艦これ-提督と艦娘の鎮守府物語-   作:鶴雪 吹急

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 どうも、前回の話のタイトルがしっかり記入されていませんでした。申し訳ございません。あとで、目次からタイトルの確認をしてください。
 さて、今回は提督と吹雪がお出掛けします。
 それでは、どうぞ


第七話「提督と艦娘のお出掛け-吹雪編-」

 提督は、朝早くに工廠を訪れていた。

 

「おーい。明石ー」

「何ですかぁ?まだ0530ですよ」

 

 と、明石は提督の声に欠伸をしながら答える。

 

「すまんが、建造を頼みたいのだが」

「いいですけど。何故こんな朝早くに?」

「実は...」

 

 そうして訳を話すと、

 

「へーそれで。分かりました。資材の数は?」

「燃料250、弾薬30、銅材200、ボーキサイト30、で頼む」

「了解です。帰ってきたらまたきてください」

「分かった」

 

 そう言って提督は、工廠を出て行った。

 

ーーーーーーーーーー

ーーーーーーーー

ーーーー

 

ー正門前ー

 

 提督は、吹雪が来るのを待っていた。ちなみに、白い提督服である。

 

「お待たせました」

 

 吹雪も、いつものセーラー服で来た。違うのは、緑色っぽいトートバックを持っていたこと。

 

「気にするな。さて、行くか」

「はい!」

 

 吹雪と提督は正門をくぐりぬけた。

 

「机を買うのが目的だが、先に吹雪の行きたいところから回ろう。どこに行きたい?」

 

 そう言い提督は吹雪にガイドブックを見せる。

 

「そうですね...。とりあえず街に出て、行きたいなと思ったところに行きたいです」

「そうか、分かった。じゃあ電車に乗って中心部に向かうか」

 

 そうして、二人は最寄り駅に向かった。

 

ー最寄りの駅ー

 

「えっと、目的の駅はっと。ここか、切符は...。そうだ吹雪、切符の料金は大人と子供どちらだ?」

「確か私は大人料金です」

「そうか、じゃあ大人二人っと。よし。吹雪、切符だ」

「ありがとうございます。あっそろそろ電車来ますよ」

『まもなく、一番線に電車がまいります』

 

 ホームに電車が滑り込む。

 

「さあ、乗りましょう」

「ふーん。車両は201を...」

「司令官!」

「ん?。あ、ああ今行く」

 

 二人は電車に乗り、目的の駅を目指す。

 

ー目的の駅ー

 

「着きましたねー」

「意外と繁栄しているものだな。どこか見たい所あったか?」

 

 提督は、街の規模に関心しながら聞く。

 

「そーですね...。あそこ、行きたいです!」

「ゲームセンターか、いいぞ」

「では、行きましょう!!」

「そんなに引っ張るな!」

 

 吹雪は提督の服の袖を引っ張りながらゲームセンターへ向かった。

 

ーゲーセン内ー

 

ガヤガヤ

 

「わー!いろんなゲームがありますね!」

「そ、そうだな」

「司令官?どうしました?」

「いや、ゲームセンターではあまり遊んだことが無くてな」

「そんなんですか。あっでもクレーンゲームくらいならできますよね」

「そのくらいならいいぞ」

「では、やりましょう!」

 

 そうして、二人はクレーンゲームの台を吟味していく。吹雪は、その中の一台に目をつけ、

 

「司令官、これやりましょう!」

「ん?ペンギンのか。ってこれどっかで見たことあるような」

「開発とかしていると失敗するときがありますよね?」

「あー、そのぬいぐるみをこういうところに、」

「そうなんです。意外と人気あるみたいで、」

「ほしいのか?」

「ほしいですけど...。難しそうですね」

「ませろ。俺が取ってみせる」

「本当ですか!?」

「ああ」

 

チャリン

 

「もう少し右です」

「むっ」

「あっそこそこ!」

「こうだっ!」

 

 ペンギンがクレーンに掴まれて浮き上がる。

 

「おー」

「んっ。どうか?」

 

 取り出し口手前でスルッと落ちてしまう。

 

「あー」

「だめだったか」

 

 が、ペンギンはバウンドして取り出し口に落ちた。

 

「「おー。やったー!」」

 

 二人は人目も気にせず喜んだ。

 

「はい、吹雪」

「ありがとうございます司令官!!」

「いいえ。それより、少し休憩するか」

「そうですね!」

 

 吹雪はペンギンのぬいぐるみをかばんにしまい、提督と休憩スペースへ向かった。

 

ー休憩スペースー

 

「じゃあ、何か飲むもの買ってくるから待ってて」

「はい!」

 

 提督は、吹雪にそう伝えると自販機に向かった。吹雪はかばんのペンギンを見て笑みをこぼす。そんな吹雪の前に二人の男が、

 

「よー。かわいいねー。これから俺らと遊ばない?」

 

 

 一方、提督は自販機で飲み物を買っていた。時々、あの吹雪の笑顔にボケーっとなりながら。

 そんな時、吹雪を待たせていた方向から声が!

