宇宙刑事ギャバン 居場所をなくした二人   作:赤バンブル

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取り敢えず第一話ベースの後半。

なんか戦闘描写が下手なのでそのうちタグに戦闘描写下手を追加する予定です。


友との再会

「宇宙刑事、ギャバン!!」

 

宇宙刑事ギャバンがコンバットスーツを蒸着するタイムは、わずか0.05秒にすぎない!では、蒸着プロセスをもう一度見てみよう!!

 

「蒸着!」

 

一夏はある程度の動作を行い右手を空に翳す。

 

するとスカイミューゼル社にあるコンバットスーツ電送装置が作動する。

 

『了解。コンバットスーツ、電送シマス。』

 

電送装置によりコンバットスーツは分子分解・電送し、一夏の体に吹き付けられるようにしてコンバットスーツが構成されていき蒸着が完了する。

 

「宇宙刑事だ。生かして返すな!」

 

いつの間にかその場にいるハンターキラーが言う。

 

「貴様がハンターキラーか!この卑怯者!」

 

「ふん!地球は間もなく我々マクーものとなるのだ。かかれ!」

 

「「「ギイイ!!」」」

 

ハンターキラーが命令すると戦闘員たちは短剣を構えギャバンに襲い掛かる。

 

ギャバンは一対複数なのにも関わらず巧みなテクニックを使って圧倒する。一人が襲うとキックで撃ち返し、戦闘員が突っ込んでくるときは足を引っかけて倒す。いくらマクーの戦闘員たちと言えどギャバン相手では分が悪かった。

 

「すげえ・・・・」

 

「一夏、強え・・・」

 

弾たちは目を丸くしながらその光景を見る。

 

「あれ?さっきまでそこにいた女の人は?」

 

「箒姉さんならもう既に基地に潜入しています。」

 

蘭が気にしていたことをマドカが答える。

 

「そう言えばアンタ・・・・千冬さんにそっくり・・・」

 

「気のせいです。」

 

「そ、そうですか・・・。」

 

一瞬マドカから殺気のようなものを感じたため、弾たちはこれ以上質問するのをやめた。

 

「くっ!退け!」

 

ハンターキラーは状況が悪いと判断し、その場から離れて行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

マクー地下秘密基地

 

「てい!」

 

「ギイイ!!」

 

箒のキックに戦闘員たちは次々と倒されていく。

 

「ここが動力室か。」

 

箒は腰に付けてある時計みたいなものを取り出し、セットする。

 

「時間のセットはよしっと。」

 

そう言うと彼女は急いでその場から離れて行く。

 

 

 

 

 

地上

 

「後はお前だけだぞ!」

 

「シュシュシュシュー!」

 

ギャバンはシャコモンスターと睨み合っていた。そこへ箒が戻ってくる。

 

「一夏!もうすぐ基地が爆発する!」

 

「分かった!」

 

そう言うとギャバンは箒を抱き上げ高く飛んで行く。無論、シャコモンスターも後を追う。

 

「皆さん、伏せて下さい!」

 

マドカ含め弾たちは伏せる。

 

すると基地が大爆発し、周辺は地震が起こったと見間違えるぐらいに揺れた。

 

 

 

 

 

 

魔空城

 

「宇宙刑事ギャバンめ・・・・。」

 

ドン・ホラーは怒りを感じているのか目を光らせる。

 

「魔空空間に引きずり込め!地軸転換装置を作動せよ!」

 

戦闘員は指示通りにレバーを引き、地軸転換装置を作動させる。

 

 

 

ドン・ホラーは地軸を操り、ブラックホールに似た魔空空間を作り出すことができるのだ!

