英雄王も異世界から来るそうですよ?   作:heartz

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おかげ様でお気に入りを78件も戴きました!

みなさん、こんなssを目に入れていただきありがとうございます!
うれしいかぎりです!


それでは、3話をお楽しみください


3話 白き夜の魔王VS英雄王 その1

黒うさぎ「な、なんであの短時間に”フォレス・ガロ”のリーダーと接触してしかも喧嘩を売る状況になったのですか!?一体どういう心算があってのことです!聞いているのですか三人とも!!」

 

飛鳥&耀&ジン「「「ムシャクシャシャしてやった、反省はしてない」」」

 

黒うさぎ「反省しなさい!!」

 

まるで口裏を合わせたような言い訳に激怒する黒うさぎ。

それをニヤニヤと笑っていた十六夜と興味無さそうなギルが止めに入る。

 

十六夜「いいじゃねえか別に。考え無しに喧嘩売ったわけじゃねえんだから許してやれよ」

 

ギル「そうだぞ月の兎よ。この小娘たちは少なくとも脳無しではないであろう?」

 

黒うさぎ「い、十六夜さんたちは面白ければいいと思っているかもしれませんが、このゲームで得られるのは自己満足だけなんですよ?」

 

十六夜「”参加者が勝利した場合、主催者は参加者の言及する全ての罪を認め、箱庭の下で正しい裁きを受けた後、コミュニティを解散する”―――――――――まあ、確かに自己満足だな」

 

ギル「時を待てば済むものを、わざわざ取り逃がすリスクを負ってまで短縮させるのだからな」

 

ちなみに飛鳥達のチップは”罪の黙認”だ。

 

黒うさぎ「はぁ~.........まあいいです。”フォレス・ガロ”程度なら十六夜さんかギルガメッシュさんがいれば楽勝でしょう」

 

すると、十六夜とギル、飛鳥までもが怪訝な顔をして、

 

十六夜「何言ってんだ、俺は参加しねえぞ」

 

ギル「当然だ、この程度我が出る必要がないであろう?」

 

飛鳥「当たり前よ。貴方達なんて参加させないわ」

 

フン、と鼻を鳴らす三人。黒うさぎは慌てて、

 

黒うさぎ「だ、駄目ですよ!御三人はコミュニティの仲間なんですから協力しないと」

 

十六夜「そういうことじゃねえよ黒うさぎ」

 

十六夜が真剣な顔で黒うさぎを制す。

 

十六夜「いいか?この喧嘩は、コイツらが売った。そしてヤツらが買った。なのに俺らが手を出すのは無粋だって言ってるんだよ」

 

飛鳥「あら、分かってるじゃない」

 

黒うさぎ「..............。ああもう、好きにしてください

 

どうせ失うものは無いゲーム、もうどうにでもなれと呟いて肩を落とす黒うさぎであった。

 

 

 

 

★☆★☆★☆★☆

 

 

 

 

ジン「それじゃあ今日はコミュニティに帰る?」

 

黒うさぎ「あ、ジン坊ちゃんは先にお帰りください。”サウザンドアイズ”にみなさんのギフトを鑑定をお願いしないと」

 

十六夜&耀&飛鳥「”サウザンドアイズ”?」

 

十六夜たち三人は首を傾げて聞き直す。

 

ギル「それはコミュニティの名か?」

 

黒うさぎ「YES。”サウザンドアイズ”は特殊な”瞳”のギフトを持つ者達の群体コミュニティで、超巨大商業コミュニティです。幸いこの近くに支店がありますし、さっそく行きましょう」

 

特に反対意見もなかったので五人は”サウザンドアイズ”の支店に向けて歩き出した。

 

 

―――――道中割愛―――――

 

 

どうやら店についたらしい。

日が暮れて看板を下げる女性店員に、黒うさぎは滑り込みでストップを、

 

黒うさぎ「まっ「待った無しです御客様。うちは時間外営業はやっていません」

 

