「ん?俺の名前?」
「はい」
執務室で吹雪に提督がそんなことを聞かれていた。
「何故、そんなことを?」
「えっいや、なんとなく気になりまして...迷惑ですか?」
「いいや、そんなことは無い」
「じゃ、じゃあ」
吹雪は期待した目を提督に向けた。
「俺の名前は、「赤城 優支(あかぎ ゆうし)」だ。漢字だとこうだな」
そうしてメモ書きに自分の名を書き吹雪に見せる。
「へ~。ということは赤城司令官ですね!」
「まあ、そうだな。でも今まで通り司令官でいいぞ」
「分かりました」
「さて、朝ごはんにしよう。食堂に行こう、吹雪」
「はい!」
二人は食堂へ向かった。
ー食堂ー
まだ、出来たばかりの鎮守府は艦娘の数が少なく、一箇所に集まって食事を取っている。
「そう言えば、執務室って殺風景ですよね」
「ん?そうか?」
白雪が提督にそんなことを言った。それに続くように漣が、
「そうそう、ご主人様何か置かないのですか?」
「んー」
漣の問いに提督は腕を組み、少し考えると。
「じゃあ、俺の部屋から何か持ってくるか」
「何かって?」
「家具は持っていける物が無いから、小物とか?」
「小物って?」
今度は古鷹が聞く。
「気になるなら、後で執務室に見に来ていいぞ。そこまでのお楽しみだ。じゃあ部屋に取りに行くから先に抜けるぞ」
そう言って提督はお盆を返しに行った。
ー執務室ー
吹雪は、朝ごはんを終えて執務室に戻ってきていた。が、提督はまだ戻って来ていなかった。
(自分の仕事だけでも終わらせますか)
吹雪は、提督の帰りを待ちながら書類の整理をし始めた。
数分後
ガチャ
執務室の扉が開く、吹雪がそちらに向くとそこには一つの展示ケースを慎重に持ってきている提督が居た。提督はそのまま慎重にそのケースを提督の机に置いた。吹雪はケースの中のものを見て提督に
「司令官!それって軍艦の模型ですよね」
「そうだ、これ位しかないけど少しはましになるだろう」
「色を塗るのとか大変なんじゃないんですか?」
「いや、これは全部ガチャで集めたものだ。塗装とかはしなかった」
「ほー」
「全部、どの艦か分かるか?」
「分かりますよ。右から、川崎型油槽船、扶桑型戦艦「山城」、祥鳳型空母「瑞鳳」、龍驤型空母「龍驤」、巡潜丙型「伊-16」ですね」
「その通り」
「良いんじゃないんですか?置いておいたほうがにぎやかになりますよ!」
「そうか?なら、良かった。じゃあ、執務に戻ろう」
「はい!」
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30分後、古鷹たちが訪れて、
「小物って軍艦の模型だったんですね」
「ああ、こんなんだけど大丈夫だろうか?」
「良いと思いますよ。しかし、ガチャにしては良く出来てますね」
そんな事を話していたとき、大淀が執務室に入ってきた。
「提督、鎮守府正面に『艦』状態の軽巡1、駆逐3の敵艦隊が接近こちらに向かってきています」
「了解。吹雪、古鷹」
「「はい」」
「これより敵艦隊の駆逐を行う。旗艦に「吹雪」随伴艦に「古鷹」「神通」「白雪」「睦月」「漣」で向かってくれ」
「「了解」」
二人は、執務室をとび出す。
「大淀、艦隊司令室に向かうぞ」
「はい!」
提督も指揮を執るために執務室を出た。
いかがでしたか?
大切な話と言うのは、今まで活動報告やら、話の後書き等でこの小説の行方について書きましたが、最終的にこの話で「打ち切り」にすることにしました。お気に入りに登録してくださった方、見てくださった方、感想を書いて書いてくださった方、有難う御座いました。並びに申し訳御座いません。
そして、打ち切りにあたり代わりに新しく連載小説を書きます。内容はこの小説を再編集版として書き、設定等は踏襲し構成などをしっかり組みたいと思います。
それでは、ここまで読んでいただき有難う御座いました。