 

「いやですー!」

「なぁなぁ~いいじゃんかよー」

「やめてください!」

「っくそ」

 

 提督は走って、声の方向へ向かった。

 

「ほーらさ~」

「いーやー」

「何してんだゴラー!」

 

 吹雪は、男一人に片腕を引っ張られていた。もう一人の男は隣でニヤニヤしていた。

 提督は、そんな男ら目掛けて手に持っていたものを投げた。

 

ゴツン

 

「痛いな。誰だ~投げたのは」

「ゲッ!その制服は!」

「ハアハア...吹雪に一体...何しようとしている!?」

「司令官!」

 

 いつの間にか周りには人だかりができていた。

 

「ふんっ!司令官だと?!部下一人もまともに見てられないのか?情けね~な~。こいつは連れて行くからな。おい!」

「はいよ、兄貴。ほら来い!」

「いや」

「くっ!」

 

 そのとき、提督の耳に微かな戦闘機の音が聞こえた。

 

「ん?」

 

 それと同時に、二人の男に変化が...

 

「「イタタタタ!」」

「チャンス!!吹雪、こっちだ」

「司令官!」

 

 吹雪は手を離された隙に提督の元へ向かう。提督は吹雪を自分の後ろにまわす。

 

「くそっ!覚えてろ!」

「まってください兄貴」

「ふぅ」

 

 提督は、二人が逃げたのを確認すると安堵の息を漏らす。そして、

 

「とりあえずこっちだ吹雪」

「あっ。え、はい」

 

 提督は、吹雪を連れて別の場所へ行った。

 

ーーーーーーーーー

 

「すまん!!!吹雪!!俺が目を離したばかりに怖かっただろう」

 

 提督は、最敬礼以上に深々と頭を下げた。

 

「いや。そんな頭下げないでください!」

「いや、でも」

「いいんです。怖かったけど...」

「ん?怖かったけど何だ?」

 

 提督は、吹雪の言葉に疑問を投げかける。吹雪は慌てて、

 

「いいえ!何でもありません!ささ、行きましょ行きましょ!」

 

 そう催促する。

 

「そうだな。こんなこともあったしもう帰ろう。机は適当に明石に見繕ってもらうことにしよう」

 

 そう言って、二人は家路に着いた。

 

『怖かったけど、吹雪のために立ち向かった司令官はかっこ良かったです』

 

 吹雪は、司令官に聞こえて無くてよかったと思った。

 

ー帰宅後、鎮守府工廠ー

 

 吹雪は寮に帰り、提督は工廠に来ていた。

 

「明石ー」

「はーい。建造結果ですね」

「ああ」

「結果は、この子が出ました」

 

 その声と共に、奥から建造された子が出てくる。

 

「古鷹と言います。重巡洋艦のいいところ、たくさん知ってもらえると嬉しいです」

「よろしく、俺がここの提督だ」

「よろしくお願いします。提督」

「提督、古鷹さんのカードと装備の20.3cm連装砲と7.7mm機銃のカードです」

「どうも。古鷹、今日はもう遅いから休みなさい。これ、俺が使ってる地図だがここから重巡の寮を見つけて休め。部屋はどこ使っても良い」

「はい。分かりました」

 

 そう言って古鷹は工廠を出て行った。

 

「あっ。そうだ明石」

「何でしょう?」

「執務用に机がほしいんだけど」

 

 提督は申し訳なさそうに言う。

 

「えー。買いに行ったんじゃないんですか?」

「それが...」

 

 提督は、訳を話す。

 

「そんなことが...」

「そのときは、本当に吹雪には悪いことをしたと思っている」

 

 そうやって少し頭を下げた。

 

「まぁ。そんなに反省していたら次はしないでしょうね。で、そんなことがあって帰ってきたから机は見ていないと...」

「そうです」

 

 明石は少し悩むと、何を思いついたか。

 

「いいですよ。作ります」

「本当か!」 

「ええ、その代わり条件が」

「条件?」

「はい、工廠の仕事のほかに艦娘寮の本棟でお店をやらしてください!」

「まあ、そのくらいならいいぞ」

「じゃあおまかせを!!明日には完成させます」

 

 そう言って明石は工廠の奥に消えていった。

 提督も欠伸をしながら工廠をあとにした。




 その日吹雪の眠る隣には、ペンギンのぬいぐるみがあったとか。

 というわけで、いかがでしたか?吹雪編ということは、他の艦娘のもやりますよ。
 次回は、古鷹が入ったことにより本格的に鎮守府正面海域を攻略します。執務の様子も書いていきます。

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