.............ストップをかける事も出来なかった。

するとギルが当然のように店に入っていく。

 

店員「ちょ、何してるんですか御客様!時間外営業はやっていませんと言いましたよね!?」

 

ギル「ああ、云ったな。それで?」

 

突然止められたギルは機嫌が悪そうに聞き返す

 

ギル「店のルールなんぞ知らん。この我が来たのだ、無条件に入らせろ」

 

店員「こ、困ります!」

 

ギル「フンッ、時空時間問わず全ては我の庭だ。故に庭の中で雑種如きが困ろうが我の知ったことではない」

 

店員「ですが!」

 

ギル「まだ我に口答えをするか、雑種」

 

あきらかな殺気を帯びた一言。

店員はその殺気で足を震わせている。”これ以上喋ったら殺される”と。

そのやり取りを聞いていただけの四人も冷や汗が滲み出る。

だまった店員を一瞥し、ギルは鼻をならして店の中入ろうと............

 

???「いぃぃぃやほおぉぉぉぉぉぉ!久しぶりだな黒うさぎいぃぃぃぃ!」

 

着物風の服を着た白髪の少女がギルの横を通り過ぎる。

何事かと、後ろを振り向くと、黒うさぎが少女にフライングボディーアタックされ、少女と共に街道の向こうにある浅い水路まで吹き飛んだ。

 

黒うさぎ「きゃあーーーーー..............」

 

と、断末魔の様なものが聞こえた気がした。

 

 

 

 

★☆★☆★☆★☆

 

 

 

 

???「改めて自己紹介しとこうかの」

 

結局店には入れてもらえたが、店自体が閉められてしまったので少女の私室、もとい和室に案内された。

 

???「私は四桁の門、三三四五外門に本拠を構えてる”サウザンドアイズ”の幹部の白夜叉だ」

 

白夜叉「この黒うさぎとは縁があっての、ちょくちょく手を貸してやっとる器の広い美少女と認識しておいてくれ。して、そなた達の名を聞こうかの」

 

と白夜叉は四人を見る。

 

十六夜「逆廻十六夜だぜ、よろしくな和風ロリ」

 

飛鳥「久遠飛鳥よ、よろしくね白夜叉」

 

耀「........春日部耀、よろしく」

 

ギル「.......................」

 

三人は自己紹介を済ませたがギルガメッシュはというと..........

 

白夜叉「.........おんし、何故酒を飲んでおるのだ」

 

そう、一人酒を取り出し飲んでいた。

 

ギル「急に飲みたくなってな。何処で何をしようが我の勝手だからな」

 

白夜叉「そ、そうか..........おんし、名前は?」

 

ギル「ギルガメッシュだ、我の名を呼ぶことを許そう、貴様もなかなか興味深いからな」

 

白夜叉「(な、なんじゃこやつ............神格とは違う”何か”がある.......)」

 

白夜叉「ああ、よろしく頼むぞ」

 

白夜叉がそう云うと耀が手を上げ、

 

耀「質問いい?白夜叉」

 

白夜叉「ああ、構わんよ」

 

耀「外門ってなに?」

 

首を傾げながら耀は問う。

 

白夜叉「箱庭の階層を示す外壁にある門じゃよ。数字が若いほど都市の中心部に近く、同時に強大な力を持つ者達が住んでおるのじゃ」

 

白夜叉が耀に説明する。

黒うさぎの持っている苗を見て首を傾げる白夜叉。

 

白夜叉「して、一体誰がその苗を手に入れたのじゃ?」

 

黒うさぎ「此処にいる十六夜さんとギルガメッシュさんが直接叩きのめしたのですよ」

 

自慢げに言う黒うさぎ

 

十六夜「まあ、ほとんど王様がやったんだけどな」

 

すると、白夜叉が声を上げて驚いた

 

白夜叉「なんと!?クリアではなく直接倒したとな!?ではその童は神格持ちの神童か?」

 

黒うさぎ「いえ、黒うさぎはそう思えません。神格持ちならば一目見れば分かりますし」

 

