はこちん!   作:輪音

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此度は四九〇〇文字少々あります。

今回は『じゃりン子チエ』と『Fate/stay night』と『女神異聞録ペルソナ』と『デビルサマナーソウルハッカーズ』の要素を、『はこちん!』仕様にした上で混成させています。
冬木市は『はこちん!』の世界に於いて、明石市辺りを当て嵌めています。
予めご了承ください。
ちなみに函館鎮守府の提督は冬木市に縁のある人であり、たまに独白が関西弁ぽいのはそのせいです。

今回のホルモン焼きの店と、『俺は芋虫』に出てきた駅前の立呑屋は別物です。

また、間桐家の若旦那(台詞無し)はきれいな方です。
妹とも良好な関係ですが、彼女はブラコン気味なのでよく振り回されているみたいナリヨ。




CⅩC:七人の夫を持つ航空駆逐艦

 

 

前の名はホルモン焼きテッちゃん。

今は改めホルモン焼きチエちゃん。

兵庫県冬木市にある隠れ家的名店。

今は遠き、昭和の面影を残す店だ。

 

昨年師走に完成した地上六階地下二階の駅前商業施設は、不景気な世相に逆らうように華々しくその開始を喧伝された。

『マリンカリンふゆき』がその名。

超高層マンションまでが隣接する。

地下は二階とも駐車場。

一階は北海道風居酒屋を含む飲食店眼鏡店時計店などが軒を連ね、長野県と新潟県の合弁事業的地域物産店の『しんえつ』が北信名物おやきや飯綱(いいづな)町産の香り高き林檎を使った果実水やもちもちした食感の笹団子やおにぎりなどを販売中。

二階は市民広場の他に、文房具店軽食店喫茶店書店函館物産店。

三階は調剤薬局内科整形外科歯科皮膚科の各科医院群に居酒屋。

四階は市民図書館。

五階と六階は世代交流施設やこども図書館、市役所の出先機関などがある。

そないでっかい箱もん建てて大丈夫かいなとあちこちで囁かれたが、地元民の入居者は勿論のこと、関東方面からの移住者たちも多く拠点と定めたようで部屋は好調に埋まりつつある。

 

駅舎から離れると、地方都市の世界。

少し歩くと、二〇世紀の残滓(ざんし)がそこかしこにたたずんでいる。

ひなびた商店街がそこに生きている。

老舗中華料理店の『泰斗』や、お好み焼きの『百合根屋』などの名店がひしめく。

人間名龍野知栄(ともはる)、旧艦娘名龍驤が経営する飲食店もそこの構成店だ。

今は知栄(チエ)ちゃんと呼ばれる、元男性がきりきり働く小さな呑み屋なのだ。

父親の鐵男は甘いもん大好きな博徒で、店を手伝うことなど殆どない。

帰ってこないことなど日常茶飯事。

それでも、知栄は鐵男が大好きだ。

昔から土産物はおいしい甘いもん。

やさしいところもあるごんたくれ。

女たらしでなく、酒も呑まない男。

それで充分ではないか。

もういい歳だから、そろそろ落ち着いて欲しいとは思うのだけれど。

息子が艦娘になって、壊れて退役した。

軽空母としての貢献度は今一つだった。

男に戻れないまま、飲食店を経営する。

それなんて喜劇的悲劇なのだろう?

或いは悲劇的喜劇なのかもしれぬ。

それよりも深刻な問題が多々ある。

そのひとつが重婚問題だ。

超法規措置として異例の認可は下りているが、下衆な取材を試みようとする記者は今も存在した。

あまりにしつこい者は、どうやら山と仲よくなったり海と仲よくなったりしているようではある。

 

知栄には夫が七人いる。

散々自分は元男なのだと訴えたのだが、押しの強さに負けてしまった感はある。

六〇代一人、四〇代一人、三〇代一人、高校生一人、とても若い男の子が三人。

彼女の主人というか伴侶というか、まあ、そういった存在たちだ。

 

 

ホンマ、困ったもんや。

隣に眠る間桐(まとう)家の若旦那の一部を強めに握り締めた。

高校生の癖にやり過ぎや、シンイチ。

にへら、と幸せそうに美男子が笑う。

この可愛らしさがくせもんなんよな。

また、あんな無茶をしよってからに。

ほら、はよ起き。

みんなもう、ガッコや仕事場に行ったで。

はよしい。

あっ。

ああ。

嘘やろ。

もう、ホンマ、堪忍して欲しいわな。

ああ、またこんなにべとべとやんか。

どうにも、夫たちの要望が多過ぎる。

塵紙とワセリンの消費量が半端無い。

堪忍して、堪忍してとゆうとるのに。

そう言うとなんや余計に興奮しよる。

変態や。

みんな変態や。

童貞のまま、処女を失ってしまった。

人生を共にしたちまきは、もう無い。

二度と帰ってはこない、追憶の代物。

マセたお子様たちは、三人がかりで毎日わやをしよる。

とんがらしの癖に。

おっさんたちはねちこく責め立てる。

強力わかもと、亜鉛錠剤などは年配系旦那たちの常備品。

『サトミタカシ』によう立ち寄って、買うとるみたいや。

あっこは品揃えがえらくええからな。

傷薬や赤チンは兎も角、反魂香(はんごんこう)とか宝玉とかチューインソウルってなんやろな?

