あと、感想の方で神性と神格のことを指摘されましたので、言いますね...............................
申しわけありませんでした;;;;;
神性と神格では、神格の方が上みたいですね、勉強不足でした。
ですので、神性にオリジナルの設定を付け加えました。
神性→”蛇”からなった”蛇神”や、”人”からなった”神童”などとは違く、最初から”神”と言う種類の証。
ギルは自分で自分の神性を下げているので、神性は弱い方。
だが、神格とは桁違いの能力を持つ
こんなもんですかね。
まあ、今更書き直すのもあれなので、オリジナルの設定を加えさせて頂きました。
「なにこれえ、無理い」と言う方は読まないことを強くお勧めします。
それでは、5話お楽しみください!
耀「今日はありがとう。また遊んでくれるとうれしい」
六人と一匹は店の前に移動し、耀達は一礼した。
飛鳥「あら、駄目よ春日部さん。次に挑戦するときは対等な条件で挑むのだもの」
十六夜「ああ。吐いた唾を飲み込むなんて、格好付かねえからな。次は渾身の大舞台で挑むぜ」
ギル「また幾度なりと挑むがよいぞ、白き夜の魔王よ」
白夜叉「ふふ、良かろう。楽しみにしておけ。そして...........お主には後にリベンジさせてもらうとしよう。ところで―――」
白夜叉の顔つきが真剣そのものになり、黒ウサギ達を見る。
白夜叉「今さらだが、一つだけ聞かせてくれ。おんしらは自分達のコミュニティがどのような状況にあるか理解しているのか?」
十六夜「名前と旗のことか?それなら聞いたぜ」
白夜叉「ならそれを取り戻すために”魔王”と戦わねばならんことも?」
飛鳥「聞いたわよ」
白夜叉「.........。では、それらを承知の上で黒ウサギのコミュニティに加入するのだな?」
ドキリとした顔で視線をそらす黒ウサギ。もしコミュニティの状態を話さない不義理なまねをしていれば、かけがえのない友人を失っていたかもしれない。
飛鳥「そうよ。打倒魔王なんてカッコいいじゃない」
白夜叉「”カッコいい”で済む話では無いのだがの............全く、若さ故の物なのか、だがそうなると」
すると白夜叉は、飛鳥と耀に視線を向け............
白夜叉「そこの娘二人は確実に死ぬぞ」
まるで予言するように言う白夜叉。
二人は反論しようとするが、仮にも”元・魔王”、何とも言えぬ威圧感があった。
だが、そこにギルが遮るように立つ。
ギル「そこいらの小娘と一緒にするな。我の同志と成る物だ、”仲良しごっこ”などする気は無いが........我の同志なのならば弱き者は認めん。この言葉、貴様ならば分かるはずだ」
白夜叉「フッ........そうじゃの、おんしがいれば安心じゃな。だが一応忠告しておこう」
真剣な顔つきで続ける白夜叉。
白夜叉「魔王の前に様々なギフトゲームに挑んで力を付けろ。小僧とギルガメッシュはともかく、おんしら二人の力では魔王のゲームを生き残れん」
飛鳥「.........ご忠告ありがと。肝に銘じているわ。次はあなたの本気のゲーム挑みに行くから、覚悟しておきなさい」
そう言うと五人と一匹はコミュニティに歩き始めた。
十六夜「と、その前に」
十六夜だけ止まり白夜叉に直る。
なにやら用事があるらしい。
十六夜「お前、王様の名前聞いて心当たりなかったか?」
白夜叉「はて?初めて聞く名だったが........それがどうかしたかの?」
十六夜「いや、いいんだ。教えてくれてサンキュウな」
?マークを残したままの白夜叉をおいて、神妙な顔つきの十六夜は四人と一匹の元に戻って行った。
★☆★☆★☆★☆
飛鳥「っ、これは.........!?」
今五人と一匹は”ノーネーム”の居住区に来ている。
そこには、かつて魔王の残した傷跡があった。
一面の廃墟。それこそが魔王の傷跡だった。