 

 

 

出力を現すゲージがどんどん上昇し、レバーから火花が出る。ホラーガールは訳の分からない呪文を言い始める。

 

 

 

 

 

 

ギャバンたちのいた場所でも異変が起き、発生した魔空空間にシャコモンスターは吸い込まれて行ってしまった。

 

「な、なんだ!?あのブラックホールみたいなもんは!?」

 

弾たちには非現実的な出来事すぎて混乱していた。

 

「サイバリアーン!」

 

ギャバンが呼ぶと赤いサイドカーのような乗り物サイバリアンが飛んでくる。ギャバンは飛んで舟の部分に乗ると魔空空間へと飛んで行った。

 

「・・・・行っちゃいましたね、ギャバン。」

 

「ああ、後は・・・・」

 

「おい、ちょっとあんた等。」

 

箒とマドカは後ろを振り向く。そこには警戒している弾たちの姿があった。

 

「いくつか聞きたいことがある。あれは一夏なのか?」

 

「・・・・ああ。あれは確かに一夏だ。」

 

「アンタは?」

 

「私は十文字箒、一条寺一夏のパートナーだ。」

 

「一条寺?」

 

「まあ、関わってしまったから取り敢えず支部に連れて行くか・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔空空間

 

「とおぉ!」

 

ギャバンはサイバリアンから降り、着地する。周りには未知の空間が広がり足元はガスで何も見えなかった。シャコモンスターの姿はなく、辺りを見回す。そのときエレクトロソナーに何か反応があった。

 

「あれは?」

 

直方体ような物体がギャバンに向かって落ちてくる。ギャバンは避けるが今度は横から同じものが飛んでくる。

 

「レーザーZビーム!」

 

ギャバンは指先から光線と飛ばし物体は破壊する。物体は粉々に吹き飛んだが今度は物凄い爆風がギャバンに向かってくる。これも彼のレーザースコープが反応した。

 

「バリヤー!」

 

ギャバンは自分の前方に光の壁を形成し、難なく退いた。

 

(なんて恐ろしい世界なんだ・・・。これがマクーの力なのか?)

 

ギャバンがそう考えていた直後、ガスの中から何かが迫っていた。

 

「むっ!」

 

ギャバンは迫ってくる物体をシャコモンスターだと見抜いた。ギャバンは勢いよくジャンプする。

 

「スパイラルキック!」

 

キックはシャコモンスターの腹に直撃する。しかし、シャコモンスターは少し後ろに下がっただけで再び構えを取る。

 

 

 

魔空空間でベム怪獣は魔空エネルギーを得て地上の3倍のパワーを持つ事が出来るのだ!

 

 

 

「行くぞ!」

 

ギャバンはシャコモンスターに勇敢に立ち向かっていくがシャコモンスターはスピードを武器にギャバンを翻弄していく。隙をついてシャコモンスターはギャバンを後ろから取り押さえ後ろへと投げ飛ばす。しかし、ギャバンはそれを利用し近くにある壁を利用してそのままシャコモンスターに体当たりを喰らわせる。シャコモンスターは再びガスの中に潜み、姿を消す。

 

(また姿を消したか!)

 

ギャバンがそう感じたのも束の間、シャコモンスターは彼の目の前に現れ、背中から怪光線を発射する。ギャバンはジャンプで避け、シルバービームを発射する。ビームは命中するが怯む様子はなくそのまま格闘戦に移行する。それでも取っ組み合いをしている最中に再び謎の物体が二人の目の前に落下し、避けた隙をシャコモンスターのタックルを受けてしまいギャバンは空間のさらに奥地へと飛ばされていく。

 

「うおお!!」

 

今度は荒れ地の砂漠に落ちる。シャコモンスターは隙を与えず襲い掛かる。

 

「この・・・」

 

ギャバンは投げ飛ばすがすぐに態勢を取り直し、地走り破壊光線を発射する。ギャバンはすぐに避けるがシャコモンスターはすぐに砂に潜り、砂の中から無差別に爆破していく。その爆発にギャバンは翻弄されていく。

 

「くそ・・・・レーザースコープ!」

 

ギャバンのゴーグル部分が光り敵の居場所を探し始める。そして、今接近してきていることがわかった。

 

「レーザーZビーム!」

 

ギャバンは指先から放ちシャコモンスターに直撃させる。シャコモンスターは大爆発を起こしたが今度は巨大な隕石が迫ってきていた。流石にこれだけはギャバン自身だけではどうにもならない。

 

「電子星獣ドルゥゥゥゥ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スカイミューゼル社

 

