お宝探します   作:春の雪舞い散る

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断っておくけど女装は僕の趣味じゃないからね?勘違いしないでねっ!?


魔導揮

①荷物は整理しましょう

 

新しく淹れた熱いコーヒーを一口飲んだキャプテンに

「まず今朝のこのふたつのミッションの事を教えてもらいたい」

そー聞かれたけど正直な話余り理解しているとは言い難い僕が説明に困ってるとガイドの男が現れ

「翔様、その説明は私に任せていただけますね?」

そー聞かれて理解の外の僕が頷いたら

「雑巾作成のミッションを手伝いすると言うヘルプミッションでして…

当然その量的に短時間で済むミッションではありませんでしたからヘルプ先でそれなりの時を過ごした翔様には今朝のミッションと言われても理解できる筈もありません」

そー説明してもらって頷くと

「皆様もご承知の通りにヘルプミッションの中には食糧提供ミッションが有り今回の依頼人達の顔色を見れば彼らが食事を摂っていなかったのはすぐにわかりましたね?「うん」

ですから滞在中の何食か迄は存じませんが食事の世話は特別ミッションとしてカウントさせていただきました

でないと既に依頼経験の有る者達は順番待ち状態になってますから不公平になりますからね」

そー言われて今一理解できないでいるとキャプテンに

「なぜ二日目の晩飯からかなのかは知らんがお前の特殊能力で食べる物が確保されるまでは苛つき気味だったからな」

そー言われて

「お腹空いたらやっぱりタイガーさんでも不機嫌になるの?」

日頃あまり表情を変えないタイガーさんからは想像できないから聞いてみたら

「数日くらいなら平気だがそれ以上になればさすがにな…」

そー言われてそんなものかと納得するボクにガイドの男は白い布と縁取り用のレースを渡してきて

「雑巾作成の次の課題になるハンカチ作りになります」

そお言われて渡された布を受け取り説明書を受けとると取り敢えずクローゼットにしまい

次の話題はかなりダブついてる雑巾をどうするのかってこと

それと未だあまり活用されてない調理器具も有るしね

衣装も徐々に増えてきてる

ウェイトレスの制服、チャイナドレス、アニメのヒロインが着てたような学校の制服

ハイツインテとポニーテールのウィッグを見てどうしても溜め息が漏れるんだよね…

そー思ってたらメッセージが来たからさっきの続きから読むことにして

ーヘルプミッション8のクリアボーナスとして冷凍ハンバーグ百食分を送りましたー

ー職業のランクアップのお知らせ~貴女の喫茶店のお手伝いがメイド喫茶のメイドさんになりメイド服が支給されますー

そのメッセージを見てクローゼットを確認したら入ってたメイド服(らしき物)がね…

それを目敏く見付けた太が勝手に引っ張り出してボクの身体に当てると

「翔、早速着替えて着てる姿を僕達に見せてよっ♪」

とかマジにキモい事言ってくれたりしてさ…ぶん殴りたくなったよっ!ボクの手の方が痛いだけだからそんな事しないけど溜め息吐いたらメッセージが来て

ーヘルプミッション9、食糧の提供7(ニノ二)ー

だって、何かどんどん面倒臭い事になってく一方だよね?