それに飛鳥と耀は息を呑み、十六夜はスッと目を細め、ギルは顔一つ変えずに唯それを見ている。
十六夜「.........おい、黒ウサギ。魔王のギフトゲームがあったのは――――今から何百年前の話だ?」
黒ウサギ「僅か三年前でございます」
十六夜「ハッ、そりゃ面白いな。いやマジで面白いぞ。この風化しきった街並みが三年前だと?」
そう、彼ら”ノーネーム”のコミュニティは――――まるで何百年という時間経過で滅んだように崩れ去っていたのだ。
三人は息を呑んで散策する。
十六夜「.........王様。王様ならこの風景、どのくらいの時間で出来る?」
きっと興味範囲か、白夜叉を倒したレベルではどの様に見えるか知りたかったのだろう。
だが、予想以上の答えに耳を疑うことになる。
ギル「一瞬だ」
なっ、と全員が驚愕に顔を染める中、淡々と説明するギル。
ギル「風化とは言わぬが、この敷地、いや、この区画を壊滅させるなど造作もない」
驚愕する四人を無視して話を進めるギルガメッシュ。
ギル「まあ、この光景も珍妙ではあるがな」
とても驚いているように見えない。
黒ウサギ「ギルガメッシュさんがどれほど規格外か分かったきがします..........」
項垂れたように肩を落とし、額に手を当てながら、はあ、とため息をつく黒ウサギ。
それを無視して一喝するギル。
ギル「月のウサギよ、我をこのような乾いた場所に数秒でも立たせたのだ。それなりのもてなしはあるのだろうな?」
一瞬ビクッ、と体を強張らせる黒ウサギ。
次に苦笑いしながらギルの方を向き、
黒ウサギ「い、YES.........と言いたいところですが、今の”ノーネーム”の備蓄では」
ギル「そうか、ならば致し方ない」
えっ、と驚いた顔をして全員がギルを見る。
それもそのはず、彼の性格なら、『我にもてなしができないだと、不敬な!』とかなんとか言って怒る物だとばかり思っていいたのだから。
ギルはその顔を見て、口角を上げながら、
ギル「なに、我も払えぬ者に払えと云うほど阿呆ではないわ」
黒ウサギたち四人は、ギルのことを再認識した。
『結構器が広いな』と――――
★☆★☆★☆★☆
―――”ノーネーム”・居住区画、水門前
五人と一匹は廃墟を抜け、徐々に外観が整った空き家が立ち並ぶ場所に出る。
五人はそのまま居住区を素通りし、水樹の苗を貯水池に設置するのを見に行く。
そこには先客がいたらしくジンとその他の子供達が水路を掃除していた。
黒ウサギ「ご苦労様ですジン坊ちゃん♪皆も掃除を手伝っていましたか?」
子供達が黒ウサギの元に集まる。
「黒ウサのねーちゃんお帰り!」
「眠たいけどお掃除手伝ったよー」
「ねえねえ、新しい人達って誰!?」
「強いの!?カッコいい!?」
黒ウサギ「YES!とても強くて可愛い人達ですよ!皆に紹介するから一列に並んでくださいね」
パチン、と黒ウサギが指を鳴らす。すると子供達は一糸乱れぬ動きで横一列に並ぶ。
数は二十人前後だろう。
十六夜「(マジでガキばっかだな。半分は人間以外のガキか?)」
飛鳥「(じ、実際に目の当たりにすると想像以上に多いわ。これで六分の一ですって?)」
耀「(.........。私、子供嫌いなのに大丈夫かなあ)」
三人は三者三様の感想を心の中で呟く。ギルはギルで子供達を見てからニコニコしている。
.........正直言って気味が悪いレベルだ。
コホン、と仰々しく咳き込んだ黒ウサギは四人を紹介する。
黒ウサギ「右から逆廻十六夜さん、久遠飛鳥さん、春日部耀さん、ギルガメッシュさんです。皆も知っている通り、コミュニティを支えるのは力のあるギフトプレイヤー達です。ギフトゲームに参加できない者達はプレイヤーの私生活を支え、時に身を粉にして尽くさねばなりません」
飛鳥「あら、別にそんなのは必要ないわよ。もっとフランクにしてくれても」
ギル「飛鳥よ、それでは組織として成り立たないであろう。それでも上に立っていた者の言葉か?」