「司令、箒さんが民間人にギャバンの姿を見られたそうです。」

 

「そう、相手はだ・・・」

 

「大変です!ドルギランからドルが分離して発進しました!」

 

「え!?」

 

スコールは想定外のことが起こり思わず驚く。

 

(ドルまで呼び出すなんて・・・・一体どうなっているのかしら。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔空空間

 

ギャバンが隕石から落下してくる小型隕石を避けている間にドルは咆哮をあげながら魔空空間を通り抜けてきた。

 

「ギャアアアア!!」

 

ドルは早速ドルレーザーを発射して隕石を破壊する。

 

「ふう、これで取り敢えず・・・・」

 

「油断は禁物だぜ!」

 

「何!?うお!?」

 

後ろから襲い掛かってきたダブルマンの攻撃をギャバンは避ける。

 

「不意打ちとは卑怯な・・・」

 

「ふん!俺たちにとって勝負は勝てばいいんだよ!勝てばな!」

 

「よし、行くぞ!」

 

ギャバンは剣を取り出し構える。両者ともに、剣を構えながら向き合い、緊張が走る。

 

「行くぞ、ギャバン!覚悟!」

 

「来い!」

 

両者共に剣を斬りつける。しばらく打ち合いの状態が続いたがダブルマンの方は焦りを感じ始めたのか持っていた盾を捨て、両手で構える。

 

「うおおお!!」

 

「なんの!」

 

ギャバンは力を込めて斬りつけてきたダブルマンの剣を弾き飛ばす。

 

「し、しまった!」

 

「今だ!」

 

ギャバンは剣を構えエネルギーを集中させる。

 

「レーザーブレード!」

 

剣の刃が輝きを放つ。

 

「小癪な!」

 

ダブルマンは急いで剣を拾いギャバンに突っ込む。だがギャバンにあっけなく避けられる。

 

「ギャバン・ダイナミック!」

 

ギャバンのレーザーブレードの光がダブルマンの体を斬りつける。

 

「ぎゃあああああ!!!」

 

ダブルマンは体が真っ二つに切断され大爆発した。それと同時に魔空空間が解除され、元いた場所にギャバンは立っていた。

 

「終わったか・・・・しかし、これはまだほんの始まりに過ぎないのか。」

 

「一夏!」

 

箒が走ってくる。その後ろには弾、数馬、蘭の姿もあった。

 

「・・・・・。」

 

「司令には話を付けた。後はお前の好きにしてもいいそうだ。」

 

「・・・そうか。」

 

ギャバンは弾たちを見る。

 

「お、お前・・・・本当に一夏なのか?」

 

ギャバンはコンバットスーツを解除して一夏の姿に戻る。

 

「ああ、久しぶりだな。弾、数馬。そして、蘭もな。」

 

「うう・・・・馬鹿野郎!生きているなら生きているって、どうして今まで連絡もしてくれなかったんだよ~!」

 

弾は思わず泣きながら抱き付く。

 

「お前が死んだなんて聞いたときは蘭はすごく凹んでいたし、俺も数馬も友達として何もできなかったことを後悔していたんだぞ!!」

 

「アイツ泣きすぎだろ・・・。」

 

「お兄い・・・・」

 

「すまなかったな、弾。」

 

一夏はこの時、変わらぬ友の友情に感動した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スカイミューゼル社 ロビー

 

「じゃあ、今の一夏は俺たちよりも年上って言うことか。」

 

弾たちはスコールの説明を聞いていた。

 

「銀河連邦警察って言うのも初めて聞いたな。」

 

「そんな・・・一夏さんにもう恋人がいたなんて・・・」

 

蘭は若干ズレている所で泣いていた。

 

「これが私が今教えられることだけど、あなたたちはこのことを秘密にしてもらえるかしら?もちろんご両親にもよ?」

 

「わかってます。俺たちもほんの出来心で、そのマクーとかいうやばいのにも出くわしたし。」

 

「あの・・・」

 

「何かしら、五反田君?」

 

「その・・・・宇宙刑事になれますかね?俺も?」

 

弾の質問に思わずスコールは噴き出した。

 

