門が開き、現れたのは1人の少女。
???
「誰ですか?」
学生の制服の様な服装に兎の耳の様なものを頭に着けている。
彼女は「鈴仙・優曇華院・イナバ」
この屋敷『永遠亭』の住人だ
ハユハ
「この人を見て欲しいの…。」
そう言い彼女は咲夜を差し出す
鈴仙
「怪我人ですか?
うわ…、凄い傷…。
ってこの人何処かで見たような…。」
ハユハ
「紅魔館という館のメイドです…。」
鈴仙
「あ、あの人ですか。
とりあえず入ってください。」
そう言われ、一緒に入る
鈴仙
「師匠、怪我人です。」
???
「あら、久しぶりの患者さんね。」
ついて行った先の部屋にいたのは医者らしき女性
彼女は「八意 永琳」
この永遠亭の医者だ
永琳
「随分と酷い怪我ね。
何をしたらこうなるのかしら?」
ハユハ
「私の知り合いが一方的に殴打したからです…。」
永琳
「そう?彼女は確か時を止められる能力を持ってた筈だけど。
苦戦した様子も無さそうだし。」
ハユハ
「私の知り合いが強過ぎるだけです…。」
永琳
「へぇ、ところで貴女。
見たことの無い服装ね。
その持っているのも何かはわからないけど物騒な物ではありそうね。」
ハユハ
「異国の人間ですから…。」
永琳
「異国?もしかして貴女、外来人かしら?」
ハユハ
「その言い方…。私の知る意味での外来人では無いですね…?」
永琳
「あら、勘が鋭いわね。
私も幾らか外来人を見てきたけど、貴女のような反応をした人は初めてよ。」
ハユハ
「普通ではありませんから…。
それよりも早く治療をしてあげてください…。」
永琳
「そうだったわね。
少し待ってて。」
……………………
永琳
「はい、終わりよ。」
ハユハ
「ありがとう…。」
永琳
「ところで貴女。
そのマフラーで口元を隠しているけど。
ちょっと気になるわね。」
鈴仙
「あ、私も薄々気になってました。」
ハユハ
「…。」
彼女のマフラーの下に2人は興味を示す
彼女は少し沈黙した後、口を開く
ハユハ
「そんなに見たいですか…?」
永琳
「えぇ。」
ハユハ
「本当に…?」
永琳
「もちろん。
医者だもの、怪我だったら放っておけないわ。」
ハユハ
「わかりました…。」
そう言い彼女はゆっくりとマフラーを取る
そして彼女達が目にしたものは
ハユハ
「…。」
彼女の左頬の殆どを占める程大きな傷跡だった
永琳
「これはまた…。」
鈴仙
「何をしたらこんな傷に…。」
ハユハ
「貴女達が知っても意味は無いでしょう…。」
そう言い彼女はマフラーをまた巻く
永琳
「治してあげるわよ?」
ハユハ
「…、この傷跡をですか…?」
永琳
「えぇ、私に作れない薬は無いわ。」
ハユハ
「…。」
どうやら彼女はハユハの傷跡を治せるというのだ
ハユハ
(傷跡は細胞が劣化することで元の状態まで戻せなくなることで出来るもの…。
この古い傷跡を治すなんて無理な筈…。)
永琳
「嘘だと思うなら試してみる?」
ハユハ
「…、結構です…。」
永琳
「あら。」
結局彼女は断った
そんな彼女に理由を聞く
永琳
「その傷跡、気にしてるのでしょ?
なら治したほうがいいと思うけど。」
ハユハ
「この傷跡は…。
私の勲章でもあるの…。
私にとってはこの傷跡もアルバムの写真の様なもの…。
別に消す必要は無い…。」
永琳
「そう。
貴女は一体何者なの?」
ハユハ
「軍人…。」
彼女達の過去については別作品で語るつもりです
次回、しばらくハユハサイドです