英雄王も異世界から来るそうですよ?   作:heartz

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感想でちらほら神性と神格について書かれていますが、それは私の設定があまいからですごめんなさい;

今回でそこら辺はちゃんとするんで本当に混乱させて申しわけないです。


それでは、4話お楽しみください!




4話 白き夜の魔王VS英雄王 その2

黒うさぎ「お互いにもう少し相手を選んでください!”階層支配者”に喧嘩を売る新人と、新人に売られた喧嘩を買う”階層支配者”なんて笑えません!それに白夜叉様が魔王だったのは、もう何千年も前の話じゃないですか!」

 

十六夜「何?じゃあ元・魔王様ってことか?」

 

白夜叉「はてさて、どうじゃったかな?」

 

とぼける白夜叉に、ガクリと肩を落とす黒うさぎと三人。

その時、彼方の山脈から甲高い鳴き声が響いた。

その声に耀が逸早く反応し..........

 

耀「何、今の鳴き声。初めて聞いた」

 

ギル「ほう、グリフォンか..........また面白そうな物を」

 

次にギルが興味深そうな言葉を放つ。

 

白夜叉「ふむ...........あやつか。おんしら三人を試すには打って付けかもしれんの」

 

湖畔の向こう岸にある山脈に手招きをする白夜叉。

すると、5m程の巨大な獣が翼を広げて滑空し、風の如く三人の前に現れた。

 

耀「グリフォン.........嘘、本物!?」

 

白夜叉「如何にも。あやつこそ鳥の王にして獣の王。”力””知恵””勇気”の全てを備えた、ギフトゲームを代表する獣だ」

 

グリフォンは白夜叉の元に降り立ち深く頭を下げ礼を示した。

 

白夜叉「さて、肝心の試練だがの、これを見よ」

 

と白夜叉が言うと輝く羊皮紙が現れる。

それを手に取り、書き込んでいく。

 

 

 

『ギフトゲーム名 ”鷲獅子の手綱”

 

 

 ・プレイヤー一覧  逆廻 十六夜

 

           久遠 飛鳥

 

           春日部 耀

 

 

 ・クリア条件  グリフォンの背に跨り、湖畔を舞う。

 ・クリア方法  ”力””知恵””勇気”の何れかでグリフォンに認められる。

 

 ・敗北条件  降参か、プレイヤーが上記の勝利条件を満たせなくなった場合。

 

 

 宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗とホストマスターの名の下、ギフトゲームを開催します。

                              ”サウザンドアイズ”印』 

 

 

 

耀「私がやる」

 

読み終わるや否やビシッ!!綺麗にと手を挙げる耀。

比較的に大人しい彼女にしては珍しい事だろう。

 

白夜叉「ふむ。自信があるようだが、これは結構な難物だぞ?失敗すれば大怪我では済まんが」

 

耀「大丈夫、問題ない」

 

耀の瞳は真っ直ぐにグリフォンに向いている。

まるで、探し続けていた宝物を見つけたように輝いていた。

隣で呆れたように苦笑いする十六夜と飛鳥。

 

十六夜「OK、先手は譲ってやる。失敗するなよ」

 

飛鳥「気を付けてね、春日部さん」

 

耀「うん。頑張る」

 

 

 

 

 

結果を言うとゲームは耀が勝利した。

ゲームクリアと同時にグリフォンの背から落ちるのを、耀は風を操り落下を止めた。

遠目でそれを見ていたギルは、

 

ギル「ほう、多種の者の能力を操るか..........あの小娘も中々珍妙よなぁ」

 

面白いという風な目をしていた。

 

 

 

 

★☆★☆★☆★☆

 

 

 

 

白夜叉「さて、今度はお主だ」

 

ギル「ようやくか.......」

 

向かい合うように2人は立つ。

他の者は少し離れてその様子を見ている。

 

黒うさぎ「ああ、ギルガメッシュさん大丈夫でしょうか」

 

心配する黒うさぎ。

 

十六夜「王様の実力が知れるいいチャンスだぜ」

 

