艦これ-提督と艦娘の鎮守府物語-   作:鶴雪 吹急

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 どうも、何とか完成させられました。ゴールデンウィーク明けまでは、毎日投稿でいけるかもしれません。
 今回はいよいよ戦闘です。あと、タイトルから分かりますがこの世界(小説内)の設定の説明的なものもあります。
 それでは、どうぞ


第六話「戦闘とこの世界」

午後の執務室、提督の前に『吹雪』『睦月』『白雪』が並んでいた。

 

「よし、そろったな。これから出撃内容を説明する」

 

 提督は一息置いて、

 

「作戦名は『近海警備』。出撃先は、鎮守府正面海域。大淀の偵察機によると、『艦』ではない状態の駆逐艦と軽巡が確認されている。なので、艤装を装備して出撃してくれ」

「「「はい」」」

「それでは、出撃!」

 

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 三人が、出撃していく様子を提督は桟橋で見送った。三人の影が小さくなったのを確認すると、

 

「では、上空から様子を見ますか~」

 

 そう言って提督は、自身の艤装を展開する。矢筒から矢を一本出し放つ。矢が零戦52型1機に姿を変えて、三人を追うように上空を飛んでいく。

 

(できるだけ高い位置から実況をお願い...)

 

 提督は自分の艦載機の妖精にそう指示を出す。

 

(『了解です。そろそろ交戦予定地点です』)

 

 妖精から、そう返ってきて提督は耳を澄ませた...。

 

 一方、海上では吹雪たちが敵を探しながら進んでいた。すると吹雪が、

 

「敵艦、見ゆ!艦種、駆逐イ級!砲撃戦よーい」

 

 吹雪の声に二人も近づいてくる敵に、艦砲を向ける。

 

「ってー!」

 

 動令と同時にそれぞれの砲から弾がイ級に放たれる。イ級も負けじと砲を放つ。

 

ドカーン!!

 

 その後、大きな音と共にイ級の周りに水柱が立つ。それが、消えるとイ級はそこに横たわっていた。勝利である。

 ちなみにイ級の放った弾は白雪の艤装をかすめた程度だった。

 

「敵撃沈を確認、さらに奥に進みますか?司令官?」

「いや、いったん戻って来い」

「了解。これから帰投します」

 

 提督との通信を終えた吹雪は二人に、

 

「これより、鎮守府へ帰投します」

「「はい」」

 

 と伝え、鎮守府を目指した。上空では、零戦が旋回し吹雪たちと同じところを目指していた。

 

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 提督は桟橋で、水平線に沈む日を背にし、鎮守府に帰ってくる三人を眺めていた。(ちなみに、20分前に零戦が帰って来て艤装はしまってある)

 三人が桟橋に着くと、

 

「おかえり、吹雪、睦月、白雪、お疲れ」

 

 と、声をかけた。三人は、

 

「はい!吹雪、がんばりました!」

「睦月もがんばったのです!」

「白雪も...がんばりました...」

 

 と、答えた。

 

「結果は?」

「はい、駆逐イ級と交戦。白雪ちゃんが敵の弾を受けましたが、かすめただけのようです。そして、敵のイ級は撃沈しました」

「了解。後で大淀にも報告してくれ。そして各自艤装を入渠、補給させるように。で、吹雪はその後執務室に来てくれ」

「「「了解」」」

 

 吹雪たちは艤装を入渠させに、提督は執務室に向かった。

 

ー21:00 執務室ー

 

 ダンボールしか無い執務室にノックが鳴る。

 

コンコン

 

「はーい?」

 

 提督は、部屋の真ん中辺りに座りながらノックに答える。

 

「吹雪です」

「どうぞー」

「失礼します。それで、何の用事でしょうか?」

「いや、この世界について聞きたいと思って」

「それって、総帥に聞いたのでは?」

「総帥に聞いたのは、転移についてだけのようなものだし、そうじゃなくて国の状態などが聞きたいなと思って」

「そうですか...。いいですよ」

「じゃあ、頼む」

 

 そうすると吹雪は提督の前に座り、話し始めた。

 

「先ず、国の状態についてですが、日本は深海棲艦との戦争が始まってすぐは駐日のアメリカ軍と共に戦闘を開始します。しかし、あっという間に敵にやられます。すると、アメリカは敗北をきに駐日の全ての軍隊を自国へ撤退させ始めます。まあ、航空機は帰還できたものもいるそうですが、他はほとんど沈められたらしいです。その後、日本は陸海空の自衛隊を軍に変更し、日本のみで対抗します。しかし、日本で戦える軍艦は元護衛艦などの現代駆逐艦ぐらいですので、ほとんど沈められます。で、海岸目前まで迫られたときに現れたのが私たち(艦娘)です。現代兵器で倒せなかった敵を倒した私たちに人々は、希望を感じました。そして、そのとき艦娘艦隊の旗艦だった『長門』さんが『日本に協力して奴ら(深海棲艦)を倒す』と言ったそうです。その後すぐにこの体制がとられました。そして、日本人の生活は艦娘の集める資材によって回っています。それは、人々も承知な様です」

「なるほど。でも、本当に人々は希望だけを感じたのか?」

「いえ、確かに純粋に「これで助かる」「日本は勝てる」と感じた人もいましたが、私たちに変な目を向ける人もいました」

「と言うと?」

「潜水艦の子たちは除きますが、普段私たちはこの格好で生活します。街にもこの格好で出ることしばしばあります」

「つまり、その変な目と言うのは...」

「提督の考えていることであっていると思います。艦娘がそうゆう系の犯罪の被害者になることがあることが増えました。そんなこともあり、鎮守府から外出するときは、提督随伴が必須になりました」

「そうなのか。あと、最後に一つ」

「何でしょう?」

「今動いている鎮守府は?」

「えっと。横須賀鎮守府や呉鎮守府、佐世保鎮守府など16ほどあった気がします」

「ありがとうな、吹雪」

「いえ。それでは、そろそろ寝ますね」

「あっそうだ、吹雪」

「何でしょう?」

「明日外に、執務室に置く机とか見に行かないか?睦月たちには悪いが哨戒をしてもらって」

「えっ。でもそれだと睦月ちゃんたちがかわいそう」

「心配するな。彼女たちは、また別の日に連れて行ってあげるよ」

「なら、お供します!」

「そうか、じゃあ明日、0600に正門に来てくれ」

「はい!では、おやすみなさい」

「はい。おやすみ」

 

バタン

 

 吹雪が出て行ったあと、

 

「...大淀に明日の執務を頼んでから行くか」

 

 と言って、提督は大淀の部屋に向かった。

 




 いかがでしたか?戦闘についてはどうでしたか?設定ですが、後日設定専用に一話作ります。
 さて、次回は二人が街に出ます。この設定の部分がかかわりますよ。さて、どうなるか...。

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