フリード神父に性根が腐ってる奴が憑依した   作:()

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主人公の出番無し。
屑求めてるかたごめんなさい。
感想くれると嬉しいです。




ライザー戦(下)

 ───まずは塔城小猫の話をしよう。

 

 小猫は強くなるためには自分の長所の腕力や防御力を伸ばすつもりだった(・ ・ ・)

 だが、フリード・セルゼンとの戦いで『力』だけではどうにもならない絶望(快楽)を知ったのだ。

 

 次もしもフリード・セルゼンに会ったとき小猫は自分が何をするか分からなかった。

 

 もしかしたら、またあれ(キス)をしてくれと頼むかもしれないし、もっともっとあれ(快楽)が欲しいと縋り付くかもしれない。

 逆に全力で殺しに向かうかもしれない。

 

 それが分からない。どれになるか自分でも分からない。

 

 だからこそ小猫は壊れかけているのだ。

 

 それ(キス)はまさに悪魔のような技術だった。

 甘い言葉(快楽)で惑わしてそれ(キス)を選べば堕落する。

 

 それ(キス)は抗いがたく『力』ではどうすることもできないモノだった。

 理性が無くなり本能が出てくる、そんな状態では抗えるわけがない。

 

 

 だから、小猫は『速さ』()求めた。

 

 

 もう決して捕まらないように絶望の最中にも『速く』なるために自分の動きを最適化していたのだ。

 

 自分の『力』で『速さ』を引き出せるように。

 

 それがフリード・セルゼンとの戦いで小猫が覚えた2つ目(・ ・ ・)のことだった。

 

 

 

 

 

 ◇◆◇

 

 

 

 

 

 

 レーティングゲームが始まり、指示通り塔城小猫は体育館に到着した。

 

「来たわね……って1人?」

 

「はい……」

 

 体育館にはすでに敵の眷族が4人いた。

 1人は戦車(ルーク)他の3人は兵士(ポーン)だ。

 

 敵の戦車が言うと小猫は静かに答えた。

 

「そう……まぁでも全力でやらせてもらうわよ!」

 

「すぐに終わらせます……」

 

 小猫は小さく拳を構えて前に出た。

 

 戦車は強いが兵士はそうでもない。1人ずつ確実に仕留めれば勝てる。それが小猫の考えだった。

 

 そして2人同時にチェーンソーで切りかかってきた兵士2人を────

 

「ふっ───ッッ!!」

 

「───ガッッ……!?」

 

「ごっ───はっ……」

 

 ────瞬殺した。

 

「なっ……!?」

 

「え……?」

 

 戦車が驚愕の表情に顔を染め、兵士が呆けた顔で倒れた2人を見ていた。

 

 小猫は決めた。自分に視線が戻る前に倒すと。

 

 

 ゴッッッ!!

 

 

 地面から爆音が響き、残りの兵士であるミラがぶっ飛ばされた(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)

 

 ミラは体育館の壁に叩きつけられた。

 

 そして、それはついに会場に告げられた

 

『ライザー様の「兵士(ポーン)」3名戦闘不能』

 

「─────」

 

 しかしそんな事には耳を貸さずに小猫は自分の最速で敵の戦車を殴り付ける。

 

「くっ………うぅぅぅぅ……あぁぁぁぁぁあああ!!」

 

 腕をクロスして防いだ戦車だったが、そのまま吹っ飛ばされた。

 

「リアス部長……終わりました……」

 

『ライザー様の「戦車(ルーク)」1名戦闘不能』

 

 通信機を使ってリアスに言った。

 

『そう……なら作戦通り(・ ・ ・ ・)外に出て頂戴』

 

「了解です……」

 

 小猫は返事をして外に向かう。

 

 

 

 外に出た瞬間、小猫の耳に雷鳴が聞こえた。

 

 小猫が落ちた方向を見ると、敵の女王(クイーン)墜ちていた(・ ・ ・ ・ ・)

 

「あらあら、余所見をしてはいけませんわよ───女王さん」

 

 姫島朱乃は敵の女王に(・ ・ ・ ・ ・)言った。敵の。つまりこれは───

 

「作戦終了……敵の拠点へ向かいます……」

 

「私も準備に戻りますね───リアス」

 

『えぇ、そうして頂戴。イッセーも祐斗も問題はなさそうだから』

 

 ────作戦だったのだ。

 

『ライザー様の「女王(クイーン)」1名戦闘不能』

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇◆◇

 

 ───次は木場祐斗の話をしよう。

 

 木場祐斗はフリード・セルゼンとの戦いで自分の圧倒的(・ ・ ・)な力不足を感じた。

 それと同時に聖剣への復讐心を思い出した。

 

 木場祐斗という少年はリアス・グレモリーによって掬われていた。

 

