン

「クラピカ、どうしたの?」

 

クラピカ

「……今のソラの雑学で気付いたが、私は今まで全て弱火で調理していたのかもしれない。

 だから何を作っても、あんなに火が通るのが遅かったのか……」

 

キルア

「気が長いな、お前」

 

 * * *

 

ゴン

「タヌキってネコ目イヌ科タヌキ属らしいね」

 

四人

『……どれだ?』

 

ゴン

「タヌキだよ」

 

 * * *

 

ソラ

「コアラのマーチの対義語って何かな?」

 

クラピカ

(また訳の分からんことを言い出した……)

 

ゴン

「んーと、ゴリラのレクイエムかな?」

 

クラピカ

「!?」

 

 * * *

 

ソラ

「ゴン。『羊たちの沈黙』の対義語は何だと思う?」

 

ゴン

「山羊がうるさいかな?」

 

クラピカ

「ソラ。ゴンで遊ぶのはやめろ」

 

 * * *

 

ソラ

「割と長い間、攻撃の反対は反撃だと思い込んでたな」

 

キルア

「え!? 違うのか?」

 

レオリオ

「マジで! 俺も反撃だと思ってた!」

 

クラピカ

「迎撃じゃないのか?」

 

ゴン

「え? 先制攻撃じゃないの?」

 

ソラ

「すごい、誰も守りに入ってないし、ゴンに至っては正当防衛ですらない」

 

 * * *

 

レオリオ

「雨にも負けずとかいう詩、あるだろ? あれ、結構好きだな。

 つーか、あの詩の通りの生き方と人間が俺の理想だな」

 

ソラ

「そうか、頑張れよデクノボウ」

 

レオリオ

「いきなり喧嘩を売るな!」

 

ソラ

「静かに笑ってろよ。まだまだ目標には遠いな。

 というか、その生き方はすでにゴンが体現してない?」

 

ゴン

「いや、俺もいきなりそんなこと言われたら怒るからね」

 

クラピカ

「むしろお前が一番近い」

 

 * * *

 

ソラ

「ワニって、子供のワニが鳴いてると大人のワニが寄って来るらしいよ」

 

ゴン

「へー。想像してみたら、何か可愛いね」

 

ソラ

「だよね。でも、ワニの泣き声ってインベーダーゲームの『キュイン、キュイン』って音に似てるらしい。

 だから、ワニに包囲されたくなかったらワニの傍でインベーダーゲームはしない方が良いよ」

 

キルア

「言われなくてもそんな状況、まずねぇよ」

 

 * * *

 

クラピカ

「夢に色がついているかいないかで、普段から色を意識してるかどうかがわかるらしい」

 

ソラ

「モノクロの夢なんて見たことないなぁ」

 

キルア

「つーか、そんな夢なら夢って気づきそうだけどな」

 

ゴン

「意外と気付かないもんだよ。俺が今日見た夢はカイトと出会ったころの夢なのに、何故かキルアとかみんなも普通にいたけど、『あれ?』って思ったのは起きてからだし」

 

レオリオ

「そうだな。俺も自分がチャーリーズエンジェルの一員になってる夢を見たけど、まったく夢だと気付かなかった」

 

ソラ

「レオリオ。その夢の内容、詳しく」

 

クラピカ

「興味を持つな!」

 

 * * *

 

ソラ

「カレーとかのCMで、カレーを掬ったお玉の下側とかにカレーがついてないのは何でだろう?」

 

ゴン

「きっとお玉でカレーを作ったんだよ」

 

三人

(その発想はなかった!!)

 

ソラ

「なるほど。ありがとう、すっきりした」

 

三人

『納得すんな!!』

 

 * * *

 

ゴン

「将棋って面白いの? チェスに似てるって言うけど、俺、チェスも難しくて苦手なんだ」

 

キルア

「じいちゃんがやってるせいか、ジジ臭いってイメージしかないな」

 

ソラ

「私はチェスより将棋の方が好きだな。やってみたら面白いよ。

 ちなみに将棋の戦法で有名所には名前があるんだけど……

 

・藤井システム

・魔界四間飛車

・中田巧XP

・ゴキゲン中飛車

・白色レグホーンスペシャル

・瑞歩突き越し角交換ダイレクト向かい飛車

・ミレニアム

 

 こんな戦法名があるんだけど、これだけで将棋の面白さはわかると思うんだ」

 

キルア

「ただでさえわからなかったのが、別の方向性でさらにわかんねぇよ!!」

 

ゴン

「え!? 俺、将棋覚えようかなって思えるくらいに面白そうって思ったよ!」

 

 * * *

 

ソラ

「昔、珍しくスカート履いたら風でスカートが捲れ上がってとっさに、『うわー! 私のスカートがオープンザプライス!』って言ったら、横にいた友達が『一、十、百、千、一万、十万!! 十万円!!』とノッてくれた。

 予想以上に高値を付けてくれたのはありがたかったけど、逆に恥ずかしかった。百円くらいの方が、笑い話で済んだのに……」

 

ゴン

「ソラ! 恥ずかしがるところ違うよ!」

 

キルア

「つーか、とっさにその一言が出るお前のセンスがすごい」

 

 * * *

 

ソラ

「キャパオーバーな出来事が起こったら、意外と声が出なくなるもんだよねー。

 私、電車の中で痴漢に2回遭遇したけど、とっさに声が出なかったよ」

 

キルア

「スカートオープンザプライスは言えたのに?」

 

レオリオ

「つーか、1回痴漢に遭ったならもう普通車両に乗んなよ。女性専用車両に乗れよ」

 

クラピカ

「……女性専用車両に乗ったら、男だと思われて追い出されたのか?」

 

ソラ

「違うわ! いや思われたことはあるけど、『ただし、イケメンに限る』法則が発動して別に騒ぎにならんかったわ!

