遊戯王5D's Power of Fellows   作:ダーク・キメラ

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もっと早く投稿できるようになりたい
ていうかさぼり癖がねぇ


第4話 誰だって不安になる事はある

-Side/望美-

 

 

「……」

 

私の名は黒金望美……年齢13歳、サテライトで暮らしている暗い女です。

私が物覚えが付いていた頃から父と兄と一緒に暮らしてきました。

その頃からは母はいませんでした、お兄さんによると病気で亡くなったらしい。

とにかく色々事情があって、今はお兄さんと一緒に暮らしています。

 

「……」

 

 

 

【回想】

 

 

 

「お兄さん……お兄さん……ごめんなさい……私のせいで……」

 

大雨の中、私の兄は大量の血を流して倒れていた…

 

 

【回想終了】

 

 

私の兄、黒金鉄也は……正直、よく分からない人です。

サテライトで見る人達と違って彼はいい人です。

行動的で合理主義で……まあ、意志の強い人です。

私は彼の考えがよく分かりません。

 

「………お兄さん、まだ帰ってこないね」

 

そんな兄と私は常に2人で色々な事をやっています。

一緒に工場で働いたり……買い物をしたり……訓練したり……

デュエルをしたり……

そんな彼が傍にいて私は……

 

「……」

 

お兄さんはたまに私をテントに残して1人で出かけたりする、今日もそう。

勿論、私の事が心配で外へは行かせたくなかったと分かっている。

私が1人の時は集めたCDやカセットテープで音楽を聴いたりしている。

 

「……」

 

何だか今は弾いてる気分にはなれない。

 

「はぁ……」

 

お兄さん大丈夫かな……

 

「デッキを調整しよう……」

 

私はデッキをチェックした。

 

 

 

 

 

「此処を……サテライトを出ないか?」

 

 

 

 

 

あの時の言葉が私の頭から離れない。

何時かそうなるのがわかってたけど私は心の準備が出来ていなかった……

 

「お兄さんはバイクを直そうとしている……やっぱり此処が嫌なんだ……」

 

…そうだよね、いきなり<rこんな所:サテライト>に住まされる事になるなんて嫌だよね……

 

「はぁ……」

 

私は……不安だった……

 

「……………」

 

…私にそんな資格があるのか…私は寝てしまった。

 

 

 

 

 

 

 

-Side/鉄也-

 

 

俺と遊星はお互いの事情を色々話し合った。

そして俺と遊星は2人で俺の住んでいる地区に移動する事になった。

 

「悪いな鉄也、このD・ホイールは1人用なんだ」

 

「構わねえよ」

 

俺は遊星のD・ホイールの後ろに乗って、と言うよりしがみ付いている。

そのデザインだと2人乗りが出来ねえよな。

どっかのぼっちゃまの自慢話の台詞みたいに聞こえるが遊星に悪気は無い。

 

「お前も大変だな……妹と2人でサテライトで暮らしているとは……」

 

「まあな…」

 

「確かにサテライトは色々酷い奴らがいるから苦労が絶えないだろうな」

 

「ああ……探すべき人がいい奴でよかったよ本当に」

 

「俺も同感だ、こんなところ(サテライト)でしっかりしていられる者を見つけるのは滅多にない」

 

「そうか……」

 

「それにしても遠い所から来たな……本当に歩いてきたのか?」

 

「まあな、サテライトの地下通路を渡ってきた」

 

「地下通路か……その歳で出来たな。子供の頃に良くやったものだ、地下通路を通る事は」

 

「あはは」

 

「そういや俺の計画は教えたがお前の計画は聞いてないな。何か考えたのか?」

 

「考えてない」

 

ありません。

正直、サテライトを出た後のプランがありません。

 

「…考えてないのなら計画を立てたほうがいいぞ、妹と共に」

 

「その言葉そのままそっくり返すぞ、お前もジャック・アトラスとの決着を着けた時の後の計画はないだろ」

 

「そうだな……」

 

そうだな……計画は立てよう。

 

 

 

 

 

 

-Side/望美-

 

 

気がつくと周りはガラクタや廃品で埋まっていた。

 

「僕はこれでターンエンドだ!」

 

その瓦礫の中で私はカードを床に置いて男の人とデュエルしていた。

 

「さあ、どう来るんだい、望美?」

 

「私のターン……私はマシンナーズ・スナイパーを召喚するよ。そして永続魔法、機甲部隊の最前線を発動するね。じゃあ、バトルフェイズに入るよ。マシンナーズ・スナイパーで闇魔界の戦士ダークソードを……」

 

「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

「お、お兄さん……」

 

彼の体が塵になり始めた……

 

「お兄さん、消えないで……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ハッ!!」

 

私はいつものテントの中にいた。

 

「ゆ、夢……」

 

そうだ、これは夢なんだ……

 

「……」

 

私は顔を洗い、机の引き出しを引いた。

その中から1つの小箱を取り出した。

 

「……」

 

その箱の中にはプラスチックのスリーブに収まった1枚のカードが入っていた。

スリーブの中のカードはシンクロモンスターにほぼイラストとテキストが赤く塗られており、カードの中身がわからなくなっていた……

 

「お兄さん……」

 

このカードはお兄さんの宝……お兄さんと共に生きてきた切り札といえるカード……

しかし今はディスクにも反応しないただの紙……

 

「……」

 