白夜叉「(黒うさぎも分からぬか...........するとこやつのこの”力”はなんじゃ?何か大きなものが―――――――)」

 

そこまで考えた白夜叉に黒うさぎが問う。

 

黒うさぎ「白夜叉様はあの蛇神様とお知り合いだったのですか?」

 

白夜叉「知り合いも何も、アレに神格を与えたのはこの私だぞ。もう何百年も前の話だがの」

 

それを聞いた十六夜たち三人は物騒に瞳を光らせて問いただす。

ギルは端っから話に興味が無いようだ。

 

十六夜「へえ、じゃお前はあの蛇より強いのか?」

 

白夜叉「ふふん、当然だ。私は東側の”階層支配者”だぞ。この東側の四桁以下では並ぶ者がいない、最強の主催者なのだからの」

 

”最強の主催者”――――――――その言葉に十六夜・飛鳥・耀の三人一斉に瞳を輝かせた。

だが、一番反応していたのは意外にもギルガメッシュだった。

 

ギル「ほう―――――――我の前で最強を謳うか」

 

ニヤリとギルの口角が上がる。

だが、その瞬間一気に冷ややかなものへと変化する。

 

ギル「あまり図に乗るなよ、雑種」

 

雑種という言葉に眉をピクリと反応させる白夜叉。

次の言葉は、明らかな殺意が籠った言葉だった。

 

白夜叉「貴様、この私を”雑種”と愚弄するか。良い、貴様のその慢心、ズタズタにしてやろう」

 

刹那、四人の視界に爆発的な変化が起こった。

四人が投げ出されたのは、白い雪原と凍る湖畔―――――そして、”水平に太陽が廻る世界”だった。

 

十六夜&飛鳥&耀「なっ..........」

 

あまりの異常さに三人は驚愕する。今から喧嘩を売ろうとした相手がこれほどとは思っていなかったのだろう。

 

ギル「ほう――――――固有結界とはまた別のものか......やはり貴様は興味深いな」

 

余裕の表情で返すギル。

ギルが云った様に固有結界とは別のもの――――――固有結界が自らの心象風景として”生み出した”ものだとしたら、これは何処からか”持ってきた”ものである。

 

白夜叉「今一度名乗り直そう。私は”白き夜の魔王”―――――― 太陽と白夜の星霊・白夜叉

おんしと魔王としての誇りを賭けた対等な決闘に挑もうぞ」

 

その言葉にギルは素直に感心した。

 

ギル「では我も名乗り直すとしよう―――――――

我は唯一無二の王にして英雄の中の英雄・ギルガメシュ。その挑戦、受けて立とうではないか、白き夜の魔王よ」

 

その間誰も言葉を発することは無かった、否――――――”発せられなかった”。

二つの段違いの殺気があたりを蹂躙していたからだ。

その殺気に十六夜でさえも言葉を失っていた。

 

白夜叉「して、そこのおんしらはどうする?」

 

白夜叉が十六夜達の方を向いて問う。

いつの間にか殺気が無くなってることに気づく。

 

十六夜「参った。やられたよ。降参だ、白夜叉」

 

白夜叉「ふむ?それは決闘ではなく、試練を受けるということかの?」

 

十六夜「ああ。今回はおとなしく試されてやるよ、魔王様」

 

プライドが高い十六ならではの言葉だった。

それに腹を抱えて笑う白夜叉。

 

白夜叉「く、くく............して、他の童達も同じか?」

 

飛鳥「...........ええ私も、試されてあげてもいいわ」

 

耀「右に同じ」

 

白夜叉がギルに向き直る。

 

白夜叉「そういうことだ。この童達の後でもよいか?」

 

ギル「良い、我が許そう」

 

そう云うとギルは離れたところに座り、酒を取り出し飲んだ。




次はついに白夜叉対ギルの戦闘ですよ!

ちゃんと書けるか心配になってきました;


次もお楽しみください!
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