「お呼びでしょうか、ご主人様っ♪」

ウェイトレスの制服の時同様にヘルプ先に着くとメイド服に強制変換されポーズとらされセリフ言わされてるボクのこんなことしたくないっ!って意志は関係無いらしい

メイド服着たボクの姿を見て一瞬驚いたみたいだけどすぐに嬉しそうな顔で

「ご飯、よろしく頼むよっ♪」

そー言われて

高菜炒飯とハムエッグにカップ麺とキムチにコールスローを提供して

締めのコーヒーを飲んでもらってる間に後片付けして帰り支度を整える

回数を重ねてさすがにちょっと慣れてきたからコーヒー飲み終える前に片付けが終わり姿勢をただして待っている…そんなボクに一人が

「どうして服装変えたの?」

そー聞いてきたから

「どーしてって聞かれても職業のランクが上がって新しい制服に変わったからでボクに選択権は無いんですけど?」

そー答えたら

「そーなんだ俺の個人的な趣味で言ったら前の明るい感じのが良かったからちょっと寂しいかもね?」

だって…まぁ「本音言っちゃどっちも嫌だから勘弁して下さいって言いたいんですけどね…」なんて事はさすがに言わないですけどね

そー思いながらコーヒーカップを受け取り帰ったんだけど何故か今回は馬車に戻るとヘルプに出る前の服に戻るハズが戻ってない

「翔、コーヒーお代わり頼む」

ニヤニヤ笑いながらゆーキャプテンと

「私もお願いします」

そー言ってるガイドの男の顔もにやけてるし

「僕とタイガーさんのほうじ茶も頼むね」

そー言われてムスっとしてるボクに

「それが新しい職業のユニフォームなんだね?」

その太の言葉で更にムッとするボクに代わりガイドの男が

「その通りで親類のお店のお手伝いからメイド喫茶のアルバイトにランクアップした証の衣装

新しい職業獲得の入り口です」

そのどう考えたって悪い予感しかしない発言にボクは耳を塞いで

「その先は言わないで良いし聞きたくないからね?」

そー言ってガイドの男の言葉を遮る無駄な抵抗を試みるボクに

「いずれ知る事なのだぞ?」

そーキャプテンに言われたボクは

「その時その時僕に選択権がないなら諦めるしかないでしょ?どうしようもない事ならただでさえ低めなテンション駄々下がりになるだけなんだから先送りにしておきたいんですっ!」

ボクにそー言われて何やら密談する四人に構わずに次の支度をするボクにガイドの男が

「次のヘルプミッションで通算十回目の個人ミッションになりますから特別ボーナス可能な範囲ならご希望に沿いますよ?

何かご希望な物はありますか?」

そー聞かれたけど…

「そんなの特にないよ…あー、ん~っ…でも…そうだね…冒険者に相応しいミッション挑みたいとかそれっぽいアイテムが欲しいかな…うん、欲しい

そんな事よりお昼ご飯はどうするんですか?、スープ炒飯と野菜炒めにハンバーグに付け合わせのサラダと漬物にしようかと思ってますけど…」

話題変える為にそー聞いたらキャプテンとタイガーさんは黙って頷き太も

「それ美味しそうだね」

そー笑って答えるから僕の方も

「うん、任せて」

そー言ってちょっと笑って見せた

その後各々の飲物を飲み終えるのを待って出発したんだ…

 

ミシンを使ってハンカチ作りをしていると

ーヘルプミッション10、食糧提供8ー

が、来たからエビピラフと卵にハム、コールスローを詰めて依頼人の元に跳んだんだ

「お呼びでしょうか、ご主人様っ♪」

の挨拶と共にね

そしていつもの様にコーヒーを飲んでもらってる間に後片付けして飲み終えたカップをカップを受け取ると

「それではこれで失礼致します」

そー挨拶して帰ったボクは次の支度と自分達のお昼ご飯の支度を始めたら暫くして馬車が止まったんだ

馬車の扉が開きキャプテンが食事の準備の調理器具を下ろしに来てくれたからボクは七輪二個と中華鍋にダッチオーブンオーブンを下ろしてもらいボクは炒飯とスープの素、野菜炒目に用意した食材とコールスロー、キムチ、烏龍茶を持って馬車から降りて支度を始めたんだ

その途中にメッセージが来てたけど後回しにして出来上がった物を三人に出して食べ始めるのを見てメッセージを確認した

ーヘルプミッション10のクリアボーナスはコーデ帳10枚が解放されました

コーデ帳に関する詳しい内容は担当者からお聞きくださいー

ーヘルプミッション通算10回達成ボーナスとして使い魔一体を派遣ー

すたっ…と誰かが降り立つ音がして

「お昼は済ませたの?」

返事を聞くまでもなく食卓に並ぶ料理を見て

「ボクの分食べて良いから…野菜炒めも未だ少し有るしね…キャプテンはコーヒーで良いかな?タイガーさんと太にアンタは?」

そー聞いたらキャプテンとガイドの男はコーヒーでタイガーさんと太はボクに任せるだったから何と無くレモングラスにしたので馬車からカップ麺とコーヒーにレモングラスのティーパックとカップに保温ポットを持って降りた