ヤレヤレと云う風な仕草をするギルガメッシュ。
黒ウサギ「流石ギルガメッシュさん。良く分かっておりますね!」
飛鳥が怪訝そうな顔をしているのを無視して話を進める。
黒ウサギ「コミュニティはプレイヤーがギフトゲームに参加し、彼らのもたらす恩恵で初めて生活が成り立つのでございます。子供のうちから甘やかせばこの子達の将来の為になりません」
飛鳥「.........そう」
黒ウサギ「此処にいる子供達は年長組です。何か用事を言い付ける時はこの子達を使って下さいな。みんなも、それでいいですね?」
「「「「「よろしくお願いします!」」」」」
キーン、と耳鳴りがするほどの大声で二十人前後の子供達が叫ぶ。
十六夜「はは、元気がいいじゃねえか」
飛鳥「そ、そうね」
耀「(.........。本当にやっていけるかな、私)」
ギル「ふはははは!良いではないか!よろしく頼むぞオケラ共!」
ヤハハと笑う十六夜、飛鳥と耀は何とも言えない顔をしていた。
ギルは頗る気分が良いようだ。
~閑話休題~
黒ウサギ「さて、自己紹介も終わりましたし!それでは水樹を植えましょう!黒ウサギが台座に根を張らせるので、十六夜さんのギフトカードから出してくれますか?」
十六夜「あいよ」
長年水が通っていない水路だが骨格だけは立派に残っている。しかし所々がひび割れて砂も要所に溜まっていた。
流石に全ての砂利を取り除くのは難しかったのだろう。
春日部耀は石垣に立ちながら物珍しそうに辺りを見回す。
耀「大きい貯水池だね。ちょっとした湖ぐらいあるよ」
三毛猫『そやな。門を通ってからあっちこっちに水路があったけど、もしあれに全部水が通ったら壮観やろなあ』
三毛猫と会話する耀を後目に、黒ウサギが貯水池の中心にある柱の台座までピョン、と大きく跳躍すると、
黒ウサギ「それでは苗の紐を解いて根を張ります!十六夜さんは屋敷への水門を開けてください!」
十六夜「へいへい」
十六夜が貯水池に下りて水門を開ける。黒ウサギが苗の紐を解くと、根を包んでいた布から大波のような水が溢れ返り、激流となって貯水池を埋めていった。
水門の鍵を開けていた十六夜が驚いて叫ぶ。
十六夜「ちょ、少しはマテやゴラァ!!流石に今日はこれ以上濡れたくねえぞオイ!」
今日一日、散々ずぶ濡れになった十六夜は慌てて石垣まで跳躍する。
黒ウサギ「うわお!この子は想像以上に元気です♪」
昔の様に並々と満ちてく水源を見てジンは感動的に呟く。
ジン「凄い!これなら生活以外にも水を使えるかも.........!」
ギル「農作業でもするのか?」
ジン「近いです。例えば水仙卵華などの水面に自生するギフトを繁殖させれば、ギフトゲームに参加せずともコミュニティの収入になります。これならみんなにも出来るし........」
ギル「ほう。して、その水仙卵華とはなんだ?ジン」
ジン「水仙卵華は別名・アクアフランと呼ばれ、浄水効果のある亜麻色の花です。薬場に使われる事もあり、観賞用にも取引されています。確か噴水広場にもあったはず」
ギル「ああ、あの蕾か。高級品なのならば我の宝物庫に入れておくか.........」
ジン「何言ってるんですか!水仙卵華はギフトゲームのチップとして使われます、採ってしまえば犯罪ですよ!」
ギル「幼童なら幼童なりに別の事に頭を回せ、細かいことは気にするのでない」
ふはははは、と笑うギルに子供扱いされたのが癪に障ったのか、ジンはギルに言い返そうとするがそれを右手でそれを制し、
ギル「貴様にリーダーとしての格など我は求めておらぬ。せめて我を認めさせてみろ、さすれば我は貴様をマスターと呼んでやる」
せいぜい精進しろ、と言い残し十六夜達の方に歩いていく。
ジンは何かを決意したように水面に浮かぶ十六夜の月を見降ろした。
投稿遅れて申し訳ないです;
さてさて、次はガルドのゲームが終わるとこまで書きますよ♪
では、次をお楽しみに