【艦隊これくしょん】 空谷の跫音   作:ビーター/beater channel

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第1話はこちら
https://novel.syosetu.org/83514/1.html

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本作品は、何度も書くようですが、
”ビーターのチャンネル”と”バイオレンスチビ”の合作となっております。多少読み進めずらいかと思いますが、出来るだけ読みやすいよう工夫するので、あらかじめご了承ください。

2話は”ビーターのチャンネル”が担当します。



第2話 〜見えかかった光〜

それだけでいい。

だからこそ、今日は1人で散歩をしていた。

いくら雪風といえど、休憩は誰でも必要なものだ。

 

「あの…。すみません。執務室はどちらにあります?」

不意に、声を掛けられた。

この雪風に話し掛けるなんて、どうせ、雪風のことを知らない新任なんだろう。

 

一応、顔は覚えられたくない。

だから雪風は下を向きながら対応した。

 

そういえば、こんな雪風でも少しは希望を持っていたことがあったっけ。

自分のことを、”友達”と呼んでくれる人がいないかと…。

でも、雪風は何度も裏切られた。

どうせ、今は話しかけてくれている人も、どうせいずれは雪風を小馬鹿にするのだ。

 

つまり、回答は決まっていた。

「他の誰かに聞きいてください。それに、雪風に話し掛けていると、あなたまで馬鹿にされてしまいますよ。」

「そう言われても、ここら辺、あなたしかいないじゃない。」

当たり前だ。

雪風はそういう場所を選んで散歩をしている。

むしろ聞きたい。

どうしてこんなところまで来れたのかと。

執務室とは正反対じゃないか…。

 

「執務室は正反対の方向ですよ?ここ。どうしてこんなところまで来れたのかという方が、雪風には疑問です。」

雪風は人とはあまり話さない。

したがって、思ったことをそのまま言葉にしていた。

それほど、コミュニケーション能力が低いのだ。

 

「いや、友達を作ろうにも大体グループが出来ちゃってて、あなたぐらいしか話せそうな人がいないってだけ」

 

怒りに似たような何かが込み上げてきた。(キャラ崩壊注意)

「雪風だって!最初は友達作ろうと頑張ったときもあったわよ!でも、現実はそう甘くない!」

 

友達。

その言葉に過敏に反応した雪風は、いつの間にか怒鳴っていた。そして、目からは何か熱いものが溢れ出てくる。

「悪いこと言いませんから、雪風の前から去ってくれませんか⁈」

 

悪いことしたと思った。

初めて話しかけてくれた人に対してあんなことを言うなんて、雪風らしくない。

そうも思った。

 

なのになぜ?

あなたはまだ雪風の前に立っているの?

 

「やっぱりそんなに思い詰めてたんじゃない…。」

さっきの声とは違う、相手を心配するかのような響き。

雪風は思わず顔を上げた。

 

「陽炎⁈」

 

陽炎は、私を強く抱きしめた。

 

「何か思い悩んでいることがあるならさ、私に全てを話してくれない?あなたの悩み、私が解決してあげるからさ。」

嬉しい提案だった。

陽炎の身体の中が、とても温かく感じられた。

「なんで雪風なんかに?」

陽炎は当然というかのように、答えた。

「だって、私の大切な妹なんだもん。」

 

気付いたら、陽炎を押し退けていた。

 

相手との繋がりを表す言葉。

それは、雪風が何度も裏切られてきた言葉であり、その言葉を聞く度に、アレルギー的な何かが起こるのだ。

 

取り返しのつかないことをしてしまったと後悔する。

「ご…、ごめん。ごめんなさい…。」

謝ることしか出来なかった。

後から後から、涙が溢れ出てくる。

 

とてもその場には居られなくなり、その場から逃げるのだった。




艦これについてそこまで詳しく知らないので、wikiや友達に頼りながら作成しました。自分はよく戦闘物を書いていますが、新しいジャンルの作品が書けて面白かったです。

さて、一旦はその場から逃げてしまった雪風ですが、”バイオレンスチビ”が、どう繋げてくれるか楽しみですね。

3話はバイオレンスチビが担当です。
ーURLー
https://novel.syosetu.org/83514/2.html
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