勿論最初に食べ終わったのは太だけど未だ足りないらしく炎熱のフライパンを洗ってるボクに食器を渡しに来て

馬車からカップ麺を持って来てお湯を注いでるのを見て溜め息吐いて

「言えば取ってきたのに…」

洗い物をしながらゆーボクに

「翔は仕事中じゃん?」

そー言ってそろそろ食べ終わるキャプテンとタイガーさんに

「翔じゃなくて良いなら飲物を用意しますよ?」

太のその言葉にキャプテンが

「任せる」

と、一言だけ言いガイドの男も

「私もお願いします」

そー言われて

「任せて」

そー言ってボクの分も含めて五人分用意してくれた

その後キャプテンとタイガーさんの食器を運んでくれ最後にガイドの男の分も持って来てくれたから

「太って温泉卵は好きかな?好きなら晩ご飯に用意しようって思うんだけどな?」

ってそー思って聞いたら

「うん、楽しみにしてるから」

太がそー答えたら

「吾輩達にもツマミに頼む」

そーキャプテンにも言われて訴えるような目で見るガイドの男に

「沢山用意するけど無くなる前に来なきゃ知らないからね」

そー言ったら嬉そーに

「無理やりにでも仕事は片付けてきますともっ♪」

そー言ってるから

(んな事言ってコイツ、上司に何も言われないのかな?)

そー考えながら呆れるボクだった

洗い物を終え自分のも含めてお代わりの飲物を出してコーデ帳の説明を聞くことにしたんだ

「まずはトップ画面から特殊能力のページの画面に移行しますと新たにコーデ帳のカーソルが現れてるはずです」

言われる通りに操作したら(あったあった…)

