【艦隊これくしょん】 空谷の跫音 作:ビーター/beater channel
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本作品は、何度も書くようですが、
”ビーターのチャンネル”と”バイオレンスチビ”の合作となっております。多少読み進めずらいかと思いますが、出来るだけ読みやすいよう工夫するので、あらかじめご了承ください。
2話は”ビーターのチャンネル”が担当します。
それだけでいい。
だからこそ、今日は1人で散歩をしていた。
いくら雪風といえど、休憩は誰でも必要なものだ。
「あの…。すみません。執務室はどちらにあります?」
不意に、声を掛けられた。
この雪風に話し掛けるなんて、どうせ、雪風のことを知らない新任なんだろう。
一応、顔は覚えられたくない。
だから雪風は下を向きながら対応した。
そういえば、こんな雪風でも少しは希望を持っていたことがあったっけ。
自分のことを、”友達”と呼んでくれる人がいないかと…。
でも、雪風は何度も裏切られた。
どうせ、今は話しかけてくれている人も、どうせいずれは雪風を小馬鹿にするのだ。
つまり、回答は決まっていた。
「他の誰かに聞きいてください。それに、雪風に話し掛けていると、あなたまで馬鹿にされてしまいますよ。」
「そう言われても、ここら辺、あなたしかいないじゃない。」
当たり前だ。
雪風はそういう場所を選んで散歩をしている。
むしろ聞きたい。
どうしてこんなところまで来れたのかと。
執務室とは正反対じゃないか…。
「執務室は正反対の方向ですよ?ここ。どうしてこんなところまで来れたのかという方が、雪風には疑問です。」
雪風は人とはあまり話さない。
したがって、思ったことをそのまま言葉にしていた。
それほど、コミュニケーション能力が低いのだ。
「いや、友達を作ろうにも大体グループが出来ちゃってて、あなたぐらいしか話せそうな人がいないってだけ」
怒りに似たような何かが込み上げてきた。(キャラ崩壊注意)
「雪風だって!最初は友達作ろうと頑張ったときもあったわよ!でも、現実はそう甘くない!」
友達。
その言葉に過敏に反応した雪風は、いつの間にか怒鳴っていた。そして、目からは何か熱いものが溢れ出てくる。
「悪いこと言いませんから、雪風の前から去ってくれませんか⁈」
悪いことしたと思った。
初めて話しかけてくれた人に対してあんなことを言うなんて、雪風らしくない。
そうも思った。
なのになぜ?
あなたはまだ雪風の前に立っているの?
「やっぱりそんなに思い詰めてたんじゃない…。」
さっきの声とは違う、相手を心配するかのような響き。
雪風は思わず顔を上げた。
「陽炎⁈」
陽炎は、私を強く抱きしめた。
「何か思い悩んでいることがあるならさ、私に全てを話してくれない?あなたの悩み、私が解決してあげるからさ。」
嬉しい提案だった。
陽炎の身体の中が、とても温かく感じられた。
「なんで雪風なんかに?」
陽炎は当然というかのように、答えた。
「だって、私の大切な妹なんだもん。」
気付いたら、陽炎を押し退けていた。
相手との繋がりを表す言葉。
それは、雪風が何度も裏切られてきた言葉であり、その言葉を聞く度に、アレルギー的な何かが起こるのだ。
取り返しのつかないことをしてしまったと後悔する。
「ご…、ごめん。ごめんなさい…。」
謝ることしか出来なかった。
後から後から、涙が溢れ出てくる。
とてもその場には居られなくなり、その場から逃げるのだった。
艦これについてそこまで詳しく知らないので、wikiや友達に頼りながら作成しました。自分はよく戦闘物を書いていますが、新しいジャンルの作品が書けて面白かったです。
さて、一旦はその場から逃げてしまった雪風ですが、”バイオレンスチビ”が、どう繋げてくれるか楽しみですね。
3話はバイオレンスチビが担当です。
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