問題児たちが異世界から来るそうですよ?―振り回される問題児―   作:gjb

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第九十六話

カフェで別れて数時間、四人は集合して本拠に帰っている

 

「楽しかった」

 

「ああ」

 

耀と紫炎が腕を組みながら笑顔で感想を述べる

 

碓氷と飛鳥は二人の後ろでよそよそしく手を繋いでいた

 

「あの二人は周りの目とか気にしないのかしら?」

 

「まあね。でも今回はそれに感謝だね」

 

碓氷はそういって飛鳥の手を強く握る

 

飛鳥は顔を赤くして軽く握り返す

 

「ねえ、紫炎。今日の晩御飯は誰が作るの?」

 

アンダーウッドから本拠に帰ってから年長組(基本リリ)、メイド組、紫炎、碓氷がローテーションで夕食を作ることになっている

 

「・・・誰だっけ?」

 

紫炎が少し考えるが、思い出せなかったので碓氷に聞く

 

紫炎が向いた為、飛鳥が手を離そうとする

 

しかし、碓氷は離れないように強く握る

 

「今日は確かお前だぞ、紫炎」

 

「え、マジ?何の料理にしようか?」

 

「紫炎の作る料理なら何でもいい」

 

紫炎が耀に聞くと、耀は嬉しそうな顔のままさらに紫炎に寄り添う

 

「ちょ、ちょっと碓氷君」

 

「もうこの二人には知られてるんだし、それにこうして飛鳥と手を繋いでると付き合ってるって実感できるんだ」

 

碓氷が飛鳥にだけ聞こえるようにそう言うと、飛鳥は顔を真っ赤にして俯く

 

「二人とも。俺らは夕食に必要なものを買いに行くから先に帰っててくれ」

 

紫炎が碓氷と飛鳥にそう言うと、碓氷が口を開いた

 

「何が足りないかわかるんですか?」

 

「ったりめーだ。食材関連は全部頭ん中に入ってるよ」

 

紫炎の言葉に碓氷は一瞬感心するが、すぐにある考えが思いつく

 

「食材覚えてるならある食材で作ればいいだろ?」

 

「馬鹿か。気を使ってるんだよ。そして気を使え」

 

紫炎はそういって耀と腕を組んだまま街の方に反転した

 

「碓氷君」

 

「え?うわ!?」

 

紫炎達が見えなくなると、飛鳥が碓氷の腕に抱きつく

 

「な、な、な」

 

「ふ、二人だけの時はもうちょっとカップルっぽいことをしようと思って」

 

そう言った飛鳥の顔は真っ赤だった

 

「で、でも・・・」

 

「紫炎君も気を使ってくれてるんだし、ね?」

 

碓氷の言葉を聞かずに飛鳥が上目遣いで見る

 

「わ、わかった」

 

碓氷が観念したように言うと、飛鳥が嬉しそうに微笑む

 

(胸が当たってるんだけどな・・・)

 

碓氷はそんな風に思いながら本拠近くまで腕を組んで歩いて行った

 

――――――――――――――――――――

 

ノーネーム本拠近くの草むら

 

「レティシアに言われて紫炎を呼びに来たんだけど・・・」

 

「うむ。これではどこに居るのかは聞けないな」

 

碓氷と飛鳥の腕組みをペストと白雪は静かに見守った




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