NG間違っちゃった世界で   作:仙儒

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7話

 まぁ、建前上は表彰台にて手に表彰状を持ちながら笑顔でカメラを構えている記者の人達に見滝原の知事と握手をする。

 子供が知事から表彰されると言う異例に近い状態なため、テレビカメラまで入り込んでいる。

 大量のフラッシュに目がちかちかして閉じたりしていないか心配になった。

 

 因みに珍しく杏子も此処に来ている。会場の外に居るが。

 

 俺はてっきり送り出されるだけだと思っていたので意外だった。

 だって学校の入学式さぼった大物だぞ?

 その後、拳骨を落としておいたが。

 

 そんな奴が前日からメイドと一緒に着て行く服の話してたら驚くわな。

 服装も余り目立たないように、だが、清楚な女の子に見えるようにしていた。

 元々の素体が良いから余程背伸びした格好とかしない限り、殆ど似合いそうだし。

 

 

 何でついてきたのかと聞いたら何となくだそうだ。

 

 

 帰る時に腕を組んで来た。

 どうしたと問いかけると

 

「この服歩きにきーんだよ」

 

 との事。だったら着るなよと思ったが口に出さないことにした。

 あれ? そう言えば来るときは普通に歩いてなかったか?

 

 そう思っていたら携帯電話が鳴った。表彰祝いに今度恭介の家でパーティーやらないかと言うお誘いだった。

 あの事件以来恭介の家と、さやかちゃんの家とは親密な関係だ。

 杏子も何回か会っている。ただ、何か杏子とさやかちゃんはすぐに喧嘩するんだよな~?

 なんでだろう? でも二人とも別に仲が悪いわけでは無い。

 杏子自身さやかちゃんの家には何回か自分から遊びに行っているしな。

 喧嘩するほど何とやらなのだろう。

 

 ともあれ、何時もあっちに行ってお祝いされるのも忍びない。

 しかも、恭介もヴァイオリンで賞を取ったった言ってたし。

 たまには、人を呼んでパーティーしますか。

 その事を伝えると電話を切る。杏子から質問が来る。

 

「誰からだ?」

 

 電話したりするのを聞くと杏子が必ず相手が誰かを確認してくる。

 家で電話してて相手が女の子だった場合酷く不機嫌になる。

 まぁ、女の子と電話するのはかなり珍しいが。殆どメイドとかが対応するから。

 別に隠すつもりは無いし答える。

 

「恭介の家から」

 

 そう言うと、あ~、あの坊や家ねと納得する。

 坊やって、同い年だろ。

 まぁ、いいや。

 

 迎えの車に乗り込み、週末にパーティーを家でやりたいと申し出る。

 運転してるメイドさんがシェフは誰を呼びますか?と問いかけられたので、余りあからさまな上流階級アピールは気持ちのいいものでは無いだろうと思い、BBQでお願いした。

 皆大好きバーベキュウ。これなら服装も選ばないしな。

 ただ、恭介のお祝いのケーキは頼んでおいた。

 

 さやかちゃんの家にもそのことを伝えてくれと頼む。

 

 杏子は早速眠っている。

 本当に疲れてたんだな。

 

 

 

 

 家に帰って部屋でぼけ~としていたら携帯電話に電話がかかってきた。

 俺の携帯電話の番号を知っているのは恭介の家族とさやかちゃんの家族だけだ。

 何か寂しくなってきた。友達作ろうかな…、っと、取り敢えず出ないと。

 

 内容はさやかちゃんがお友達も呼びたいと言っていたのでどうかと言う内容だった。

 

 無論おkを出す。何なら家族全員でどうぞと言っといた。

 そう言えば何気に家に誰か遊びに来るの初めてじゃない? ちょっと緊張してきたわ。

 その後に、お腹を空かせて来ることを伝えておいてください。と言った。

 迎えもこっちが出しますからと。

 流石に相手は遠慮したが、貴方方、誰も俺の家の場所知らないじゃないじゃないですか。

 そう言ったら納得してくれた。

 

 部屋を出て近くにいたメイドさんにそのことを伝え、お願いした。

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