サマナーがどうしたとか、ペルソナがどうしたとか、ファントム・ソサエティがどうしたとか、たまに言っとるけどなんや訳がわからん。

仕事関連の隠語やろか?

ま、えっか。

なんかあったらこっちに言うやろし。

毎日毎晩どったんばったん大騒ぎや。

百合根のおっちゃんからまで告白されるとは、思いもヨラン・ペールゼンや。

あんなん卑怯や。

うち……うち……。

あかん、シャワー浴びとこか。

こうして女になっていきよるんかな?

ホンマ、他に嫁はんが欲しいとこや。

あと一名おったら楽なんやけどなあ。

なんぼなんでも、酷使無双やないか。

過重労働やで。

過労や、過労。

玲一も溜め込むとこがあっからなあ。

あんまし悩んどると、夜が荒々しくなるんよな。

痛い痛いとゆうと、手加減してくれるんやけど。

お母はん思いなとこはええとこやな。

手品師になっといたらよかったんちゃうかと思うけど、人それぞれやし、相談してきたら聞くとしよか。

 

さてと、仕込み仕込み。

今日も稼ぐで。

八種類くらいの臓物を炒め、秘伝のタレをかける。

これがむっちゃ旨いんや。

ご飯と一緒に食べたら、そらもう箸が止まらんで。

玉ねぎ炒めてタレをかけても旨い。

もやしにかけてももちろん旨いな。

付け合わせにはキャベツをどうぞ。

ホルモン焼きうどんに焼きそばは、二玉三玉にも対応可能や。

あっつあつのホルモン汁も旨いで。

酒は奈良の純米酒とお得な焼酎のばくだんと北海道のビール。

ドクターペッパーをばくだんで割った、ドクばくだんもイケるで。

試してみ、試してみ。

後は自家製の漬け物とかウインナーとかポテトサラダとかそないなとこや。

今は季節限定で、林檎の砂糖煮が入ったスコーンも置いとる。

女性客の常連たちからの要望で甘いもんも置いとる。

甘いもん喰いたいなら、甘味処へ行けばええのにな。

 

ようやく起きたんか、若旦那。

はよ顔あろうてご飯をお食べ。

妹はんがさみしがっとるから、ちゃんと後で顔見せたるんやで。

最近えらくおっぱいを当ててきて、なんやこわい?

なにゆうとんのや。

大事な妹はんやろ。

スキンシップのサロンシップや。

甘えたい年頃なんやろ、たぶん。

なんやなんや、その微妙な顔は。

女心のわからんエロ亭主の癖に。

ほれ、妹はんの分の三笠と銀鍔と間宮羊羮とスコーンの詰め合わせ。

さっさと学校に行き!

 

 

知栄には友人知人が多い。

時折、小さなホルモン焼きの店は貸切になる。

今宵は艦娘仲間の忘年会。

現役乙種艦娘たちの貸切。

話題は多岐に渡るのが常。

迷走しているとも言うが。

明るい那珂ちゃんのクリスマスソングが、闇を斬り裂くように聴こえてくる。

それは希望の響き。

夢を与え、悲しい人たちを激励する言霊。

 

中学生くらいの女の子たちを引き連れた格闘技が好きそうな男性も。

巨乳の美人たちとちっちゃいお子様を引き連れた暗殺眼鏡系男子も。

きれいなお姉さんたちに密着されてひたすら困惑する小学生男子も。

四名の美女に密着されて平然としている聖戦士な金髪系イケメンも。

勝ち気そうな女子としっかりした感じの女子を連れたおっちゃんも。

皆等しく耳を澄ませるのだった。

決戦の時は近い。

性なる夜も近い。

 

