世界を変えようとする仮面ライダー   作:味噌神のスペリア

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黒き太陽

鏡 真は悪魔に殺されかけたスコール・ミューゼルを助け

悪魔たちを仮面ライダーネクロムで消滅させた。

その後 二人は、昔 スコールが使っていた拠点で

一夜を過ごすのであった。

 

スコールから少し世界の現状を聞いた。

 

「これが世界の現状か…」

 

真が思ったのは、この世界の現状だった。

 

 

 

 

「…電気は通っていたが水道は止まっているらしいな」

 

「えぇ、昔に使っていた場所だけどまだ使えて良かったわ」

 

二人は向かい合いながら座ると

スコールが真に話しかけた。

 

「真…貴方が使っていた力はいったい何?」

 

「…そうだな…あれは、俺を強くする力だ

スコールに見せた力は、これだ」

 

真は懐からネクロムアイコンと左腕に装着したメガウルオウダーをスコールに見せた。

 

「この目玉は、アイコンと言うものだ…緑色のパーカーが出たろ?あれは、パーカーゴーストと言って、

俺に力を与えてくれる代物だ…だが、ネクロムアイコンはこのメガウルオウダーが無ければ使えない…」

 

「メガウルオウダーにネクロムアイコン…もしかして、他にもアイコンはあるのかしら?」

 

スコールが言うと真は少し笑った。

 

「正解だ…俺は、このネクロム以外に二つのアイコンを所持している。」

 

真はネクロムアイコンと違う二つのアイコンを出した。

 

「俺が持つアイコンは、サンゾウとグリムのアイコンだ」

 

「サンゾウとグリム…サンゾウは、あの三蔵法師でグリムは、グリム童話ね…まさかアイコンは偉人たちの力を使えるのかしら?」

 

「正解だ…スコール、お前は実に頭が良いな…サンゾウとグリムは確かにあの有名な偉人たちだ。この偉人たちは、俺に力を貸してくれる…メガウルオウダーは俺以外の奴は使えないようになっている」

 

「そう…もしその力を使えれば早く人間たちの自由と平和を勝ち取ることが早まると思ったんだけど、難しいのね」

 

すると、真はスコールにある物を渡した。

そのある物は、白い小さなコウモリの姿をした機械だった。

 

「真 これは?」

 

「もし危険と感じたら、ソイツの名を呼ぶといい

そしたら、スコールの力となるだろう」

 

「名を?でも、名前なんて分からないわよ?」

 

「それは、ソイツの意思で決まるものだ

さて、明日は早いぞ…早めに寝るとしよう

俺は、ソファーで寝るから、スコールはベッドで寝るといい」

 

「あら?ダメよ 私のリーダーなんだから、貴方がベッドで寝て 明日から大変なんでしょ?」

 

「だがな…」

 

すると、スコールは笑みを浮かべた。

 

「だったら、真と私が一緒にベッドで寝ればいいのよ」

 

「…なんだと?」

 

真は抵抗することも出来ずにスコールにベッドに連れて行かれて大人しく二人で寝ることになった。

 

「ねぇ…真、起きてるかしら?」

 

スコールは真に話しかけた。

 

「あぁ…起きている」

 

「…あの時はありがとうね…もし真が来なかったら

私は殺されて 悪魔に転生させられていたと思うわ…だから、

真には感謝の言葉しか見つからないわ」

 

「感謝される程はしてないさ…目の前で人間が死にかけていたから、助けた…ただそれだけのことだ」

 

真は、あの時殺されかけたスコールを見て

とっさに体が動いてしまったのだ。

ヒーローとしての心では無く

ただ力だけを振るい 人間を殺す悪魔たちに怒りを覚えたから

真は、スコールを助けた。

 

すると、スコールは真の近くにより

真を抱き締めた。

 

「ねぇ…真…私を抱いて」

 

スコールは真にそう呟いた。

だが、真は

 

「バカ者が…俺たちは今日会っただかりで仲間になってすぐだぞ…その言葉は、もう少し先の話だ…」

 

「やっぱり、リーダーはお堅いのね…真、おやすみ」

 

「あぁ、おやすみ…」

 

スコールは疲れたのか

すぐに深い眠りについた。

 

「しかし、世界の現状は思った以上に酷いとわかった…

人外たちの戦争に人々の差別…解決はまだまだありそうだが…先に表の敵を排除しなければ、明日は迎えれないらしいな」

 

真はベッドから出ると

銀色のベルトを腰に装着した。

 

「さて、速さで決めてやる…来い ダークカブトゼクター」

 

真が名を呼ぶと空間の裂け目から、

黒いカブトムシが真の手に収まった。

 

真は、そのまま外に出ると数人ぐらいの気配を感じ

ダークカブトゼクターをベルトに装着した。

 

「…変身」

 

 

《HENSHIN》

 

 

ダークカブトゼクターを

ベルトにセットしベルトから

小さな六角形がアーマーを形成して重装甲な鎧を身につけ

 

仮面ライダーダークカブト・マスクドフォームへと変身した

 

 

「…キャストオフ」

 

《CAST OFF》

 

ゼクターホーンを右側に操作する。

 

ダークカブトを覆っていたアーマーは勢いよく周りに散らばり、アーマーを脱ぎ捨てて身軽になり顎のカブトホーンが起立して一本の角になる。

 

これがライダーフォームになったダークカブトの本当の姿。

 

《CHANGE BEETLE》

 

 

誰も追いつけない高速の黒い太陽

[仮面ライダーダークカブト]になった。

 

「俺は眠いんだ…明日も早いからな…すぐに終わらせてやる」

 

ダークカブトに変身した真に油断をした数人は、

警戒はするのも動こうとはしなかった。

 

「クロック…アップ」

 

《clock up》

 

【クロックアップしたライダーフォームは、人間を遥かに超えるスピードで 活動することができるのだ】

 

それを知らない暗殺者?たちはダークカブトの姿が消えたと思った瞬間 意識が無くなり、永遠に帰らない人となった。

 

《clock over》

 

「…こんなものか…さて、明日の為に寝るとしよう」

 

真は、変身を解除して

スコールが眠るベッドで一夜を過ごした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Open Your Eyes For The Next Faiz

 

 

「スコール…仲間を集める為にはどうすればいいと思う?」

 

 

「私は出来損ないじゃない!失敗作でも無い!

私はちゃんと名前はある!!」

 

 

「俺たちと一緒に世界を変えないか?」

 

 

《テンガン! ネクロム! メガウルオウド! (クラッシュ・ジ・インベーダー)》

 

【第3話 新たな協力者】


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