(バイオレンスチビが書かせて頂きます。)
昔から私は
友達なんていなくて暗い部屋の中に一人きり…親にも兄弟にもストレスの捌け口にされていた。
家族が私を殴るときが私の幸せでもあった。
皆が私を殴るときの顔はなぜか良い顔だった。
だから私は喜んで殴られた。
私が苦しむと皆が笑ってくれるから。
それにしても普通、転生と言うものを信じられるだろうか?
私は信じていなかった。
そんなものはSSやケータイ小説の中のただの夢物語だと思っていた。
しかし、金属バットで殴られて目が覚めたら私は<雪風>になっていたのだ。
自分でもよく分からないけど雪風の記憶もある。
そしてよく分からない白い服の男を〝しれぇ〟と呼んで今日も出撃する。
補給もなしに戦い…疲れているのに眠る暇もない艦隊勤務。
別に良いんだ。
ご飯がもらえないのは今に始まったことじゃない。
疲れているのもいつも通りだ。
ただ、周りの皆の顔が酷い。
空気も酷い。
すすり泣く声が毎晩のように聞こえて
狂ったように誰かの名前を叫ぶもの…。
違う・・・狂っているんだ。
ゆっくりと固い床から起き上がり
ギィー
立て付けの悪いドアを開ける。
自分の小さな足が前へ前へと出る度に疑問に思う。
私は何がしたいんだろう。
私は何を求めているのだろう…。
夜間にちょっとした散歩でも…と思ったのにたどり着いたのは執務室。
コンコン
「雪風です。しれぇ、いらっしゃいますか?」
…
……。
沈黙。
バタァン
吹っ飛ばされる体。
叩き付けられる痛み。
「こっち(人間)は忙しいんだ…なにしに来た?」
「寝かしつけてもらいに来ました。」
「そうか…。」
ドゴォ!!!
「カハァ!?」
そう、その顔。
笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って笑って……それが私の存在の意味なんだ。
誰かの笑顔のためにいるんだ。
狂っているかもしれない。
おかしいのかもしれない。
でも、私にはそれしかできない。
「なに笑ってやがる!このクソ餓鬼!!」
ガンッ
「あれ?」
ゲシッ
「しれぇ、笑ってよ…。」
ガンッ
「気持ちわりぃんだよ!!」
皮膚が破けて血が出てくる。
腕が折れちゃった。呼吸が苦しくなってきた。
「化け物のくせに!気色わりぃんだよ!!」
司令官は夢中になって私を蹴り続ける。
そう、その顔なんだ。
私の首をおもいっきり閉めているしれぇの顔はこれ以上無いというぐらい楽しそうだった。
私が苦しむと皆が笑ってくれる。
今日の夜もこうして眠れる。
それだけで良い。
ただ、それだけで良いんんだ。