「淡路島の洲本港付近に新たに鎮守府を作るんだってさ。」

「あら、あそこは既にそれなりの基地が無かったかしら?」

「正式な鎮守府にするから、建築妖精たちはてんてこ舞いさ。」

「奈良鎮守府と同時進行形ですか。あまりよくは無いですね。」

「大本営としては、戦力強化が最優先事項なんでしょうよ。」

「四大鎮守府の艦娘たちの不満がくすぶっているとも聞く。」

「大和や武蔵がまた怒っちゃって、函館へと行ったそうよ。」

「まーた大本営が無茶苦茶なこと言ったんでしょ、どうせ。」

「まあ、私たちなんちゃって艦娘にはあまり関係ない話だ。」

「「「「「「「あはは。」」」」」」」

「関西国際空港・伊丹空港・神戸空港・南紀白浜空港を統合して、淡路島に西日本国際空港を建設する計画も討議中とか。新しい空港からは、神戸方面大阪桜島方面和歌山港方面南紀白浜方面の汽船が毎日運航予定らしいです。三重県も加わりたがっているとかで、調整は難航しているそうです。どこまで実現するやら。」

「無理なんじゃね。」

「絵に描いた餅なんじゃね。」

「お役所仕事っぽい感じね。」

「定期便すら飛ばせない状況で、なんの皮算用のつもりでしょうか?」

「お上は物事をそないにまともに考えとらんと思うで。利権や利権。いっつも利権絡みや。ほい、ホルモン焼きうどんとホルモンと玉ねぎともやし追加。」

「真顔でなんてこと言うの、龍驤ちゃん!」

 

 

本州の冬木市と淡路島と徳島県鳴門市を結ぶ、二県合弁で第三セクター方式のあわじ線が現在進行形で工事中や。

商業施設跡地辺りに洲本駅が作られ、大きめの駅ビルも建てるらしいけどな。百貨店の一部も組み込むつもりやとか。

あわじ線で今のところ確定している駅舎は冬木、岩屋、東浦、津名、洲本、福良、大毛島(おおげじま)、鳴門。

鳴門駅舎を香川県の琴電終着駅とする延伸計画が、香川徳島両県の合弁事業として計画中やとか。

これが完成した暁には、志度鳴門線が両県を結ぶ民間鐵道として走る予定。

鳴門線高徳線と競合する形になるけど、大丈夫なんやろか?

自動車社会が破綻しとるから、需要増はあるんやろうけど。

 

 

そういや、ハインケルのツーリストもたまには乗らんとな。

退職金と一緒に貰った、半世紀以上前の古い自動二輪車や。

あの子はよう手入れしとったなあ。

まだ生きとるかなあ。

真っ赤な真っ赤な旧式スクーター。

電装系もぜんぶ自前で直しとった。

ええ子やったなあ。

前輪がすっぽりカバーで覆われているのもあるらしいけど、あれはそないになっとらん。

ところで、アホのマサルはええ人見つけたんやろか?

あいつ、なんやうちにようちょっかい出しとったな。

こないだ見かけたら、なんか知らんけど逃げられた。

逃げられたゆうたら、テツも半分お母はんにそうされたようなもんや。

懲りんからなあ。

お母はんも、なんであないなどかいしょ無しと結婚したんやろうなあ。

 

「どうしたの、ぼんやりして。」

「いや、そろそろ乗らんとあかんな、と思うて。」

「えっ、今夜は誰に乗るの?」

「えっ、全員に乗っちゃう?」

「順番は? ねえ、順番は?」

「アホなこと言いな。スクーターの話や、スクーター。」

「なーんだ。」

「毎晩乗りこなしているのかと思った。」

「クラクション鳴らしまくりじゃないのかい?」

「今夜は調子がイマイチやな、とか言ったり?」

「あかん、あかん、うちもうスピードオーバーやとか言ったりして。」

「あんたら、ええ加減にせえよ。毎晩腰ガクガクの身になってみい。」

「「「「「「「羨ましい!」」」」」」」

「そうか? いっぺん、うちの嫁になってみる?」

 

アホなこと言える友達ってええな。

死線をくぐって生き残れたんも、みんなのお陰様や。

今度みんなで、豆花(トウホア)専門店の『丹陽(タンヤン)』に行ってみよか?

ふんわり口の中でとろける台湾伝統の豆乳プリンを使った、古典的おやつなんや。

沖縄産黒糖を元にしたシロップは夏冷たく冬熱々で、これをプリンにかけて様々な具材を載せておいしくいただくって寸法や。

伏原豆腐店から届く搾りたての豆乳を使って、緑豆や備中小豆や千葉県産南京豆や白玉や白きくらげや鳩麦なんかを載せとる。

あの素朴な風味がええんよなあ。

 

和歌山へ皆でパンダを見に行くんもええなあ。

ぜんざいをお母はんと一緒に食べるんもええ。

ロシア料理のアントンへ行ってみよかいなあ。

嗚呼、お母はんの巻き寿司海苔巻きバッテラ。

食べとうなるわ。

 

よし、この気持ちを活かすんや。

あしたはまた、明日の太陽がピカピカやねん。

 

 

外に気配がある。

八人分の気配や。

テツもおるんか。

戸を少し開ける。

ホッとした顔の男連中が、闇の中に浮かび上がる。

なんや、寒そうに震えとるな。

うちを毎晩泣かしとる、しょうもない旦那たちや。

南紀白浜の大熊猫みたいに可愛いとこも、たまにはあんねんけどな。

せやけど、今宵、慈悲はない。

 

「あんな、もうちょっとかかるみたいやから、どっかで時間潰してきて。」

 

極力平坦に言った。

絶望に彩られた瞳。

なんでやねんて顔。

うひひひひひひひ。

それこそ愉悦やな。

こっちはいっつも大変な目におうとんやから、これくらいええやろ。

くくく。

 

 




今回、まさに男尽くし!
まさに漢娘!



