ナルトとの修行をはじめてから六年の月日が経ちおれは9歳となった。
口寄せ獣と契約してないということに……
忍者になったら口寄せ獣が必要になってくるので今のうちにやっておくか。
ただの口寄せ獣じゃつまんないからそれなりの強さのやつと契約したいな。
どこにいるもんかねぇ……
そうだ!
三代目火影のじいさんがこの前木ノ葉隠れの里近郊に厄介な獣が住んでるって話してたな
よし、そいつを口寄せ獣として使役するか
▽
「こりゃあ……ひでぇなぁ……」
一言で言うと、地獄絵図である。
どでかい爪痕がいくつもあり元々住んでたと思われる動物たちは原型をとどめてないほどズタボロであちこちに血が飛び散っておりむせかえるほどの臭いだった。
しかも、動物たちがやられてからそんなに時間がたってない。
つまり、この近くにまだいるということだ。
ズドン!ズドン!
地響きを鳴らしながらそれはやってきた。
「おいおい、まじかよ……!」
デカイなんてもんじゃねーぞ!?
爪痕がどでかいからそれなりの大きさであるとは覚悟してたが
山が2つ分あるじゃないかと思えるほどだった。
ブンッ!
「……!」
一つの街があるじゃないかというくらいの大きな前足を振り上げるとおれを押しつぶそうと振り下ろした。
ブンッ!って音をたててるがそんなかわいい音じゃねーぞ!?
少し後ろに下がったぐらいじゃかわせるような大きさではないのでかなり後ろに下がってかわした。
さっきまでおれがいたところはどでかいクレーターができた。
「これは1回でもくらったら……死ぬな」
どうやら、思ってたよりやるみたいだな
「本気で行かせてもらうぜ!」
写輪眼を発動させると両手にチャクラを纏わせ真っ直ぐ走っていき前足の上に乗っかりそのまま駆け上がっていきチャクラを纏わせた拳で力いっぱい殴った。
「グオオオオ!!」
それが聞いたのか雲が震えるほどの声で鳴いた。
そして、おれをギロリと睨みつけると小山程もある尻尾でおれを攻撃してきた。
空中に浮いてたためどうすることも出来ずにもろにくらった。
そして、岩肌に激突すると
「ガハッ……」
血の塊を吐いた。
なんつー威力だよ……
身体にチャクラ纏わせといて良かったぜ。
あんなの何もしないでくらってたら肋骨が折れるだけじゃ済まなかったぞ!
しっかし……さすがというべきか……
チャクラ纏った拳で殴っても対してきいてないとか化物だろ
「痛ぅ……」
さて、どうするかね……あの巨体にダメージ与えるとなるとそれなりの威力の忍術じゃないとな
骨折した肋骨にチャクラを注ぎ込み応急処置をした
岩肌をロッククライミングの用法で登ると化物をにらみ返す。
ブンッ!
さきほどと同じ前足を振り上げる。
ギンッ!
その振り上げた前足を見ると黒い炎が燃やしはじめた。
「!?」
必死にそれを消そうとするが消えなかった。
「まさか……」
これが、お父さんの言ってた万華鏡写輪眼の瞳術『天照』なのか……?
ということは、万華鏡写輪眼を開眼したということになるな
あれを鎮火するにはどうすればいいのやら。
とりあえず、目を閉じて見るか。
目を閉じて万華鏡写輪眼から写輪眼に戻して目を開くと黒い炎が消えていた。
どうやら、鎮火はできたみたいだな。
次は、幻術にかけてみるか。
万華鏡写輪眼を再び発動させると今度は幻術にかけた。
化物は苦しみもがきはじめた。
いまかけた幻術は『月読』で写輪眼でかける幻術よりも強力な幻術だ。
「グオオオオオ!!!!」
岩肌に頭をぶつけると無理矢理正気に戻り両足を使い襲いかかってきた。
「無駄だよ……」
骸骨の象のようなものがおれを包み込み守ってくれた。
そこからさらに変化して化物に匹敵するような大きさまでなると顔は夜叉でそれ以外は阿修羅といった風貌になった。
「……これならいける!」
六つの腕を活かした攻撃で化物をフルボッコにするとこの変なのを解除して化物へと歩み寄り契約をしないかと話を持ちかけた。
化物はそれに了承すると契約を交わした。
その際に名前をつけてくれと言われてシシオー(獅子王)と名付けたら獅子のような姿になった。
どうやら、こいつはつけた名前によって姿を変えるらしい。
グラッ……
やべ……さっきの戦いでチャクラを消費しすぎた……
ふらついてきやがった…………
バタン……!
▽
「ん?ここは……」
知ってる天井だ……
確か、万華鏡写輪眼開眼してなんか変なのを使って獅子王倒して契約したところまで覚えてるんだけど……
どうやって家に戻ってきたんだ?
「目を覚ましたか……よかった」
「イタチ……兄さん……」
イタチ兄さんがここまで運んでくれたのか?
「火影様に木ノ葉隠れの近郊に住んでる化物を退治するように頼まれて行ってみたらお前が倒れてたから焦ったよ。」
なるほど、それでか……
「その化物のなら、口寄せ獣としておれが契約したよ。」
そういうと、兄さんは驚いた表情をした。
「そっか……お前もそこまで成長したのか。」
そして、嬉しそうな表情になった。
「なぁ、兄さん……お父さんを呼んできてくれないか?ちょっと話したいことあるから」
万華鏡写輪眼が開眼したこと教えないとね。
「わかった……ちょっと待ってろ……」
兄さんは立ち上がると書斎にいるであろう父さんを呼びに行った。
そして、数分後……兄さんは父さんを連れて戻ってきた。
「なんだ、俺に話したいこととは?」
「まずはこの眼を見て欲しいんだけど……」
万華鏡写輪眼を発動する
「まさか……!」
「
兄さんと父さんが驚いた表情をうかべる。
ん?お前もって……?
「イタチに続いて、お前までもが開眼していたとは」
イタチ兄さんも開眼してたのか……流石だな。
「どういった経緯で開眼したのだ?」
おれは万華鏡写輪眼を開眼した経緯を説明した
「なるほどな……万華鏡写輪眼を開眼しただけではなく化物まで使役してしまうとは……」
流石は俺の子だ
そういって頭を撫でて褒めてくれた
万華鏡写輪眼を開眼したとしても……イタチ兄さんに追いつくのはまだまだ先だな
「イタチ兄さん……必ず超えてやる!」
おれは目標を口にした。