そー思って次の説明待ち

「コーデ帳自体はご存じですか?」

そー聞かれたけど知らないボクが首を横に降ると

「ではコーディネイトは?」

再び首を横に降るボクに

「私も然程詳しいわけではありませんがファッションでは着こなしや着まわし等の意味で使われているそうで…

この場合ウィッグを変えたりはずしただけでも別コーデとなるそうでその組合せを記録する物をコーデ帳と呼ぶんだそうです」

そー言われて(ふーん、さっぱりわからない)そう思って首を捻ってると

「まずはコーデ帳の一枚目をタップしてください」

そー言われてタップしたら

ーコーデの登録を開始しますか?YesorNOー

そー聞いてきたから

ーYesーをタップしたら

ー登録するコーデはデータホルダーから引用しますか?YesorNOー

と表示するのを見て溜め息を吐いてYesをタップしたらチャイナドレスの画像が現れ選択したら

ーnowload………コーデ帳1/10/50の登録を完了しました、引き続き登録をしますか?YesorNOー

を見てガイドの男を見たら

「続けましょう」

そー言われてーYesーをタップしたら

「二枚目をタップしてください」

言われた通りにタップしたら

「今回は内蔵カメラを使った登録を致しますからデータフォルダーはNOで次に現れる内蔵カメラを選択したら…

お三方は勿論カメラ機能は使えますね?」そー聞かれて

「勿論」

太がそー答えたら二人も頷いたから

「翔様のタブレットをお預かりし全身のショットと後はお好きなだけお撮りください」

そー言われて

「ちょっと何考えて…」

ボクからタブレットを取り上げた太とガイドの男に散々撮られまくってから再びガイドの男に

「全身ショットをコーデ帳に登録をしましたからご確認を…」

そー言われてコーデ帳を確認したらそーなってて

「んでっ!このコーデ帳が特殊能力の所に在るのはなんでさっ!?」

ちょっと怒り気味にそー聞いたら

「登録済みのコーデ帳をタップしたら一括チェンジ出来るとゆー特殊能力になるからですよ」

そー言われて深ぁーい溜め息を吐くボクは

「メッセージにも有った使い魔って一体何なのさ?」

ガイドの男にそー聞いたら

「百聞は一見にしかず…翔様ご自身でお確かめいただく意味でも使い魔①をタップして召喚してみてください」

そう言われタップしてみると現れたのはトンボの羽が生えた小さな少女で

『ハジメマシテマスター(仮)』

無表情で淡々と挨拶されて

「えーっと、初めまして…君の名前ってあるの?いくらなんでも使い魔①はないでしょ?」

僕にそう聞かれたその子はやっぱり無表情な顔で

『ソレガフツーダカラモンダイナイ、スクナクトモワタシガ…イイエ、ワタシタチガガンガエルベキモンダイデハアリマセン』

そー言われたから改めてセイレイのパラメーターをチェックして

「名前の所にカーソルが有るってことは変更できるんだろ?この子の名前を変えても…僕が決めても問題ないね?」

念のためガイドの男に確認を取ると笑顔で

「勿論構いませんし翔様の権限ですからこのに娘似合う可愛い名前を付けてやってくださいませ」

そう笑顔で答えたから本人にも

「変えて良いね?」

そー確認したら

『ソレハマスター(仮)ガキメルコト、ワタシハマスター(仮)ノケッテイニシタガウダケデワタシハセイシキニケイヤクヲカワセルヨウニマエノマスターニメイジラレタモノ

マスター(仮)ノケッテイニシタガウダケデス』

そう言われた僕は

「そーゆー事なら…蜻蛉(セイレイ)っと…入力完了っとぉ…よし、君の名はただいまよりセイレイに決まったから皆もセイレイって呼んであげてよ?」

僕がそう皆に告げると呆れるような視線で見る四人と相変わらず表情の変化に乏しいセイレイに

「取り敢えずその名前で呼ばれる事に慣れるようになりなよ?」

そう声を掛けると

『ショウチシマシタ、マスター(仮)』

そー無機質な返事が帰ってきたのでガイドの男を見た太は

「セイレイのその喋り方ってなんとななら無いの?なんか機械じみて無機質に感じるんだけどな…」

セイレイにそう問い掛けると

「ソレハマスター(仮)のエイキョウリョクシダイデイカヨーニモカワルケドドウカワルカハダレニモワカラナイ

スクナクトモワタシガキメルコトデハナイ」

セイレイのその言葉に今度は僕が溜め息を吐く番だったけど

『トコロデマスター(仮)、ワタシハソロソロスガタヲケスベキデナイノカ?』

セイレイにそー聞かれた僕は

「キャプテン、セイレイが側に居て何か問題ある?」

そー聞いたら

「さあな、問題が有るか無いかは未だ判断するには情報が足りないな…」

そーキャプテンが答えるとタイガーは

「兄者の判断に任せる」

と言い太も

「翔が嬉しそうにしてるから良いんじゃないの?」

と、答えたから

「そーゆー訳だからセイレイが隠れたい…姿を隠したいって時は遠慮無く言ってくれれば良いからね?」

僕のその言葉にセイレイは

『ショウチシマシタ、マスター(仮)、ソウハンダンシタバアイスミヤカニホウコクシマス』

そー何ともお堅い返事を貰ったけどそんなバカ言ってるうちに温泉卵が完成し四人に取り敢えず一個ずつ渡し残りは片付けて

因に体長がおおよそ50㎝のセイレイは僕が食べてたフライドポテトに興味深々の様子を見せたから与えたら三本食べ薬草茶を平然と飲んでいた

食べ終わるのを待って出発準備をしてもらって出発したんだ

次の準備をしてから内職を始めたらすぐにメッセージ

ーヘルプミッション11、食糧提供9ー

そーあったから炒飯と卵とハムにキムチにコールスローも持って依頼人の元に跳んだんだ

そして例によってコーヒーを飲んでもらってる間に後片付けしてコーヒーカップを回収して帰ったんだーヘルプミッションクリアが通算十回になりましたので特別ボーナスが支給されます

支給品はペーパーフィルタータイプのコーヒーメーカーとオリジナルブレンドの豆粗挽き1㎏ー

「キャプテン…喜んでくれるかな?」

僕のその呟きに

「キットヨロコビマス、キャプテン…コーヒーオイシソーニノンデマシタカラ」

そーセイレイに言われてキャプテンにコーヒーメーカーの事を報告したんだ

 