【後記:特に読まれる必要はありません】

『艦隊これくしょん』の二次創作作品を書いていてよくわからないもののひとつが、ガソリンの値段です。
一リッター辺り、お幾らくらいなのでしょうか?
全国へ豊富に行き渡っている状況でも無さそうなのに、普通に車が走っている作品にはなにか少し違和感を覚えます。

輸入が安定しつつあって日常的供給がなされているとし、一リッターが八〇〇円と仮定します。
車輌での通勤と仮定して、一日三リッター使うとしたら日々二四〇〇円かかることになります。
月二五日通勤するとして、六〇〇〇〇円。
休みの日も使ったら七〇〇〇〇円は飛ぶ?
う~ん。
会社が油代を半分位負担してくれるとしても、支出的にかなり厳しい状況となるのではないでしょうか?
購入制限もありそうですし。
公私混同も増えそうですし。
ガソリンスタンドは、免許証を使わないと利用出来ないようになったりして。
そして、これに保険料車検代車両税が追加されます。
個人で車輌を維持される方が減るか、共有化や白タク増加などが進むのではないでしょうか?

青森県の黒石市を訪れた際、回遊バスを利用したことがあります。
ああいった地域密着型車輌が生活地域を支える存在になるのは、可能性が大きいでしょう。
個人の小さなガソリンスタンドが現実に地方でどんどん消えている上、値上げが著しかったら経営不振でばんばん潰れているのではないかと愚考します。
地方住まいだと車は必需品のひとつになりますが、一体どこまで燃料が安定供給されるのやら。
中東から原油を運べない状況だと、車を日用的に使うのはかなり厳しいのではないでしょうか?
電気自動車にするゆうても、電気の元はいる訳ですし。
仮に中東までの航路が確立出来るようになったとして、泊地は幾つ必要でしょうか?
また、哨戒任務はどれくらいの頻度と海域になるでしょうか?
タンカーの護衛任務は、日本の艦娘だけで負担しきれるのでしょうか?

現実味を加えると悲劇的になりやすい『艦隊これくしょん』二次創作作品ですが、経済学的に考えてもけっこう難しい作品かと愚考します。

『はこちん!』では公共交通機関の強化で対応していますが、その辺を追求されている作品がなかなか見当たらないので、需要は無いのかもしれません。
けっこう重要な要素だと思うのですが。


軍事国家としての日本だとしたら旧ソヴィエト・旧東ドイツ方式で日用的品々を安くすることが可能かもしれませんが、生憎わたしは腐っていても民主主義国家の方がいいです。
喩え、理想的社会主義国家の様相を呈しているとしても。
女性を酷く差別し、軍人がやたらと威張る国家体制は書きたくありません。
ただでさえ、今の擬似民主主義国家日本にもアホなおっちゃんが多いのに。
海軍を否定するつもりも無いのですが、『はこちん!』では民主主義国家としての日本が生き残っていて自衛隊も健在です。
考え方は様々かと存じますが、あり得るだろう女性への不当な差別侮蔑蔑視は個人的に看過出来ません。
『艦これ』小説としては異端中の異端かもしれませんが、弾けた設定を加えながらも現実的世界を見失わないようにしたいです。
現実生活を絡めると下調べがかなり必要ですが、それがお話としての面白さに繋がるかどうかは別物です。
著者が力を入れ過ぎた作品は、大抵が面白くないものです。
主観や観念が強くなりすぎて、客観性が失われるからです。
アガサ・クリスティ氏の事例は他人事に非ずと愚考します。
わかってはいるのですが、あれもこれも詰め込みたくなるのは、人の業なのでしょうか?

あと、航空会社や空港はどうなっているのでしょうか?
なかなかこの辺りが書けないのですけれども、きちんと書かれた作品が見当たりません。
利権が絡んで作られた地方空港は、真っ先に経営破綻しているのだろうと思うのですが。

『艦隊これくしょん』のセカイは謎だらけです。


ここまで読んでいただきまして、ありがとうございます。
徳島県鳴門市大毛島(おおげじま)産のなると金時を使った、ほくほく焼き芋をどうぞ。
左党の方には、なると金時焼酎をどうぞ。


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