俺がこの町にできること   作:あちゃぺちゃ

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今回は綾辻さんが酷いことされちゃいます。
綾辻ファンの方、すみません。
あと、自分も書いていて思ったんですけど主人公にちょっと腹がたつところもあると思います。すみません。
楽しんでいたどけたら幸いです。

黒江との修行時のトリガーセット出しときます。

主トリガー: 孤月、旋空、空き、シールド

副トリガー: 空き、空き、バックワーム、シールド



綾辻との出来事

前から振り下ろされた孤月が迫ってくる。

 

(よくなってきてる。太刀筋もいいし体の動かし方もだんだんスムーズになってるしな)

 

と目の前の弟子の成長に歓喜した。

 

「よし、いいぞ黒江。動きがだいぶよくなってきてる。これからは俺も反撃するぞ」

 

と言って俺は孤月を鞘から抜いた。

黒江に修行をつける時、俺はまだ使ったことのない

「旋空」を試しで使ったりもしている。

 

「…‼︎ はい‼︎」

 

一旦距離を置き、一呼吸おいてから斬り合った。

 

右から孤月の刃が向かってくる。

それを最短で避けそのまま孤月で攻撃。

黒江もギリギリで避けまた孤月を振るって来る。

こういった斬り合いが何度か繰り返されたが徐々に黒江は避けれなくなっていき最後は旋空孤月でトリオン供給機関を破壊して終わった。

 

黒江が弟子になってはや1ヶ月弟子の成長に喜びを覚え始めた。

 

「黒江、成長するの早えな。このままいけば5月くらいにはA級でも十分通用するようになるぞ」

 

「ほんとですか⁉︎」

 

「おう、俺にまかせとけ」

 

「はい‼︎ それはいいんですけど師匠、そろそろ……その…」

 

なんだか歯切れ悪く黒江がぼそぼそと言っている。

 

「ん?」

 

「双葉って呼んでもらっていいですか?」

 

と聞いてきたので

 

「ああ、別にいいぞそのくらい」

 

「ありがとうございます‼︎」

 

と言って頭を下げてきた。

ほんとによくできた子だと思った。

 

「さて、今日はこのくらいで終わるとするか」

 

時計を見るともう5時頃だ

 

「そうですね。また明日もお願いします」

 

「おう」

 

と言って双葉の頭を撫でた。

双葉はすごく驚いた表情を浮かべた。

 

「びっくりしたか?」

 

「は…はぃ」

 

双葉は俯いている。

 

(嫌だったのか?つい妹みたいで撫でた俺が馬鹿だった……控えよう)

 

と内心、決心して

 

「じゃあな、双葉」

 

と手を振り挨拶をした。

 

「はい…さようなら師匠」

 

と言って小さく手を振っている双葉の顔は少し赤くなっていた。

 

することもなくなったのでラウンジへと向かい喋り相手を探していると公平と陽介がいた。

 

「よう、弾バカ、槍バカ」

 

「「誰が、弾(槍)バカだ」」

 

「おぉ、悪い悪い。やっぱ怒んのなこの呼び方すると」

 

「あ、マコ先輩。こんばんわ」

 

「おう」

 

こいつらは駿を合わせてA級三馬鹿と呼ばれている。

これの命名者はなかなかのセンスだと思う。

 

「なぁ、お前ら今暇か?」

 

「いや、俺は夜から防衛任務なんでそろそろ隊室へ行きます。こいつはたぶんもうちょいしたら三輪に連れ去られます」

 

「陽介、何したんだ?」

 

「テストがちょっと……」

 

「なるほど、勉強会かそんな感じか。秀次は頭良いもんな。頑張れ陽介」

 

と笑いながら言うと

 

「ウス」

 

と言った陽介は浮かない様子だ。

 

「それじゃあ俺は帰るかな。じゃあな」

 

「はい、さようなら」

 

と2人と別れて家に帰った。

 

家に着いたらすぐに作り置きしていた夕飯を食べ、お風呂を沸かして入った。

 

お風呂から出てコーヒーを片手に一服した。

時計を見ると9時前だったので机で勉強をした。明日は学校なので区切りの良いところでやめて布団に入って寝た。

 

ーーーーーーーー

 

次の日は早く目が覚めたのでゆっくりと身支度をし7:20頃に家を出た。

いつもはギリギリに学校に行っているが今日は落ち着いて登校できるのでのんびりと歩いた。

 

学校へ着いてホームルーム、1.2.3.4時間目が終わり昼休みになったので俺は購買へパンを買いにいった。

 

購買へつくと案外人がおらず、すぐに好きなパンを買えた。

 

上機嫌で教室へ向かおうとしている時1人の女の子が不良らしき男たちに絡まれているのを見つけた。

 

心配になり近づいてみるとその子は見知った顔だった。

 

綾辻 遥

A級5位嵐山隊のオペレーター。

学校とボーダーのマドンナ的存在。

俺はあんまり喋った事がないが嵐山さんや充たちと仲良くしてるので見過ごせなかった。

 

「あの、私急いるので……」

 

おずおずと綾辻がつぶやく。

 

「当たってきたのはそっちだし誘ってんだろ?」

 

「そ、それは謝りましたよ‼︎」

 

どうやら男たちは3年のようで綾辻はあまり強くいいにくいのだろう。

 

「許さねーつったの。わかる?1年生ちゃん」

 