実力を図ろうとする十六夜

 

飛鳥「そうよね、あんな物を見た後でも眉一つ動かさないんだもの」

 

耀「うん。実力知りたい」

 

2人もどれだけ強いか知りたいらしい。

四人がそんな事を言っている間に”契約書類”がギルの手元に渡る。

 

 

 

『ギフトゲーム名 ”太陽との決闘”

 

 

 ・プレイヤー一覧  ギルガメッシュ

 

 

 ・クリア条件  ”白夜叉”の打倒

 

 ・クリア方法  決闘で”白夜叉に勝つ又は”白夜叉”の降参

 

 

 ・敗北条件  死亡、敗北、降参、プレイヤーが上記の勝利条件を満たせなくなった場合。

 

 

 宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗とホストマスターの名の下、ギフトゲームを開催します。

                              ”サウザンドアイズ”印』 

 

 

 

白夜叉「なにか不満はあるかの?」

 

ギル「特にないな、ただ我が勝てばいいだけの話よ」

 

白夜叉「そこまで自信があるならよかろう」

 

白夜叉はニヤリと笑い宣言した。

 

白夜叉「それでは、始めるとするかの」

 

それが合図となった。

 

ギル「先手を許そう。さあ、存分に己を示すが良い」

 

白夜叉「(この小僧め、少々本気をだすとするかの)」

 

白夜叉「そうか、ならば先に行かせてもらうぞ!!」

 

その瞬間、目にも止まらぬ速さでギルに近づく。

そのスピードは十六夜でさえ目で追えていない。

そして背後に一瞬で回った白夜叉は、全力の拳を叩き込もうとして、右手を振り上げる。

だが、そこで気が付く。

 

――――己の右腕が無いことに――――

 

 

白夜叉「ッ!?」

 

一瞬、バックステップで距離をとる。

そして無い右腕を見ながら考える。

 

白夜叉「(あやつ、一体何をした?見るからに動いておらんかった........あやつのギフトは一体)」

 

そして視線をギルに戻す。すると........

白夜叉の顔が驚愕に染まる。

そこには、こちらに振り向き白夜叉を見てるギルと、そのギルの背後に無数の金色の波紋が広がっていた。

そして、波紋の中からは剣、斧、槍、矢、様々な武器の先がこちらを向いていた。

だが、驚愕したのはその量ではなく――――

 

白夜叉「(バカな!!あの武器一つ一つが神格級だと..........!!)」

 

そう、ギルの持つ武器は全て宝具。

故に神格級の強さを誇るのだ。

 

ギル「どうする?まだ続けるか」

 

白夜叉に向けて言葉を放つ。

決して慈悲などではなく、これから死ぬ者への配慮だ。

 

白夜叉(「ああ、これは力を解放した私でも危ういな............)」

 

白夜叉は、ふうと一息吐くと、手を挙げ

 

白夜叉「降参だ、負けを認めよう」

 

 

 

 

★☆★☆★☆★☆

 

 

 

 

その光景を呆然と見ていた四人に声がかかる。

 

白夜叉「おんしら何か頼み事で私を訪ねたのだろ?」

 

決闘を終えた白夜叉とギルが四人の元へ戻ってきたのだ。

いつの間にか切られた白夜叉の右腕は治っていた。

 

十六夜「おいおい王様、とんでもねえな!」

 

目を輝かせながらギルに言葉をかける。

するとギルは、

 

ギル「フハハハハ、そうであろうそうであろう。今のうちに我の威厳に目を輝かせておくのだな」

 

女性三人は、未だに呆然としている。

 

白夜叉「おーい、黒うさぎ?」

 

すると、ようやく気付き

 

黒うさぎ「は、はい!!何でございましょう?」

 

白夜叉「いや、だから何か頼み事で私を訪ねたのだろう?」

 

黒うさぎ「あ、ああはい。そうでした」

 

忘れていたような言い方に肩を落とす白夜叉。

 

白夜叉「して、どのような頼みごとかの?」

 