晩ご飯の時が来て太とタイガーさんは馬の世話をしキャプテンは酒を飲みながら力仕事を手伝ってくれててセイレイは火を見ててくれている 

今夜も焼き肉でボクは温泉卵を作りながら野菜を刻みジューサーでトマトジュースを作り作業を終えた四人にも飲んでもらい本格的に肉を焼き始めたんだ

そのうちにガイドの男も現れたから

「嫌いじゃなかったら飲んで良いから」

ボクにそー言われて嬉そーに飲み干すと一緒に肉を食べ始めたから

「ビールでいーよね?」

そー聞いたら肉を頬張りながら頷いたから缶ビールを渡して飲んでもらう事にした

その一方でボクはヘルプ用に野菜炒めを作ってる

その出来上がった野菜炒めをたっぱに詰め終えてゆとりの出来たボクは焼き肉を取ってもらい少し食べながら様子を見ていたら今夜で無くなりそう

後から何か補充するとして取り敢えず明日は何を作ろうか?何を食べてもらおうか?

仕入れるものはそれで何がいるのか考えたら良いんだろーか?そー考えてたら

ー個人ミッション発動至急引き受ける事をお勧めしますー

「……」

内容が不明なミッションだけに受けるべきか悩んだ結果引き受ける事にしたんだけど何故だろうか…ミッションに関する記憶が飛んでる…

おまけに…身体が異常なまでに重くてダルく感じるんだけど…

ー個人ミッションクリアボーナスはカイトで既に馬車に送りましたー

(…………え、カイトって…一体何?)

タブレットをぼーっと眺めるボクに違和感を感じとったキャプテンが

「翔、何か有ったのか?」

そー聞いてきたけどミッションに関する記憶が一切欠落したボクには答えようもなく

「わからない…個人ミッションに挑んだはずなのに全く覚えてないんだ…」

そー聞いて眉を潜めてガイドの男に

「一体どーゆー事だ?」

そー聞いたのだけど聞かれたガイドの男は顔を歪めて

「ミッションの手配は基本的には私達ガイドの役目ですが極希に幹部が直接関与する方達がいらっしゃるのですが…」

そー言ってボクと太を見る男に

「本来であれば貴殿方がお見えになった世界からは基本的には未成年は受け入れておりませんがたまに参加認められ子達が居ます…そう、今回の翔様と太殿の様な選ばれし例外の子達が…」

そー言われて考え込むキャプテンだった

 

 

 

 

②飛んでる男?

 

翌朝重い身体と心はいつものように薬草茶を飲んでもどうにもならなかったけどそんな個人的な事情はお構い無しにヘルプミッションは発生する

ーヘルプミッション12、食糧提供10(三ノニ)ー

で、普段のボクなら…少なくともこのアドベンチャーに巻き込まれる以前の僕なら間違いなくスルーしてたけど何も考えてない今のボクは支度をして依頼人の元に跳んだんだ

「お呼びでしょうか、ご主人様?」

抑揚感の無いボクのセリフと虚ろな表情のボクの顔を見てざわつく四人に

「お食事の支度すぐできますから暫くお待ちください」

そー言ってスープ炒飯に野菜炒めをトッピングしたカップ麺と温泉卵にコールスローとキムチを添えて出したんだ

そしてコーヒーを飲んでもらってる間に後片付けして飲み終えるを待つボクに

「この前の返事を聞かせて欲しいんだけど?」

そー言われて

「私、このよーな格好してますけど男の子なんですけど?」

そー答えたら

「知ってるよ、そーはみえないけど女の子の参加者が居ないのは聞いてるからね」

そー言われて

「代用品、それともそーゆー趣味嗜好の方なんですか?少なくとも私は職業(キャラ)でこの姿をしているだけですので男同士…

女の子とも経験した事ないですけど出掛けるつもりは有りません」

そーきっぱり断ったら

「お、俺だってそちらの趣味はない…」

そー言い淀む相手に

「(ボクにデート申し込んでてそんな事言っても説得力無いと思いますよ?それに)ここを出ても当分は落ち着け無いと思いますよ?私達は馬車に乗り薄ら寒い荒野を延々と走らせてますからね」