 だがそれは掬われてるだけ(・ ・)なのだ。

 いつ溢れ落ちるかも分からないギリギリの状態。

 

 リアスによって掬われて(・ ・ ・ ・)いた木場祐斗だが救われて(・ ・ ・ ・)はいなかったのだ。

 

 

 だから、落ちるときはあっという間だった。

 

 

 復讐心を軽く揺さぶられ、はぐれとはいえ神父に叩きのめされたことで聖剣への復讐心が噴き出したのだ。

 

 フリード・セルゼンに『速さ』も『力』も『技術』も届かなかった。

 

 だからこそ、木場祐斗はフリード・セルゼンに勝てるだろうと踏んだ『知恵』を求めた。

 

 そもそも『魔剣創造』は大技だけで使うようなものではないのだ。

 大技の中に小細工を混ぜ込んで戦えば、小細工は大技で隠され、大技は小細工のおかげであたる可能性が飛躍的に上昇する。

 

 それに気づいていれば別の目的で動いていたフリードなら1~2秒はもったかも知れない。

 

 だが、気づいたのは死に体になった後だ。

 だからこれから鍛えていく。

 

 木場祐斗は聖剣とフリードに復讐することを心に誓ったのだった。

 

 

 

 

 

 

 ◇◆◇

 

 

 

 

 

 

『ライザー様の「女王(クイーン)」1名戦闘不能』

 

 一誠はそれを聞いて安心した。

 

「良かったー向こうは上手くいったのかぁ……木場ァそろそろ終わらせよーぜ!」

 

 一誠と木場が今いる場所には残りの敵が倒れ込んでいる(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)

 兵士も騎士も戦車も僧侶もグラウンドで倒れているのである。

 

「そうだね……どれだけ強いかの確認も能力の練習も済んだし、終わらせようか」

 

 木場と一誠はそう言うと───

 

「『赤龍帝からの贈り物(ブーステッド・ギア・ギフト)』」

 

「『魔剣創造(ソード・バース)』」

 

 ───敵に止めをさした。

 

『ライザー様の「兵士」5名「騎士」2名「戦車」1名「僧侶」1名戦闘不能』

 

「なんなんですの!?貴方達は!?」

 

 レイヴェル・フェニックスが絶叫する。目の前で起こったことがあまりにも信じがたいものだったから。

 

 しかし、そんなレイヴェルの叫びを無視して2人はライザーのもとへ向かったのだった。

 

 

 

 

 

 

 ◇◆◇

 

 ────最後に兵藤一誠について話そう。

 

 一誠は純粋な少年だった。少々……いやだいぶ俗なところもあったが、1人の女の子のために命を懸けられる少年だったのだ。

 

 そんな一誠は失敗したのだ。女の子1人助けられず、全身に傷を負ったことでむしろ一誠のほうが助けようとした女の子アーシア・アルジェントに助けられた。

 

 その結果は本人にとってあまりに悲しいものだった。

 助けようとした少女に助けられ、敵だと思った男が少女を助けていた。

 その上、敵だと思った男にアドバイスらしきものを貰っても手も足も出なかった。

 

 

 だから一誠は『力』を求めた。

 

 

 みんなを守れるようにと願い、ただただ『力』を求めていた。

 

 そうして兵藤一誠はフリード・セルゼンとの戦いで依存にも似た『守りたい』という感情を持ったのだった。

 

 

 

 

 ◇◆◇

 

 

 

 リアス・グレモリーは眷属全員でライザーの拠点に攻めた。

 

「くっ………よくもやってくれたなっ……!!」

 

 ライザーは屋根の上で戦うことになっていた。

 

 しかしそれはライザーにとって都合の悪いものでしかなかった。

 

 ライザーの眷属はもう妹のレイヴェルしかいないので援軍は期待できない。

 

 ならリアス達はどうか?眷属全員が残っており、リアスはいつも以上に冴えている。ベストコンディションだ。

 

「さぁ、ライザー終わらせましょう」

 

「調子に乗るなよリ───」

 

 ───アスと続ける間もなくライザーの顔が吹っ飛んだ。リアスの『魔力』で。

 

 頭が再生しだす頃には足から腹部にかけて木場祐人が凍りづけにした。

 

「ッッ────こんなものっ!」

 

 ライザーが溶かすより先に雷が落ちた。

 

「がァァァァアアアッッ────!?」

 

 ライザーは痛みのあまり叫んだ。

 

 そうしてライザーが気絶するまでリアスとその眷属による痛めつけショーは続いた。ちなみに40分ほどである。

 

 そんなこんなで『勝利』を収めたリアス達だった。

 

 

 




どうだったでしょうか?

次回から本編に戻ります…

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