「た、確かに訓練を積み重ねれば慣れないこともないけど・・・・」

 

「え!?マジっすか!」

 

「でも、きついわよ?」

 

「ど、どんなものですか?」

 

熱心に聞いている弾たちを他所に一夏は窓から外の景色を眺めていた。

 

「ボイサーさん、あなたは一体どこへ・・・・」

 

「一夏、考えても始まらない。少しずつでも手かがりを見つけよう。そうすればきっと・・・・」

 

箒はそっと一夏の手を握る。

 

「あ!そうだ!一夏!」

 

何かを思い出したのか弾は一夏を呼ぶ。

 

「なんだ弾?」

 

「そう言えば、千冬さんにはこのことは言ったのか?」

 

弾の質問に一夏は一瞬固まる。

 

「いや、千冬姉には何も言っていない。なにもな・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜 五反田食堂

 

「「ただいま。」」

 

弾と蘭は二人そろって家の中に入る。

 

「あら、お帰り。今日はずいぶん遅かったわね?」

 

二人の母親蓮は珍しそうに言う。二人は一瞬身震いする。

 

「ああ、ちょっと懐かしい友達に会ったもんだから、夢中に話しをしていたらこんな時間になっちまったよ。なあ、蘭。」

 

「そ、そうなのよ。お兄いったら、まるで子供みたいにはしゃいじゃってさ!」

 

「そうなの。」

 

「お~い、蓮!早くこっちに来てくれ!」

 

「あ、は~い!今行きます!」

 

弾の祖父厳の呼びかけで蓮は急いで厨房の方へと行く。

 

「俺たちも早く手伝うか。」

 

「そうね、流石に一日何も手伝っていないって言うのは、おじいちゃんに悪いし。」

 

二人はさっさと着替え、厨房の方へと行った。厨房では厳が中華鍋を豪快に振って調理をしていた。

 

「おお、帰ってきていたか。」

 

厳は二人に気づく。

 

「蘭、済まねえがそこに置いてあるのを向こうのテーブルの客に運んできてくれ。」

 

「はい。」

 

蘭は盆に注文の品を乗せると急いで客の所へと持っていく。

 

「お待たせしました、こちら焼き魚定食にな・・・・」

 

言いかけたとき蘭は一瞬固まる。注文をした客、それは今日再会した一夏の姉・織斑千冬であった。千冬はまるで生気を感じない顔で、注文した品が来るのを待っていた。

 

「・・・・・・・」

 

「え、あ、あの・・・・」

 

「・・・・ん?ああ、すまないな。」

 

ぼーっとしていたのか、千冬は蘭に気づいていなかったらしい。

 

「え~、ご注文の焼き魚定食になります。」

 

「ああ、ありがとう。」

 

千冬に礼を言われた後、蘭は置き終わると逃げるかのように厨房の方へと引き上げていった。そして、千冬の様子を見た。千冬はまるで死んだ魚のような眼で食事をしていた。

 

「・・・・・どうしたの、蘭?」

 

後ろから蓮が声を掛けてきた。

 

「あ、お母さん。」

 

蘭は千冬の方を指さす。

 

「千冬さんね、もうあれから三年も経つのに忘れられないのよ。」

 

「・・・・・」

 

「だって一夏君が亡くなってずいぶん経つでしょ?千冬さんにとっては唯一の家族だったし・・・・」

 

母の説明している間蘭は一夏に言われた言葉を思い出す。

 

「俺が生きていることは千冬姉には絶対に言わないでくれ。蓮さんや厳さんならまだいいが、俺も千冬姉に会う心の準備が整っていないんだ。だからくれぐれも気をつけてくれ。」

 

「言わないでくれ、か・・・・」

 

蘭はそう言いながら、作業へと戻っていく。

 

 

今の千冬に、一夏の生存を伝えるのは正しいのか、正しくないのか。

 

 

それは蘭では、どうしても決められないことだった。

 

 

 

 

 

 

 




原作・・・読もうと思うのですが予算と時間の都合により中々手に付けられようがありません。現在ギャバンの見直しをしていますがどこまで行けるのか。

次回も投稿できたらまたよろしくお願いします。
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