そー言って溜め息を吐いて見せると

「馬車?なら馬車で移動中貴女は何をしているのです?」

そー聞かれたボクは

「僕達のチームには荷馬車が二台有るから私よりちょっと上の子は馭者の見習いをやってるから私は一人黙々と内職してます

冒険者にどんな意味があるかは知らないけど今はハンカチ作りしてますよ?」

苦笑いを浮かべるボクに

「普通ならしょうもない言い訳するなとゆー所だが…」

そー言ってボクの手を取り

「慣れない針仕事の結果なのだろ?」

そー言われて

「何度刺しても懲りないんだよね…まぁさすがに最近は滅多に無いから絆創膏の数も減ってきてはいるんだけどね…」

自分で言って落ち込むボクに

「わかった…取り敢えず又呼んでも良いのか?」

そー言ってカップを差し出しながらボクの顔を見る相手に

「今日のメニューに更に一捻り加えたメニューを出せるよー頑張るよっ♪」

コーヒーカップを受け取りながらそー笑顔で答え馬車にき帰ったんだ

 

「はーっ…身体がダルい…」

一人そー溢して次の支度をして朝ご飯の支度をしてたら三人が起きてきたから朝ご飯にする事にして

「あの、ですね…真空パックの販を温めて温泉卵の卵かけご飯なんかどーかと思うんですけど?」

三人の反応を伺いながら返事を待ってると

「うん、それ良いよっ♪やっぱり朝もお米食べたいし前から何か物足りない気がしてたんどけど…後納豆も欲しくなるよ」

そー言われてこそーっと納豆とダシ醤油を出して三人に見せ温めてたご飯をミニ丼に移して具沢山の味噌汁とキムチにコールスローも出したんだ

それに対してセイレイときたら煮豆がお気に召したらしくキャプテンに何を言われようとただひたすら摘まみ続けているからたまに気を付けないとハムスター状態になってる

三人が卵かけご飯を食べ終わるのを見ながら

「お味噌汁は未だあるから炒飯温めようかそれとも買い食いでお握り取り寄せた方が良いかな?」

そー食事中の三人にお伺いを立てたら

「今日は梅干しとおかかかな?」

太ゆーとそーゆーと

「俺はしぐれと高菜を」

そータイガーさんも言って

「吾輩は天むすとツナマヨを頼む」

キャプテンもそー答えてくれたから早速取り寄せたんだ

ボクの五目飯のおにぎりと合わせてね

因みにボクの温泉卵は味噌汁で温めて食べるんだ

ご飯を食べ終えてキャプテンには豆から淹れたコーヒーを飲んでもらおうと用意してたらガイドの男が現れたから溜め息を吐いて

「アンタも飲むんでしょ?」

そー聞いたらボクの顔色を伺いながら

「お願い出来ましたら…」

そー聞いてきたから

「その気がないならわざわざ聞かないで淹れ終わってから気付いたふりする」

そー言って二人分淹れて先にだしタイガーさんと太にボクは今日もほうじ茶にした

それらを各々に飲みながら

「翔様は昨日のカイトをどうするおつもりですか?」

そー聞かれて

「どーするとかって聞かれても…それ以前にそもそもカイトって何なのさ?」

そーガイドの男に聞いたら代わりにキャプテンが

「ハンググライダーと言えばわかるか?」

「…ハングライダー?」

そー言われても知らないからおうむ返しするボクに

「知らんのか?」

そーもう一度聞いてきたから

「多分聞いたこともないと思いますけどなんですか?それ」

ボクのその問い掛けにガイドの男は

「画像を送りましたからご確認ください」

そー言って画像付きのメールを送ってきたから確認してみた

「…ふーん…空を、ね…」

興味無さげに呟くボクに

「興味無いのか?」

キャプテンが聞いてきたから

「空を飛ぶってどんな感じかな?って思わなくはないけどそんなのボクに扱えるって思います?」

その初歩的な質問に四人が声を揃えて

「思わない」




いかがでしたか?次回のリリース予定は未定です
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