よろしければお読みください。
それは突然に…
その日は親父の誕生日で7時から家族でパーティーをすることになっていた。当時中学2年生だった俺はプレゼントを買うため少し離れたデパートまで来ていた。
いつも親父にはきつくあたっていたから謝罪の意味と日頃の感謝を込めて高級そうなものを買おうと思い探し歩いて30分ほどでいいものを見つけたので帰ることにした。
「もう5時過ぎか」
そう呟いて
三門市行きのバスに乗った。
バスに乗ること10分。そろそろ三門市に到着しそうなので窓の外をみた…その時だった。
「なんだ…あれ」
三門市上空に無数の黒い円状のものが出現した。バチバチと音を立てている。すると中からおびただしい数の白くて大きい機械のような化物がぞろぞろと出てきた。
瞬間、嫌な予感がした。家族が心配になり自宅の方にに走り出そうとしたがバスの運転手に止められた。しかし、俺は止まらなかった。運転手の腕を振りほどき今までにないほど必死に走った。
(大丈夫、さっきのはきっと気のせいだ。この角を曲がったらいつも通り家があるだろ)
俺は自分に言い聞かせるように言った。
だがその言葉を裏切るように自宅は半壊しておりそれは家というにはいささか不十分な形をしていた。急いで中に入るとそこには先ほど黒い円から出てきた化物が親父の心臓部分を刃のような足で貫いていた。
「嘘…だろ………」
化物の周りには世界で一番大切だった家族が親父と同じように心臓部分を貫かれ転がっていた。
「おい、白いの‼︎ てめー何してくれてんだぁぁぁぁぁ‼︎‼︎」
俺は怒鳴りながら化物に走って行った。
すると化物は上から足を俺目掛けて振り下ろした。意識は完全に親父に集中していたが体が勝手に真横に跳んでそれを避けた。
(くそっ、まだ親孝行もなにもしてないってゆうのに。)
また親父に向かって走り出した。しかし化物は先ほどとはうってかわって体全体を使って突進してきた。俺はなんとかバックステップをすることでそれを避けたが衝撃により右足が折れてしまった。するとすぐ近くにに何かが放り投げられたように飛んできた。俺はその正体にすぐに気がついた。
「親父っ!!」
右足に走る痛みなど忘れて一目散に親父に近づいた。口の前に耳を近づけると息をする音がしたので内心ほっとした。息をつく暇もなく体の真横に化物の足が突き刺さる。
(くそっ右足が折れてまともに動けない。
ここでおわりかよ。)
と死を覚悟した時だった。目の前に1人の男が颯爽と現れた。その男は手に光るナイフのようなものを一瞬で生成しそれを横に振り抜いた。すると化物の目のような部位に切れ目ができ、ピタリと動きがとまった。
「少年、大丈夫か?」
この男、「迅 悠一」との出会いが俺の全ての終わりであり全ての始まりであった。
どうでしたでしょうか
よろしければこれからもなにとぞよろしくお願いします