流石にはるか昔の時代から追っていくと時間がかかって何百話にも成りますからねぇ。
では~。
先ほど異形に襲われそうになっていた少女に声をかける蓮斗。
それに対して少女は答えない。
ふと顔を覗き込んでみると。
「何で・・・・・・何で私を助けたんですか?・・・・」
そこには悲しみを抑えられず今にも泣き出しそうな少女の顔があった。
蓮斗は意味がよくわからずこう返した。
「なんでって、君が襲われそうだったからだよ。それ以外に理由なんてない」
瞬間少女は顔を上げて。
「私は、私はっ!私は貴方とは違って妖怪なんですよ!?
なのに、なのに何故!何故助けたんですか!私も殺せばよかった!」
蓮斗を驚かせるには十分な言葉を放った。
でも、世界に絶望した自分みたいになって欲しくなかったから。
だからこそ蓮斗はこう言った。
「君と俺、両方同じ命を持っている。人間は身勝手な生き物で
自分達と少しでも違う物を見つけると直ぐ差別する。
それは自分達の環境を壊されたくないから。
自分の欲を満足させたいから。唯それだけの理由で
同じ命を奪ってきた。だけど、本当は俺と君は
同じ価値を持っている。だったら、殺すのは可笑しいだろ?
もうどうしようもなくなった屑より可能性のある方を
助けるのは当たり前だろ?」
それは少女の考えを全て否定するような言葉。
だけどそれは今まで少女が一番聞きたかった言葉。
自分を妖怪としてではなく、個人として見て欲しかった少女が
一番聞きたくて、もう聞けるはずも無いと思ってた言葉。
それを聞いた少女は声を抑えられず、に涙を流した。
あれから数分、もうすっかり泣き止んでしまった少女に蓮斗は声を掛けた。
「君の名前は?俺は蓮斗、歳は・・・・・いくつだっけ?忘れたよ」
「私は・・・・・・・名前は優。妖怪達は名前が特に必要なかったから。
優は自分で付けた名前。大体300歳程度。」
それを聞いた蓮斗は少し驚き、だけどなんか自分みたいで
親近感が沸くなぁ。と思ったとか。
次話は一人称にしようか迷っていたり。
まぁ次話は登場人物紹介ですがね!
では~。