あれから一年……彼は私の傍にいてくれた……

でも今は何もかも変わった……

 

「望美ー!!」

 

…帰ってきた。

 

「お帰りなさい……この人は?」

 

お兄さんは誰かを連れてきたらしい。

蟹の様な頭をしていると思ったのは黙っておこう。

 

「紹介するよ、この人は不動遊星。サテライトの別地区に住んでいる」

 

「君が望美か……」

 

「こ、こんにちは……」

 

 

 

 

 

 

 

 

-Side/鉄也-

 

 

「やっと着いた……」

 

何か長かった……

 

「此処がお前の家か」

 

「まあな。」

 

2つ並んだ仮設テントの下に机や鍋や寝袋、そしてクーラーボックスなど様々な物が置いてある。

そしてテントの傍には洗濯物を干している糸や焚き火の焼け跡がある。

一応、雨には困らなかったが冬を過ごすのが大変だった。

 

「大した物だな……サテライトで暮らしている割には生活の習慣がキチンとされている」

 

まあ、アウトドア生活は得意からな。

此処の場合、食べ物だけ買わないといけないが。

 

「君が望美か……」

 

「こ、こんにちは……この人は?」

 

「バイクを直してもらう為に連れてきた。幸い見つけられて良かったよ」

 

「じゃあ早速見せてもらおうか?」

 

こうして俺は早速バイクを見てもらうことにした。

言っておくけどバイクは決してD・ホイールではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

―――検診中―――

 

 

 

 

 

 

 

 

「……どうだ?」

 

「まあ、形は問題ないが色々必要な部品が欠けてるな。特にこれには……デュエルディスクが付いていない」

 

「だからD・ホイールじゃないって。俺、言ってたよね?最初から言ってたよね?これ、ガソリン式でモーメントで動かないから」

 

バイク運転しながらカード遊びするという危険なゲームなんてやってられるか。

 

「そういやそうだったな……まあ、出来る事ならやってやるよ」

 

「……ありがとな、遊星」

 

まあ助かったよ、頼れそうな人見つかって。

ありがとう、蟹えもん!

 

「じゃあ、俺に手伝える事があるか?」

 

「いや、今はいい」

 

「そうか……」

 

 

 

 

 

-Side/望美-

 

 

「どうしよう……」

 

お兄さんは人を連れてきた…

このままだと1年前の事と同じことが起きてしまう…

私がお兄さんを死なせてしまう…

 

「望美……ちょっといいか?」

 

「…!!」

 

お兄さんが話しかけてきた。

 

「……いいけど」

 

「言ったよな、サテライトを出ないかって……お前はどう思うんだ?」

 

「………」

 

この質問を聞いた時、私は戸惑った。

本当の事を言えば私もこの場所から出たい……此処には嫌な思い出しかない。

でも、お兄さんの気持ちも尊重したい……

 

「お兄さん……お兄さんはサテライトから出たいの?」

 

「まあ正直、俺はサテライトに居たくはないな」

 

「そう………じゃあ、私は……」

 

私が口にする言葉は……

 

「……私は……ここに残るよ」

 

 

 

……ごめんなさい。

 

 

 

「………そうか」

 

……ごめんなさい、私はサテライトから出る気にはなれない……

 

「だからお兄さんは私の事は放っておい…」

 

「ならサテライトを出るのはやめるか」

 

「…えっ?」

 

「悪いな…俺が勝手に動いちまって……」

 

「ちょ、ちょっと……」

 

 

 

 

 

 

 

 

-Side/鉄也-

 

 

 

やべぇ、これは恥ずい。急かすんじゃなかったな…

まさか望美がサテライトを出る事を拒否するとは思ってなかった。

遊星連れて来ちゃったしどうすればいいんだ…

まあ、遊星の件は何とかするしかないか。

 

「お兄さん……1ついいですか?」

 

「……ん?」

 

「お兄さん……何であなたは私に優しくしてくれるんですか?」

 

「何言ってんだ?そりゃあ、当然だろ……俺はお前の…」

 

「わかっているんだよ、あなたが私のお兄さんじゃない事ぐらい!」

 

「……!!」

 

…知っていたのか、望美の奴。

まあ、確かに俺の演技が下手だったかもしれないが何故今更それを……

 

「1年以上私と付き合わせてごめんなさい……」

 

気まずい……気まずいよこれ……え、ごめんなさい?

 

「お兄さん、あなたの為にもこれ以上、私と関わらないでください……」

 

「おいおい、いきなり何を言い出すんだ……」

 

「ごめんなさい……ひぐっ……」

 

望美は泣き出した…

まずい……泣かせるつもりはなかった……

 

 

 

「……(どうやら何か事情がある様だな)」

 

 

 

 

 To Be Continued......




鉄也「望美の奴……いきなりどうしたんだよ」

ジャンク『相当訳ありっすね、これは』

鉄也「しまったな、保護者としてながら不覚だった……」

ジャンク『保護者?兄じゃなくて?』

鉄也「‘保護者’だ。保護者として子供の悩みをは見過ごせないからな……だがどうすればいいんだ、この状況……」

ジャンク『次回、デュエルはコミュニケーション』

鉄也「どうすればいいんだ……このカードゲームを中心にした世界でどうすればいいんだ……」

ジャンク『カードゲームすればいいんじゃないっすか?』

鉄也「次から早く投稿できるようにします」
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