 2回目は正確に言えば、痴女だったんだよ!! 女性専用車両で女にハァハァ興奮されて尻撫でられた私の衝撃が想像できるか!?」

 

ゴン

「……そ、それは確かに衝撃的すぎて声が出ないね」

 

クラピカ

「……す、すまない。なんというかその……色々と」

 

 * * *

 

ゴン

「ラグビーとアメフトって何が違うの?」

 

レオリオ

「ラグビーはボールを持ってる奴だけタックルしていいけど、アメフトは誰にでもタックルしていいって聞いた気がする」

 

クラピカ

「つまり、アメフトはボールを持ってなくても周囲に気を常に配らなくてはいけないのか」

 

キルア

「油断したらすぐに吹っ飛ばされそうだな」

 

ソラ

「そうだね。観客なんて一番吹っ飛びそう」

 

レオリオ

「そこまで誰でもじゃねーからな!」

 

 * * *

 

レオリオ

「テレビで殺人事件のニュースとかを見て、『自分が死んだら近所の人はインタビューで、自分をどう評するんだろう?』とか、たまに考えねぇ?」

 

ソラ

「あぁ、あるある。私、『近所でも評判の美人だった』って記事に書かれたいから、そう証言してくれって友達に頼んだことあるわ」

 

ゴン

「わざわざ頼まなくても、ソラなら普通にそう言ってもらえると思うよ」

 

キルア

「いや、俺ならまずはじめに『変人だった』って言う」

 

クラピカ

「むしろその頼みの所為でなおさら、『近所でも有名な変人だった』と言われてそうだな」

 

 * * *

 

ソラ

「女子がやる『てへぺろ』ってあるじゃん?」

 

ゴン

「あぁ、あの可愛いやつ」

 

キルア

「可愛いか? むしろうぜーだろ」

 

ソラ

「あれを男性版にするなら、『はらきり(腹切り)』でいいのかな?」

 

レオリオ

「いいわけねぇだろ! ……ってあれ? 意味的にはそれで合ってんのか?」

 

クラピカ

「なんにせよ女性版と違って物騒すぎるだろうが」

 

ソラ

「女性版が『可愛くごまかそう』なら、男性版は『潔く全ての非を認める』と対極にした結果、これしか浮かばなかったんだよ」

 

 * * *

 

レオリオ

「PC用品で安いのはダメだな。500円で買ったパソコンのマウスは、何もしてないのにいつも左上を一目散に目指してたわ」

 

ソラ

「それはきっと、レオリオが斜め上を行くような人になって欲しいってことだよ」

 

キルア

「パソコンの左上って大体、ゴミ箱のアイコンだよな」

 

ソラ

「ごめんレオリオ! テキトー言った!!」

 

 * * *

 

ソラ

「テレビに黒い色が多いのは黒色だと熱が発散しやすいからで、冷蔵庫が白いのは冷気を逃がしにくいからなんだって」 

 

ゴン

「パンダは冷暖房完備だったんだ……」

 

キルア

「……その発想はなかった」

 

 * * *

 

レオリオ

「神が万能じゃない証明ってあったよな? どんなだっけ?」

 

ソラ

「えーと……、この世に私がいる?」

 

レオリオ

「たぶん絶対に違う!」

 

ゴン

「ソラはいきなり何を言ってるの!?」

 

クラピカ

「何故いきなり卑屈になる!?」

 

キルア

「さらっととんでもない自虐すんな! 反応に困るわ!!」

 

 * * *

 

レオリオ

「5時間くらい側溝に入って歩く女のスカート覗いてた変質者、しかも再犯がいて、そいつの供述が面白かった。

『生まれ変わったら道になりたい』とか言ってたらしい」

 

ソラ

「そんな表現ができる国語力と発想があるなら、それをもっと別の何かに生かせよ……」

 

クラピカ

「ついでに実行する行動力と忍耐力もな。それこそ、他でいくらでも生かせるだろうに……」

 

ゴン

「もういっそ、罰金とるくらいなら道にしてあげたらいいのにね」

 

キルア

「むしろお前らの発想の方がすごいわ。あと、ゴンの言ってることが地味に怖い」

 

ソラ

「コンクリかアスファルトに埋めるを遠まわしに言ってるみたいだよね」

 

 * * *

 

ソラ

「風のない扇風機ってあるじゃん?」

 

ゴン

「え、何それ!? すごい!」

 

キルア

「すごくねぇよ!!」

 

レオリオ

「それじゃただの電源入ってない扇風機じゃねぇか!!」

 

クラピカ

「ないのは羽だろうが……」

 

ソラ

「あ、それだ。あれってどうやって風出してるんだろうね?」

 

レオリオ

「どうやってって、そりゃ……どうやってだ?」

 

キルア

「クーラーと同じ原理なんじゃね?」

 

クラピカ

「それなら名称は『扇風機』ではなく、『床置き型クーラー』になるのではないか?」

 

ゴン

「元々、風が出てる場所にそれを置いて、それから風が出てるように見えるようにしてるだけだったりして」

 

ソラ

「ゴン。君って本当に将来、大物になると思う」




どうでもいいことですが、「スカートオープンザプライス!」で十万円と言ってくれた友達はフラットさんです。
打ち合わせなしでやらかしました。仲良すぎだろ、お前ら。

8/17追記
ゴリラのレクイエムの派生にぴったりなコピペを見つけてしまったので、1ネタ追加しました。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。