とある超能力者達の脱出ゲーム   作:桐原聖

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 今回はアイツと御坂が戦います。


御坂脱出(前編)

 学園都市第三位、御坂美琴は何か使える物を探していた。上の階で馬鹿2人が戦ったせいで、御坂も4階に閉じ込められてしまったのだ。

「使えるのは、これだけか。ちょっと少ないわね。」

 結局、見つかったのは、針金が1本、まだ膨らませていない風船が3つ、エコバッグが1つ、風呂桶が1個、学園都市製の物ではない(と思われる)電流計が3つだった。

「針金とかは分かるけど風呂桶とか普通ないよねこんなとこに!絶対どっかで使うでしょ!」

 と言いながら、御坂はエコバッグの中にそれらを入れる。その時、後ろからガサリ、という音が聞こえてきた。御坂はとっさに振り返り、雷撃の槍を放った。しかし御坂の雷撃の槍が当たる事は無かった。そこには誰もいなかったからである。

「じゃあ、今の、何だったんだろ・・・。」

 御坂が呟いた。その時、またガサリ、という音が聞こえた。御坂はまたその方向に向けて雷撃の槍を放った。今度は確かに当たった手ごたえを感じた。御坂は人影に聞いた。

「あんた、一体何者?」

 御坂がそう聞いた理由は単純。

 確かに雷撃の槍は相手の手の平に当たった。だが、

 

 相手は自分の手の平に当たった雷撃の槍を握りつぶして、ダメージをゼロにしていた。

 

 手加減したつもりはない。それなのに目の前にいる『敵』はそれを軽々と攻略した。御坂だって、学園都市第三位、つまり学園都市で3番目に強い。なのにこうも簡単に突破されるなんて。

(こいつ、只者じゃないわね!)

 御坂がそう思った時、人影が動いた。そのまま、御坂に向かって突っ込んでくる。御坂は突進してくる人影に向かって再度雷撃の槍を放った。しかし今度も雷撃の槍は、相手に当たる前に消滅した。そして、人影は御坂に向かって拳を突き出した。慌てて避ける御坂。相手はその隙を逃さない。ポケットからスマホを出すと、誰かに電話し始めた。次の瞬間、キインという音が御坂の頭に響いた。頭が痛い。御坂はその場にうずくまった。

 

 キャパシティダウン

 

 能力者が最も苦手としている物の1つだ。この音を聞くと、能力を自由に発動できなくなる。その隙に人影は御坂に向かって突進し、御坂のみぞおちを思いっきり蹴り飛ばした。御坂の体がゴロゴロと転がり、ドアに激突して止まった。

(こ、いつ。電話を掛ける事によりキャパシティダウンを発動させた・・・?)

 その時、御坂は胸倉を掴まれた。御坂は相手の顔を見た。その人物は・・・

 

 一方通行が最もよく知っている人物。

 

 白衣を羽織った長身の男。研究者のくせに顔面に刺青が彫ってあり、その両手には、細いフォルムの機械製グローブがはめられていた。

 

 

 

            木原数多

 

 かつて一方通行の研究に携わった者の1人だ。そして今は、能力者殺しと共に脱出ゲームの主催者を務めている男だ。

 御坂はこの男を知らない。

 ただ、かなり危険だという事は分かる。御坂は木原に聞いた。

「あんた、何者?」

 木原は即答した。

「木原数多だ。一方通行から見たらライバルみたいなもんだ。」

「何で・・私の電撃が効かない・・の?」

「お前、自分がやったこと、忘れたか。妹達作るために自分のDNAマップ提供しただろ?あれを能力者殺しが解析すれば、お前の計算式と自分だけの現実は分かるんだ。だからお前の大抵の攻撃は防げるんだよ。という訳で、説明を終わったとこだし、悪いけど死んでくれねえ?」

「ただでやられると思う・・、倒してやるわ・・徹底的に!」




 皆さん感想ありがとうございます!今後も何か意見・感想等ありましたら是非書き込んでください。文章を見て分かる通り、まだ初心者なのでアドバイスお願いします!
次回、御坂vs木原、そしていよいよ第五位が動き出します!
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