俺がこの町にできること   作:あちゃぺちゃ

5 / 13
ちょっと遅くなりました。あとちょっと長めです。
初2000字です。なんか嬉しいです。(o ̄∀ ̄)
今ちゃんの喋り方がだいぶおかしい気が(´д`)
楽しんでもらえたら何よりです。
18歳組じゃなくて鈴鳴にしました。
5話目です。どうぞ


やっぱり結花の和食にはハズレがない

公平たちと別れて、腹が減った俺は食堂へと向かった。

 

時計を見るともう7時だ。

 

時間も時間なので通路には全く人気がなくなって俺の足音だけが響く。

 

(確か食堂は8時までやってたよな)

 

などと食事の心配をしていると前から誰かが歩いてきた。

 

「あ、鋼と結花、それに太一と来馬さん。どうしたんだ?こっちに来るなんて珍しい」

 

「誠…まぁちょっとした野暮用の帰りだ。それより体はもう大丈夫か?」

 

と俺の質問に答えたのは

村上 鋼

No.5アタッカーでボーダー内でも珍しいレイガストの使い手。

中学3年の時、鋼がサイドエフェクトで悩んでいる時に出会った。

 

「あぁ、すっかり元気になったぞ」

 

「誠君倒れてたんだってね。お見舞い行けなくてごめんね」

 

年上にも関わらずいつも腰が低いこの人は

来馬 辰也

鈴鳴第一、別名来馬隊の隊長。

この人は一言で言うとマジ仏様。

 

「いえいえ、とんでもないです」

 

「なんで倒れたんですか?誠先輩」

 

「風邪こじらせちゃったんじゃなかった?誠」

 

と質問してきたこの2人は

 

初めに質問してきたのが

別役 太一

とにかくドジで鈴鳴の真の悪とよばれてる。

 

次に質問してきたのが

今 結花

鈴鳴第一のオペレーターで、まさに大和撫子といった感じだ。

あと和服が凄く似合う。

 

「まーな。俺も風邪で倒れるとは思わなかったよ」

 

と苦笑いを浮かべながら返した。

 

「あ、そうだ」

 

とさっきのことを思い出したので一応伝えておくことにした。

 

「俺、弟子とったんですよ。黒江双葉って言うんですけど色々とよろしくお願いします」

 

と報告すると、太一を除いた3人は目を丸くしながら驚いていた。

 

「う…そ……あの誠が…」

 

と結花が呟いた。

 

「え、そんなに驚くことか?」

 

「当たり前よ!ほんとにビックリした」

 

と大きな声を出した。

いや結花の声の方が驚く。

 

「まぁ驚くのも仕方ないと思うぞ、誠」

 

と鋼が結花をフォローした。

 

「えーそーか?まぁ自分でも弟子をとるとは思わなかったけど」

 

「そうえいばその黒江っていう子、入隊時の試験で11秒出した子でしょ?」

 

「あーなるほど。通りでそこそこ強いわけだ」

 

「誠君、その子と戦ったの?」

 

と来馬さんがまた驚いて聞いて来た。

 

「はい。10本勝負しました」

 

「結果はどうだったんですか?」

 

と太一が興味津々といった感じで聞いて来た。

 

「10-0だ」

 

「うわっ、容赦ないのね誠」

 

と言って結花は引いた。

 

「まーな。俺がふっかけた勝負だから手を抜くのは駄目だろ?」

 

「誠が勝負を挑んだのか⁉︎」

 

と鋼は驚いて言った。

 

「あぁ、成り行きでな」

 

「で、その子は伸びそう?誠君」

 

と来馬さんが聞いて来た。

来馬さんも興味があるらしい。

 

「はい。あいつは伸びますよ。将来強くなると思います」

 

というと鋼が「へぇー誠が」と言いながらうんうんと頷いた。

 

「あ、もうこんな時間か。それじゃ俺はこれで」

 

と言って頭を下げて立ち去ろうとした。

 

すると

 

「どこ行くの?」

 

と結花に呼び止められた。

 

「えと、食堂」

 

「食堂なら今日は早く終わるからってさっき通った時にはもうしまってたぞ」

 

「嘘だろ⁉︎」

 

「本当だ」

 

鋼の口から出た真実で今日の夕食がカップラーメンになることが決定した。

と、思った時だった。

 

「ならうち来る?」

 

と突然結花が言った。

 

「今日、親がいないから夕食、自分で作ろうと思ってたの」

 

「それに、どーせ面倒だからってカップラーメンとかですませるつもりだったでしょ?」

 

嘘だろ。

考えてたこと当てられた。

俺ってそんなにわかりやすいのか?

