遊戯王5D's Power of Fellows 作:ダーク・キメラ
俺は
年齢25歳。
学力は平均。運動能力は常人以上。
就職なし。彼女なし。
友達はいるが殆どが常識人ではない。
大学を追い出されて以来、料理屋でバイトをしながら日々を過ごしていた。
暇さえあればテレビを観たり、体を鍛えたり、友人とゲームをしたりしていた。
だが、何故か偶に犯罪者や怪事件に絡まれたりする事もある。
ある意味カオスな日々を過ごしながら俺は生きている、それが俺の人生。
そんな俺は気がつけば何故か「遊戯王5D's」の世界にいた。
いわゆるトリップだという事か。
とりあえず俺はサテライトという街で暮らす事になった。
これは俺が
まあ、どうしてこうなったのは以下の通りだ。
-Side/???-
「此処は何処だ……」
俺は一体何をしていたんだ……覚えていないな。
まさか別の次元に飛んだりしてないよな。
おいおい勘弁してくれよ……これで3度目じゃねえか。
「どうやら気がついたみたいだね。」
「……!!」
振り向くとそこには白い長髪に黒いキャップ帽を被った背の高い青年がいた。
「誰だお前……」
「始めまして、<r村上鉄也:むらかみてつや>君。私は管理局のユウトと申します。あなたを迎えにきました。」
「俺を迎えに……何故だ?」
「何故ならあなたは……死んでしまったからです。」
「そうか……俺は死んだのか……」
「そのとおりです。」
「………え?」
俺は死んだ……?
え゛え゛え゛え゛ぇ゛!?
「俺、死んだのかよ?」
「はい、3時間頃前に死んでいました。」
「3時間前って……」
俺に一体何があったんだ……
「まあ、死ぬ前の記憶は覚えていますか?」
「う~~~ん……」
「まずい……このままでは核ミサイルが発射されてしまう!」
「ちくしょう……何としても止めないと!!」
「どうした……撃つなら撃てよ。」
バン!ババババン!
「ゾヒィイイイイイイィーー!!」
「何言ってるんだ、鉄也。ゾヒーだぞ。」
「あ、そうか。」
「フォフォフォ……これから地球は我々バルゴン星人の物となる。」
「そんな事……させてたまるか!!」
ピピピピピ…
『鉄也、赤い線を切るんだ!』
「赤い線って……全部赤じゃねえか!!」
『テヘッ……ごめんなちゃい。降参です。』
「ちくしょおおおおおおぉ!!」
ドッカーーーーーーン!!!
「おいお前、今ノートに俺の名前書いてなかったか?」
「いや、全然。」
「いや書いてただろ!絶対書いてただろ!!」
「(残り25秒……)」
「無視するなオイ!!」
「書いてて何か問題でも?死ぬわけじゃあるまいし。」
「まあ、それもそうだが……」
「うっ……」
「て、鉄也……」
「嘘……」
「な、なんだ……なんじゃこりゃああああああぁ!!」
「駄目だ、思い出せない。」
「いや、どれも死にそうな状況だったんだけど。それにしてもよく生きていましたね。逆に死んでしまった事に驚きますよ。」
「自分でもそう思う。」
「まあ、簡単に言えばあなたは怪物と戦っていましたね。」
「怪物と……俺の世界観だと何時も通りじゃねえか。」
「いかにも。あなたは怪物に勝つ事が出来ました。しかし…」
「その代償に俺は死んだのか……」
「…はい。」
「……で、ここは何処だ?死の世界への道のりか?」
「いえ、違います。だから僕はあなたを迎えに来ました。」
「………」
「あなたの事は調べておきました。村上鉄也、年齢25歳。住まいは寮。学力は平均以上。運動能力は超人、いやそれを凌ぐ存在ともいえる。落ち着いた性格だが、感情の動作が激しい。ある大学を途中で降り、就職は無く、普段はアルバイトで稼いでいる。特に一番多くやっているバイトは料理屋に家政婦と警備員、そして時々怪物や怪人と戦ったりする。」
「……相当調べたみたいだな。」
「ググってみたら簡単に出た。」
「ググれたのかよ。で、何の為に迎えに来たんだ?」
「あ、話がずれましたね。あなたはデュエルモンスターズ……いや、遊戯王は知っていますよね?」
「俺の事調べたんだろ?まあ知っているが。」
一応中3の頃に始めたな。
暫くやってたけど大学に入ってからやめたな。
その後、大学降りてからまた始めたけどな。
まあ、地元からカードショップへの距離が遠いから滅多にカードを買わないし、アルバイトしかしてないから金も少ないがな。デッキは悪くないが大会での優勝できる程の構築ではないな。
そういや二次創作サイトで良くあったな、ある人物が遊戯王の世界へ転生して主人公と共闘したり原作の世界観を滅茶苦茶にしたり……
あれ?これってもしかして……
「一応聞くが……まさか俺をその遊戯王の世界に転生するという展開か?」
「鋭いですね。そのとおりです。我々の管理局の都合であなたをその遊戯王の世界へ転生する事になりました。」
「やはりそうか。」
「いや、何かリアクション低くない?」
「別次元に飛ばされる経験なんて2回くらいあったしな。」
「確かに資料によるとそうですね。それで転生の事なんですけど……」
「転生か……」
「まあ、そちらで言う5D'sという世代ですね。」
「5D'sか……」
5D'sか……俺が二次創作の検索を見たときはGXが多かったな。
正直、GXの時代でシンクロモンスターを出す主人公は悪くは無いと思うが自重が無さ過ぎる。
まあ、逆に5D'sにすると比較的使用されるスターダスト・ドラゴンやブラック・ローズ・ドラゴンなどが使えなくなってしまうという事になるケースが多い。
まあ、俺は主役のカードはスターダスト・ドラゴンとレッド・デーモンズ・ドラゴンしか持ってないがな。
スターダストは高かったが、レモンはジャンプに付いてた。
ちなみに最近の5D'sは主人公、クラッシュ・タウンでの戦いが終わったところだったな。
「あ、無理やり転生する訳ではありません。断る権利はありますよ。」
どうする………確かにこのまま死んでおけば二度と関わることは無いだろう……
「………」
……まあ、このまま死ぬのはもっと嫌かもな。
人生のチャンスと言っても良い機会だ、これは受け入れるべきかもな。
まあ、デュエル脳になる危険性があるが。
「……分かりました、転生します。」
「それじゃあ始めるよ……」
そう言ってユウトという男はポケットからスマートフォンを出した。
スマフォとか羨ましいなオイ!
「それでは、転生開始……」
こうして俺の人生の新たなページが開かれる……
「……」
「ひぐっ……ひぐっ……お兄さん……」
「……?」
「ごめんなさい……ごめんなさい……」
目を覚ますとそこは少女が近くで泣いていた。
「お、おい…」
「ひっ!?」
…ってよく見たら俺、血塗れじゃねえか
何があったんだよ?
「……とりあえずまあ、まずは落ち着いてくれ」
「あっ……」
とりあえずまあ、こうして俺の第2の人生が始まるわけだ