不知火日記   作:編集長

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プロローグ 全てはここから始まった

外が何故だか騒がしい。

真夜中の2時だというのに、外には人が溢れ出ているみたい。

私は隣の布団で寝ている妹達を見る。ああ、可愛い。可愛すぎてどうしようもない。

よし、妹達が起きないように、この可愛くて優しい羽乃お姉ちゃんが、外の様子を見て来ようではないか!

ふらふらと布団を抜け出して外を見ると、窓が何かに反射して赤い。赤い月でも出たのかね? そのまま窓を開け、外を覗き込むと、お隣の鈴木さんが叫ぶ。

「火事だ! 逃げろ!」

火事だ。さっき窓に映っていたのは火だ。逃げよう。

「起きて、佳乃、紫乃! 火事だよ、火事!」

次女の佳乃はパッと起きると、末の妹の紫乃を起こした。

「紫乃! しーちゃん! 外は安全?」

私が聞くと、何故か紫乃は顔をしかめたけど、襖に目をやった瞬間青ざめた。

「に、逃げ道、無いよ……」

「佳乃ちゃん、お願い!」

佳乃ちゃんは、私としーちゃんの手を掴んだ。

けど、嫌な予感がして私は叫ぶ。

「伏せて!」

家が、爆発した。紫乃は佳乃にしがみつき、佳乃は目を閉じている。私は宙を舞いながら手足をパタパタさせる。

二人に必死で呼びかける。けど、爆音のせいで自分の声も聞こえない。

佳乃はカッと目を見開いた。身体の自由が効かないはずなのに、紫乃を連れてスーッと此方に近付く。

どうしたの、って聞きたかったけど、聞けなかった。けど、心に佳乃の声が響いた。

『行くよ、羽乃』

佳乃は、封印してたアレを使った。

 

 

 

私達は、次の瞬間、K県の大きな自然公園にいた。

実は、私達は超能力保持者。私はサイコキネシス、借力が使えて、佳乃はテレポーテーション、幽体離脱、飛行が出来る。紫乃は、透視とエンパス、サイコメトラー。私は受信しか出来ないけど、佳乃と紫乃はテレパシーを発信と受信出来るの。流石自分の妹達!

まあ、今まで封印してたんだけどね。

でも、緊急事態だから解禁! いえーい!

あ、ここらで佳乃ちゃんが話し掛けて来たんだったね。

「羽乃。これからどうする?」

可愛い妹が頼ってきたんだから、胸を張って大丈夫だよ、お姉ちゃんが何とかするから! って言うべきでしょ。だから、私は言った。

そしたら、しーちゃんが変な目をしてきた。呆れた目よ。あ、佳乃ちゃん勝手に書き込まないで!

んで、私は抜きで二人が話し始めちゃったの。

そっから……1時間くらいかな。ん? ……ありがと、10分ね! 大好き佳乃ちゃん!

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あー、佳乃ちゃんのせいでインクついちゃったー! 弁償して! ……わかったよ、このノート佳乃ちゃんが買ったもんね。

んでね、私、変な気配感じたの。サイコキネシスの余波で。で、佳乃ちゃん達にそれを言ったの。

でも、佳乃の幽体離脱でも、紫乃の透視でも見つからなかったけどね、ちょうどその時なの。奴らが襲ってきたのは。

人影って呼んでるんだけどね、人影が、いっぱいワーって来るのよ。だから、私達、超能力で対抗したの。

紫乃は相手の嫌な過去思い出させて気絶させて、佳乃は相手をテレポートさせて、私は借力とサイコキネシス。でも、紫乃ちゃんの体力が限界だったから、佳乃ちゃんのテレポートで逃げた。

ついた先は、何をどう間違えたのか、イギリスだった。

そこで、アルバス・ダンブルドアって人に出会ったの。

佳乃の幽体離脱で、お父さんもお母さんも死んじゃってたのがわかったから、私達、アルバスのとこに住まわせてもらうことになったの。すっごく綺麗なお城だよ。

 

これでプロローグは、お・し・ま・い♪

 

 

神崎羽乃




羽乃は相変わらず字も文も下手ね
紫乃ちゃんだって、佳乃には負けるでしょ!!
そんな私にも、羽乃は負けるけどね
だって、今更勉強したって意味無いじゃん
そうだね。才能の問題だもんね
今、羽乃と紫乃は喧嘩をしているわ。いつまでも変わらないのね。このまま、あの日を迎えられるといいわ。
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