ラブライブバスターズ! 〜永遠の絆〜 作:fortissimo 01
夕陽に照らされた公園……。その公園の真ん中には茶髪の少女が座り混んでいた。少女の青い瞳からは雫がポロポロと零れ落ちる。少女の膝や肘には傷ができていた。
「ひくっ……痛いよぉ……」
周りを見ても誰もおらず、助けを呼びたくても呼べない状況。少女が一人静かに涙を流していると……
「おーーい!」
「ふぇ?」
声がしたので少女は顔を上げた。すると公園の入り口に自分と同じ茶髪で少し身長が高い男の子が少女の瞳に映った。その男の子はその少女に近づく。
「大丈夫か? ……って怪我してるじゃねえか!」
男の子はポケットから絆創膏を取り出した。
「ちょっと痛いぞ」
「っ………痛い」
男の子は少女の怪我している所に絆創膏を貼り付けた。
「よし、これでよし! 立てるか?」
男の子は地面に座ってる少女に向かって手を差し出した。
「う、うん……ありがとう」
少女は男の子の手をぎゅっと握った。男の子は少女を立たせた。
「へへっ! どういたしまして!」
男の子は笑顔でそういった。その笑顔は夕陽の光に負けないほど眩しかった。少女はその男の子の笑顔に見惚れていた。
「あ……助けてくれてありがとう! 私、高坂穂乃果って言うの! 貴方は?」
「俺か? 俺はーーー」
瞬間、景色は白い光に包まれた。
「んっ……ん〜夢か〜」
どうやら私、高坂穂乃果は夢を見ていたようだ。それにしても懐かしいな〜……あの頃はずっと4人で遊んでたっけ。でも、彼が小学校6年生の時に転校しちゃって……それ以来会ってないんだよね。
「また会いたいな……恭君」
ドタドタドタ!!
「ん?」
バンッ!
「お姉ちゃん!!」
「ゆ、雪穂!?」
階段を速いスピードで駆け上がる音がした後、私の部屋のドアが思いっきり開けられた。扉の入り口には息を切らしている私の妹、高坂雪穂の姿が映っていた。
「ど、どうしたの……?」
「どうしたの……? じゃないよ!! 時計見て!」
「時計?」
雪穂の言われた通りに時計を見た。そして改めて時間を確認すると私は冷や汗をかいた。何故なら今から出ないと学校に遅刻してしまうからだ。
「いやぁぁぁ!! 遅刻するーー!!」
「もう! ことりさんと海未さん、下で待ってるよ! 早く行かないと!」
「う、うん!」
私は急いで制服に着替えて、階段を急いで駆け下り台所にある食パンを一つ取り、口にくわえながら玄関に向かった。
「い、いってきまーーす!」
玄関を出るとそこには自分の親友の姿があった。
「あ、穂乃果ちゃん! おはよう!」
「おはようございます、穂乃果」
「おはよう! ことりちゃん、海未ちゃん!」
ベージュ色の髪でおっとりとした声をしている子はことりちゃん。青い髪に凛々しい姿でかっこいい海未ちゃん。私の大切な親友です! 学校に向かって歩いている時、私はことりちゃんと海未ちゃんに朝見た夢の話をした。
「わぁ〜懐かしいね!」
「確かに……。あの頃は楽しかったですね」
「はぁ……また会えないかな恭君に」
「きっとまた会えますよ。昔みたいにひょこっと現れますよ、きっと」
「私もそんな感じがする!」
「うん、そうだよね!」
話をしていたらいつの間にか学校についていた。うん! 今日はいい事ありそう!
「よーーし! 今日もがんばるぞー!」
そう言って私達は学校に入った。この時私は知らなかった。まさか今日の出来事で私の人生が大きく変わるということを……。
次回予告……
「は、廃校!!?」
「どうしよう! どうしよう!」
「何かこの学校でいいところを探さないといけないですね……」
「こんな時、恭君なら……」
「あの子達を……助けてくれないかしら?」
「ふっ……もちろん! 」
次回……『帰還』
読んでくれてありがとうございました!