とある超能力者達の脱出ゲーム   作:桐原聖

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かなり間を開けてしまいすみませんでした‼


協力 その3

 カカカッ‼

 

5階の部屋に、リモコンの音が響き渡る。

 

 学園都市第五位、食蜂操祈のリモコンからなる音だ。

 

 彼女はリモコンをバトンのようにくるくると回し、能力を使っていた。

 

『印象操作/食蜂操祈は味方。彼女を狙う者は優先して排除しろ』

『徹底排除/そこに居る金髪の少年は有力な助っ人。彼の邪魔をしないように道を開けろ』

『標的誤認/攻撃すべき対象、土御門元春とは隣に居る少年だ』

 

「悪いな、食蜂。助けてもらって」

 

「いいのよ。そんな事より大事な妹さんを助けに行くんでしょ、私の騎士様」

 

「ああ。じゃあ行くか」

 

 何故現在土御門達が戦っているか。

 

その理由は天井にある。さっき出てきたスキルアウトは倒したのだが、まだ数人天井に張り付くという予想外の行動を取っていたため、さらに戦うことになったのだ。

 

「よし。じゃあ開けるぞ」

 

「ちょっと待ちなさい」

 

「どうした」

 

「そこのあなた。ちょっと来なさい」

 

 食蜂は近くに居た『印象操作』にかかったスキルアウトの少女を呼んだ。

 

「どうした?食蜂」

 

 土御門が聞いたが、食蜂は答えなかった。土御門を無視して少女に聞く。

 

「ねえ君。この部屋の外にどんな罠が仕掛けられてるか知ってる」

 

「おいおい知ってるわけないだろ。そいつは天井に隠れてたんだ。それに君って・・・お前中学生だろ」

 

 土御門が口を挟む。食蜂は言い返す。

 

「あら。胸だけなら私の方が先輩よ」

 

「それは発育の問題だろ・・・。話は戻るがそいつは多分この部屋の外にあるトラップなんて―――」

 

「知ってます」

 

「まあ。本当?」

 

「マジかよ!」

 

「はい。食蜂様が教えて欲しいというのなら教えますが・・・そこの男は聞かないでください。私と食蜂様とのお話の邪魔ですので」

 

「だって土御門君。席を外してくれるかしら」

 

「はいはい。分かったよ」

 

 土御門は食蜂達から5メートルほど離れ、拳銃のメンテナンスを始めた。

 

「で、どんな罠が仕掛けられてるのかしら」

 

「それはですね、食蜂様」

 

「うんうん」

 

 

 

 

「学園都市統括理事会の一人である貝積継敏のブレイン、雲川芹亜さんです」

 

 

 

 

「・・・何ですって?」

 

「おい食蜂‼お前の能力が切れてるぞ!どういう事だ?」

 

「私と食蜂様のお話に、邪魔をするな!」

 

「・・・すまん」

 

 こんな事でこの少女を怒らせても意味がないと判断したのだろう、土御門は素直に謝った。

 

「・・・ふん。分かればいいのです。食蜂様、どうかなさいましたか?」

 

「・・・・・」

 

「食蜂様?」

 

「あ、えっと、どうしたの?」

 

「大丈夫ですか?何だか、難しそうな顔をしていましたよ?」

 

「あ、いや、何でもないわ。それじゃあ土御門君、行きましょうか」

 

「あ、ああ。そうだな」

 

 土御門は突進して来た男の顔面に肘打ちを喰らわせながら答えた。何らかの理由で食蜂の能力が切れたため、彼は二人の会話中ずっと食蜂を守っていたのだ。

 

「で、罠とは?」

 

「それが厄介なのよぉ」

 

「ほお。超能力者のお前が厄介と言うとはな」

 

学園都市統括理事会の一人、貝積継敏って居るでしょ」

 

「ああ。あいつか」

 

「じゃあ、そいつのブレインと言えば?」

 

「・・・まさか」

 

「そう、そのまさかよ」

 

「学園都市統括理事会の一人、貝塚継敏のブレイン、雲川芹亜。能力は人心の『掌握』。お前と似たような能力だな」

 

「全然違うわよ。私の能力は相手の精神、記憶を操作する能力。彼女は相手の心理を読む能力」

 

「正確に言うと後者は能力ではないがな」

 

「そんな事分かってるわよ。ほら、行くわよ」

 

「了解した」

 

 




次回、食蜂、土御門vs雲川芹亜‼(いつになるかは分かりませんが)
お見逃しなく‼
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