①ブービートラップに引っ掛かった
ー求む、勇者志願者よっ!世界は貴女を待っているっ!ー
その全くもってイミフなキャッチコピーを鼻で笑いながら詳しい問い合わせ先と記されたQRコードを読み込むと一瞬の静寂
そして閃光に包まれ呆然と立ち尽くすボクの前を足早?に横切りながら
「アンタも宝探しに参加するつもりなら急がなくても良いの?そろそろ締め切りのはずなんじゃないの?」
僕を見るソイツの視線が鬱陶しく感じながら周りを見るまでもなくソコが僕の居た駅前の繁華街じゃなく雑踏でもない事くらいは気付いた…
じゃあここは一体何処なのさっ!?って突っ込みは取り敢えず今は封印しといた方が良さそうだからそいつの後を追いかけることにした
何がどうなってるかはわからないけどひとつだけはっきりと言えるのはここに立ち止まっていても仕方無いだろうって事
だから僕は取り敢えず訳がわからなくても細かい事(細かい事…なのかな?)ソイツの後に続いて足早に歩く事にしたんだけど…なにコイツってばメッチャ足がおそいんですけど
汗まみれで息も切れ切れなんだから多分全力で走ってるつもりなんだろうけど運痴と言われ亀よりも遅いとまで言われる僕より遅い…
追い抜こうと思えば抜けない訳じゃないんだろうけど追い抜いたら追い抜いたで何処目指せば良いのかわからない…
つか今の状況からして何が何やらさっぱり理解の外だから大人しくついていく以外の選択肢無し
汗まみれのソイツがゼーゼー言いながら走る後をついて暫く走っていたら小さな小屋が見えてきてその前に三人の人影が見えた
「おや、ようやく最後の二人がお見えになったようで…」
その他人事のようにゆー言葉にガテン系の男が僕達を見ながら傍目にも相当に苛立ち気味らしく
「おいっ、あの二人…ちゃんと使えるのかっ!?」
吐き捨てるようなその問い掛けに対して聞かれた方は
「さぁ、ここにお見えになったのですから各々の何かをお持ちなのでしょうがそれを教えていただけるだけの立場にはありませんから私からは何とも申し上げようがございませんが?」
そう無責任に言われムッとする男達が僕達を睨んでることを未だ気付く余裕は残念ながら無い
ボク達を待っていたらしい三人の中では一番小柄な男が
「さぁ、貴方達が最後なんですからさっさと受付を済ませちゃって下さい…でないといつまでも片付きませんからねっ!」
そう声を掛けられてそれまでどたどた走ってた奴が物凄いダッシュを見せ受付票を引ったくり受付に取り掛かって
「悪いね、残り物には福が有るってゆーから諦めなよ?」
とか言われて正直かなりムッとしたから