黒うさぎ「YES!ギフト鑑定をお願いしに来たのですが」

 

ゲッ、と気まずそうな顔になる白夜叉。

 

白夜叉「よ、よりにもよってギフト鑑定か。専門外どころか無関係もいいところなのだがの」

 

むむむ、と考える白夜叉。

すると何かを閃いたようだ。

 

白夜叉「そうじゃの、少し贅沢な代物かもしれぬが、コミュニティ復興の前祝いとしては丁度よかろう」

 

白夜叉が柏手を打つ。

すると、四人の前に光輝く四枚のカードが現れる。

カードには各々の名前と、体に宿るギフトを表すネームが記されていた。

 

 

コバルトブルーのカードに

逆廻十六夜

ギフトネーム”正体不明”

 

 

ワインレッドのカードに

久遠飛鳥

ギフトネーム”威光”

 

 

パールエメラルドのカードに

春日部耀

ギフトネーム”生命の目録” ”ノーフォーマー”

 

 

金色のカードに

ギルガメッシュ

ギフトネーム”王の財宝” ”神性” ”黒の聖杯”

 

 

黒うさぎは驚いたような顔で三人のカードを覗き込んだ。

 

黒うさぎ「ギフトカード!」

 

飛鳥「なにそれ?お中元?」

 

十六夜「お歳暮?」

 

耀「お年玉?」

 

黒うさぎ「ち、違います!それはギフトカードと言って、顕現しているギフトを収納できる超高価なカードですよ!」

 

十六夜「つまり素敵アイテムって事でオッケーか?」

 

黒うさぎ「だからなんで適当に聞き流すんですか!あーもうそうです、超素敵アイテムなんです!」

 

黒うさぎに叱られながら四人はそれぞれのカードを物珍しそうに見つめる。

 

白夜叉「正式名称を”ラプラスの紙片”、即ち全知の一端だ。

 

十六夜「へえ?じゃあ俺のはレアケースってことか」

 

ん?と白夜叉が十六夜のギフトカードを覗き込む。そこには確かに”正体不明”の文字が刻まれている。

ヤハハと笑う十六夜とは対照的に、白夜叉の表情の変化は劇的だった。

 

白夜叉「..........いや、そんな馬鹿な」

 

あり得ない物を見るように見つめる白夜叉は、不可解とばかりに呟く。

 

白夜叉「”正体不明”だと...........?いいやありえん、全知である”ラプラスの紙片”がエラーを起こすはずなど」

 

十六夜「何にせよ、鑑定は出来なかったってことだろ。俺的にはこの方がありがたいさ。それに」

 

クルリと振り向きギルの方を見る。

 

十六夜「俺は王様のギフトの方が気になるな」

 

黒うさぎ「黒うさぎも気になります!」

 

ギル「仕方がない、見せてやろう」

 

と云い、ギルは自分のカードを全員に見せる。

すると先ほどの様に白夜叉が驚愕する。

 

白夜叉「”神性”だと!?ありえん!!」

 

十六夜「”神性”ってのはそんなに凄いのか?」

 

十六夜以外の三人も首を傾げる。

 

白夜叉「凄いも何も”神格”のさらに上、神そのものだぞ!!」

 

興奮する白夜叉、次に納得したように言葉をこぼす。

 

白夜叉「これなら、神格級の武具をあれほど所持していたのも納得がいく」

 

飛鳥「ギルガメッシュさんってそんなに凄い人だったのね..........」

 

耀「うん。びっくりした」

 

黒うさぎ「これなら、敵無です!!」

 

三者三様の感想にギルは、

 

ギル「ふははは!良い良い、我が凄いことなどとうに分かっておるわ」

 

ふははは、とふんぞり返っていた。

ギフトカードを貰った四人と黒うさぎはサウザンドアイズを後にすることにした。

 




ま、まさかお気に入りが200件超えるとは........;

ありがたいです!!

さて、次はコミュニティに帰るとこです!


次をお楽しみに!


追記:”聖杯”の部分を”黒の聖杯”にしました
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