 

「いいのか?」

 

「うん」

 

「んじゃお言葉に甘えるとするわ」

 

と言うと、横で鋼達がガッツポーズをしていた。

なんでた?

 

「それじゃ、僕たちまだやることあるから」

 

「え?でもさっき…」

 

「いいから。早く行け。腹減ったんだろ?」

 

「そーですよ!誠先輩!」

 

そう言った3人は俺と結花の背中を押して

やや強引に帰らせた。

 

「それじゃあ帰るか、結花」

 

「そうね。それじゃあ皆、また明日」

 

別れの挨拶を済まして俺たちは帰路へとついた。

 

「ん」

 

俺は結花の荷物を持とうとして手を出した。

すると、結花は少し驚き顔を赤らめてモジモジしながら何故か俺の手を握って来た。

 

(え?結花なんで手を握ってんの。手、温かいし柔らかくて……ってそうじゃないそうじゃない‼︎)

 

俺は顔を赤くしながら申し訳無さそうに

 

「あのさ、結花…荷物を持とうとしたんだけど……」

 

と言った。

 

すると、さっきから赤かった顔が更に赤くなりリンゴみたいになった。

すると次の瞬間思ってもみない言葉が結花の口から発せられた。

 

「別にいいでしょ?寒いし…このまま帰ろ?」

 

確かに今は2月の中旬、まだまだ寒い。

恥ずかしかったのか結花の目は少し潤んでいて、そのうえその目で上目遣いをしてくる。

 

(は?嘘だろ⁉︎いや寒いけどさ。それはあせるっていうかなんというか……)

 

「いや…えと…結花がいいならそれでいいけど…」

 

と俺は少しキョドッた。

 

「うん。私は別にいいよ。だから早く家にいこ?」

 

「あぁ」

 

それから暫く無言で歩いていると唐突に結花が口を開いた。

 

「ねぇ、誠………誠ってさ今好きな子とかいるの?」

 

思ってもみない質問だったので少し戸惑ったがすぐ「返事した。

 

「別にいないぞ。特にきになる子もいないしな」

 

「そう」

 

結花は心なしか微笑んでいたように見えた。

そうこうしているうちに結花の家についた。

言うまでもなく結花の和食料理は絶品で料理で有名なレイジさんの料理にも負けてないと思った。

 

「今日はありがとな。やっぱり結花の和食は美味いな」

 

俺は中学の頃に何度か食べさしてもらており

何度この料理にたすけられたことか…

 

「そう?ありがと。誠が食べたくなったらいつでも作ってあげるわよ?」

 

「いや、それは流石に悪いから偶にでいいからこうやって飯食いにきていいか?」

 

「ええ、いつでもどうぞ」

 

と結花は優しく微笑んだ。

 

「結花と出合えてよかったよ……」

 

俺は結花に聞こえるか聞こえないかくらいの声で呟いた。

 

「え?なんて?」

 

「なんでもねーよ。それじゃあな今日はありがと。おやすみ」

 

結花は「本当に何もないの?」と言って少し不服そうだったがすぐにおやすみと言ってくれたので俺は帰路についた。

 

「今日は色々あったな…」

 

冷えきった空にその呟きは消えていった。

 




どうでしたか?
俺的にはオペレーター内では今ちゃんが結構うえにいます。笑
これからもオペレーターや女性隊員などとの絡みを考えてたりもしています。
読者様も色々と意見してくださればと思います。
ではまた次回読んでください。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。