「君ってボーダーなんでしょ?市民にあたっといてその態度はどうかと思うなー。ちょっと一緒に来てもらおうかな」

 

「え?」

 

「だからさ一緒に来いって言ってんだよ‼︎」

 

男が怒鳴りつけて綾辻を無理やり連れていった。

綾辻は何もわからないといった感じだった。

流石に危険だと思ったのでついていくと

綾辻はビクビクと小動物のように震えている。

 

「なぁお前、綾辻とかいったな。何当たってんだよ。ボーダー入ってるっていったってどーせいい子ちゃんぶってるだけなんだろ?結局のとこもてはやされたいだけの野郎の集まりだもんなー‼︎」

 

と言ってその不良は綾辻の服を破った。

綾辻はすぐに手で体を隠し泣きそうになりながらも不良たちを睨んだ。

 

「あ?なんだよその目は…調子乗んなよいい子ちゃん風情がっ‼︎」

 

「なぁ、先輩方、何やってんの?」

 

不良が綾辻に殴りかかろうとした時だった。

大事にならないと思い見ているだけだった俺は最大限の殺気を込めて3人の不良に威嚇混じりの言葉を放った。

不良達は一瞬肩を震わせた。

綾辻は唖然としている。

 

「その子、お世話になってる先輩の後輩でさ。そんなことされると困るんだわ」

 

「あぁ?てめぇ誰だよ」

 

「ここの2年の大森ですがなにか?」

 

「そーゆーこと言ってんじゃねーよボケがっ‼︎」

 

不良の1人が怒鳴りながら殴りかかってきた。

 

(遅いんだよ)

 

毎日ボーダートップランクのアタッカー達の攻撃を見ている俺にとってそのパンチはほとんど止まって見えた。

 

「おらっ‼︎」

 

俺は殴りかかってきた不良の拳に思い切りパンチを喰らわした。

不良が痛さに呻いているがそんなこと知ったことじゃない。

すかさず不良の顔面を蹴り上げ戦闘不能にする。

 

「てめぇ…」

 

残りの2人が同時に襲ってきた。

ゆっくりと近づいてくる拳を軽くいなし、バランスを崩したところに回し蹴りを叩き込んだ。

すると不良共は戦闘不能になった。

 

「綾辻っていったな。大丈夫か?悪いな俺が大事にならないと思ってすぐに助けなくて…」

 

と言って俺は自分が着ているブレザーを綾辻にかぶせた。

すぐに助けなかったことに本当に後悔していた。

 

「う…うぅ…ぐすっ…うわぁぁん」

 

泣きながら綾辻は俺の胸に飛びつきそのまま顔を埋めて泣いた、

 

「うっ…うっ…うぅぅ……」

 

「ほんとにごめん。怖かったよな」

 

頭を撫でながら抱きしめ何度も謝った。

綾辻もいくらボーダーに所属しているといっても1人の女の子だ。ほんとに怖かっただろう。

 

10分ほどして綾辻は泣き止んで俺の胸から顔を出した。

 

「うっ…すいません、えと…大森先輩…でしたっけ?」

 

綾辻は確かな口取りでそう言った。

 

「ああ、俺は大森 誠だ。いつも嵐山さんにはお世話になってる」

 

「そうですか。ありがとうございます。私、ほんとに怖くて全然体が動かなくって……」

 

「いいから何も言うな」

 

と言って頭を撫でた。

きっとまだ恐怖が残っているんだろう。

大事にならないと思ってすぐに助けなかった自分に腹がたつ。

 

「いや、すまなかった。俺もすぐ助けようとしなかった。ほんとにすまん」

 

「いえ、全然です。助けていただいただけで私は……」

 

「そう言ってもらえると助かる」

 

綾辻の優しさに更に申し訳なくなった。

 

「綾辻、今日はもう帰れ。制服も破けてしまったし授業にも集中できないだろ。ブレザーは貸すし俺が家まで送る」

 

これが俺にできるせめてもの償いだ。

これからは綾辻には優しくしようと思った。

 

「すみません。ありがとうございます。でも荷物が……」

 

「それも取ってくる。席を教えてくれ」

 

「はい」

 

席を教えてもらいすぐに自分の荷物と綾辻の荷物を取りに行き、先生に早退することを報告した。

 

帰ろうと歩き始めようとした時だった。

 

「大森先輩、手繋いでもらっていいですか?ちょっとまだ怖くて……」

 

「ああ、別にいいぞ」

 

無理もないあんなに怖い体験をしたんだ。

俺がしたことを考えればこんなもの安いものだ。

 

暫く無言で歩いていると綾辻の家についた。

 

「それじゃ」

 

と言って手を振ると

 

「はい、ありがとうございました」

 

と言って綾辻は小さく頭を下げた。

 

「そうだ、綾辻。今日の償いと言っちゃなんだけどいつでもこき使ってくれ俺のこと」

 

「え?いや…そんな」

 

「いいから、そんぐらいする権利あるから遠慮なんてすんな。じゃなあな」

 

俺は返事を聞かず足早に立ち去った。

 

(また改めて謝りに行かないとな)

 

と思ったのだった。

 

後日、あの不良共が仲間を増やして俺に喧嘩を挑んでボコボコになったのはまた別の話。




今回も駄作ですみません。
どんどん評価、感想をいただけたらなと思います。
こういうのって女の子視点も書いた方がいいですかね?
そういうところもご意見いただいけたらなと思います。
また次回も読んでいただけると嬉しいです。
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