俺がこの町にできること   作:あちゃぺちゃ

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3話目です。
投稿遅くてすいません。
主人公は戦闘狂です。笑
ではどうぞ。


原作前
3年後


あれからはやいこと3年半がたった。

 

今では俺はボーダーでも1.2を争うほどに強くなり、周りからは纏う雰囲気は柔らかくなったと言われるようになった。

 

まぁ、3年前の俺は強くなることに必死だったからな。

 

「 ふー、やっと終わった。1人で防衛任務すんのやめようかな」

 

そう小さく呟きながらランク戦室へと向かった。

 

途中で買った飲み物を片手にゆっくりと歩いていると突然横から元気な声が飛んできた。

 

「あっ マコ先輩だ‼︎」

 

「おー駿 元気してたか? 2週間振りくらいか」

 

そう言いながら俺は駿の頭を撫でた。

 

こいつは緑川 駿A級4位草壁隊のスピード型アタッカー。入隊時の対近界民戦闘訓練で脅威の4秒を叩き出したボーダー期待の新人だ。

 

「うん‼︎ そうだね。マコ先輩風邪にかかって倒れちゃってたもんね」

 

「いやー 俺もこんなに長く休んでしまうとはおもわんかった」

 

と言いつつ苦笑すると駿は ランク戦したかったのにさー といいながら膨れた。

 

そう、俺はつい2日前まで風邪をこじらせて倒れてしまっていたのだ。

 

これには俺自身だいぶ驚いてしまったのを覚えている。

 

「駿、俺これからランク戦するけどやるか?」

 

と尋ねると

 

駿は元気よく うん‼︎ と返事した。

 

ランク戦室に着くといつも通りとても賑やかで盛り上がっている。

 

隊員が集まっている方へ行くと見知った顔がいた。

 

「おっ、マコ先輩と緑川じゃん。ランク戦すんの?」

 

「マコさん久しぶりっすね」

 

上から陽介、公平という順番で挨拶してきた。

 

米屋 陽介A級7位三輪隊の槍を使う異色のアタッカー。

 

出水 公平A級1位太刀川隊の天才感覚派シューター。

合成弾を作ったのもこいつだと聞いた気がする。

 

「おう、久しぶりだな。陽介、公平。

なんか盛り上がってるけどどうしたんだ?」

 

「あーなんか新入りのB級が連勝してるみたいですよ」

 

「へぇー、そいつの名前は?」

 

出水の返事に対して胸を躍らせながら尋ねた。

 

「黒江 双葉。加古隊に所属が決まってるらしいですよ」

 

「あ、それとマコ先輩と同じで孤月つかってた。俺もランク戦したけど結構つよかった」

 

と公平と陽介が答えた。

 

孤月を使うときいてますます興味が湧いてきて戦ってみたいと思っているとモニターを見ていたB級2人がコソコソと話していたので聞き耳をたててみると

 

「チッ 最年少だかなんだかしらねーが年下だからって調子のってんじゃーねよ」

 

「ほんとそれだよ。だから新人は嫌いなんだよ。ウゼェ」

 

という嫉妬の言葉を発していた。

正直それは気持ちがいいものでは無く

イライラしてきたのでそいつら2人の方へ向かった。

 

「なぁ、お前ら、なんでそんなに偉そうにしてんだ?」

 

「あ?なんのはなしだよ」

 

「年下も年上も実力があれば関係無いと思うが?」

 

「誰かは知らねーが黙ってろよ。そんなにボコられたいのか?あぁ?」

 

そう言われ、俺の怒りが最高潮に達しようとしていた。

つか俺のこと知らないってことは新入りか?

だいぶ古株だと思うんだが

 

「年上だからって威張ってんじゃねーよ。そんなだといつまでたっても強くなれないぞ」

 

「あぁ?もういっぺん言ってみろや‼︎」

 

「何度だって言ってやるよ。お前らは強くなれない。それを治さない限りはな」

 

できる限りの低い声で殺気を込めて言うと

2人は黙り込んだ。

 

「ちょっ、マコ先輩なにしてんすか‼︎抑えてください‼︎」

 

と焦りながら公平が止めてきたのでなんとか怒りを抑えるとブースから話題の的となっている黒江がでてきた。

 

「あ、駿。なにしてるの?」

 

「双葉‼︎ 先輩達とランク戦しようと思ってたところだよ」

 

「そうなんだ。駿、後で私とランク戦してくれない?」

 

「うん、いいよ‼︎」

 

「それよりなんでこんなに静かなの?」

 

すると駿は苦い顔しながら俺を見てきたので

 

「悪い。俺がここのB級2人と言い合いになっちまってな」

 

と俺が答えた。

 

すると、

 

「そうなんですか。ありがとうございます」

 

と言って黒江は頭を下げてきた。

 

素直に律儀で良い子だなと思った。

 

「おい、お前ら」

 

というとさっきまで黙り込んでいた2人の肩が跳ね上がった。

 

「こんな、律儀に礼を言う奴が調子乗ってると思うか?」

 

「い、いえっ、す、すいませんでした‼︎」

 

「まぁ、俺も言い過ぎた。悪かったな、この通りだ」

 

と言いつつ頭を深く下げた。

 

2人は少し戸惑いつつも腕を横に振りいえいえと申し訳なさそうな表情をして再度頭を下げてからランク戦室から出て行った。

 

「あの、聞きたいことがあるんですが、いいですか?」

 

と、黒江がきいてきたので、頷いた。

 

「けどその前に自己紹介をしよう、俺は大森 誠フリーのB級隊員だ。よろしく」

 

「あ、すいませんでした。私は黒江 双葉です。今はB級ですが加古隊に所属することになっています。よろしくお願いします」

 

と自己紹介をした。

 

すると黒江が質問をしてきた。

 

「何について言い合いをしていたんですか?」

 

「うっっ……」

 

言いにくいことだったので自然と押し黙ってしまう。

 

すると横から公平が説明してくれた。

 

聞き終わると黒江は目を丸くして驚いていた。

まさか会ったことも話したことも無い奴のことで怒る人がいるとはおもっていなかったのだろう。

 

「悪い、黒江。つい頭に血がのぼってな」

 

と頭を下げると、とんでもないですと焦って手を横に振った。

 

「それより黒江、俺とランク戦しないか?」

 

「ちょっとマコ先輩‼︎ 俺との約束は〜」

 

「悪い、駿。また今度、な?」

 

「しょうがないな〜」

 

「サンキュー」

 

黒江は動揺しつつも少し考えてから了承してくれた。

 

この時、俺はこの子が自分の弟子になるなど微塵も思ってなかっただろう。




どうでしたか?
次回は戦闘シーンになるとおもいます。
下手くそですが読んで頂けたら嬉しいです。
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