【艦隊これくしょん】 空谷の跫音   作:ビーター/beater channel

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少し思った訳よ。
”早く不知火来ないかな?”で前回終わったってことは、不知火が司令室に乗り込みに行くところを、俺が書くんだろうな…(泣)って。

予想的中のミートボールでした。

ー7話URLー
https://novel.syosetu.org/83514/4.html




第8話 〜ミートボール〜

助け船。

(艦娘だけに…w)

そんなものは到底呼べない。

他の鎮守府とクッソ鎮守府は、近いようで遠い。

それでも念には念を入れておきたい不知火は、

「一応、応援を呼んでおきましょう。」

いつもは若干抜けているところのある不知火であっても、時と場はわきまえている。

やべえ、不知火さんがめっさ輝いて見える…。

てか、さっきギャグぶちかました奴誰だよ∑(゚Д゚)⁈初っ端から寒くなってしまってんじゃん⁈(←それって…、俺のこと?)

 

ーーー

 

脱走。

そんなことはありえない。

と、司令(←青二才…w)は考えていた。

が、その考えは数十分前までしか通用しなかった。

「よもや脱走するとは…。」

何故だろう。

しっかり監視していたはずだし、しかもこの俺がこんな初歩的なミスをする訳がない。

しかし、考えても無駄だと感じた司令は、何か思い当たったかの様に慌てて司令室から飛び出た。

 

「まぁ、何とか第一段階クリアってところかしら?」

これは陽炎。

「上手く行きましたね。」

と、これは潮。

「不知火。こっちは準備良いわよ。」

 

発信機という名の文明の力に、改めて感心する陽炎であった。

 

この会話から察するに、陽炎たちは脱走などしていない。

脱走した様に見せかけたのだ。

大体この牢屋は教室一つ分の大きさがある。

しかもダンボールだの机だの椅子だの、隠れられる要素がたくさんある。

大まかにいえば、牢屋というより物置って感じだ。

そう。

頭の良い読者さんならば、もうお気付きであろう。

司令が”脱走した”と焦っているとき、これらに隠れて場を逃れたのだ。

 

「お待たせ。」

上から不知火らしき声が聞こえる。

いや、聞こえたと思ったときには、牢屋の上ドアを抑える机がどかされていた。

「相変わらず仕事が早いわね。不知火。」

「陽炎が遅いだけ。」

なぬ。

言ってくれるじゃないの。

陽炎は怒ると結構怖いんだよ?

そこんところ大丈夫?

と、そんな返しが浮かんできたところに、

「あの…、不知火さん。ありがとうございました。」

潮が会話を遮ってくれた。

「大丈夫。気にすることはない。全ては陽炎に責任がある。」

「なんでそうなるのよ⁈」

ごもっとも。

 

「はぁはぁ…。こんなところにいたのか。クソ駆逐艦め…。んだぁ、てことは脱走してなかったってことか?」

 

一切聞きたくない声が後ろから聞こえてくる。

にしても、なんてベストタイミングなんだよこの人⁈

まるで狙ってたかの様に…。(←狙ってました)

 

司令室からの出口は、司令が戻ってきたところだけ。

牢屋に捕まってた方がまだマシだったかもしれない…。

と、陽炎は青ざめた。

 





ー第9話URLー
https://novel.syosetu.org/83514/5.html

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