問題児たちが異世界から来るそうですよ?―振り回される問題児― 作:gjb
飛鳥と碓氷は昼食を食べた後、街に買い物に来ている
飛鳥はメイド服からいつもの赤いドレスに着替えていた
「えっと、何を買いに来たんだっけ?」
「それが夕食の材料としか書いてないのよ」
飛鳥がそう言うと、碓氷にメモを見せる
「これは俺が作れというメッセージなのか?」
碓氷がその考えに至ると、ため息をつく
「それじゃ、少しこの辺を歩こうか」
「え!?でも、買い物が・・・」
碓氷の言葉に飛鳥は驚く
いつもの碓氷なら頼まれたことを最初に片づけるはず
しかし、今日はそれをほっといて自分との時間に割こうとしている
「いいんだ。今日の夕食はあるもので作るよ。今は飛鳥とのデートを楽しみたい」
「デ・・・!?」
碓氷の言葉に飛鳥は顔を真っ赤にする
「それとも飛鳥は俺とのデートより買い物をしたい?」
碓氷がそう言うと、飛鳥は碓氷の方を向く
「イジワル。そんな事言われたら答えは決まってるじゃない」
飛鳥はそう言うと、碓氷の手を握る
「それじゃあ、行こうか」
「うん」
二人はそのまま街の方に歩き出した
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紫炎と耀は昼食を食べ終わった後、腕を組んで街をブラブラ歩いていた
用もメイド服からいつもの服装に戻っていた
「本拠でもうちょっと一緒に居たかったけど、黒ウサギの奴」
「うん。仕事押し付けようとしてくるもんね」
二人は黒ウサギに対して愚痴を言い合う
しかし、実際は問題児全員が全然仕事をしない為黒ウサギが見つけ次第その仕事をさせようとしてるだけなのである
「まあ、夕食後なら二人っきりになれるよな」
「うん」
紫炎がそう言うと、耀は少し顔を赤くして紫炎の方に体を寄せる
少し歩いていると、ウェディング体験を申し込んだ教会までついた
そこはウェディング体験の為に準備をしていた
「いよいよ明日か」
「うん。絶対に勝とうね、紫炎」
耀が紫炎の方を向いて笑顔で言う
紫炎はその笑顔を見た瞬間、耀を抱きしめる
「ちょ、ちょっと紫炎」
「悪い、耀。こうでもしてないと今にも襲い掛かりそうだわ」
紫炎の言葉に耀はさらに赤くする
「バカ。こんなとこでいう事じゃないじゃん」
ここは結構な大通り
確かに紫炎の言葉はそんなところでいう事ではないが、今の二人の状況もそんなところでやるところではないと思う
「おし。落ち着いた。それじゃあ、いつものカフェに行くか」
「うん。今日はカップルパフェを食べようか」
耀はそういうと、嬉しそうに笑う
「ああ。それとわかってると思うが、『カップル』パフェだから一人で食うなよ」
紫炎がそう言うと、耀の目が泳ぎだす
「う、うん。わかってる」
「まあ、でもその後代わりに耀を食べさしてもらうからな」
紫炎が耀にだけ聞こえる声で言うと、一瞬で顔を真っ赤にする
「そ、それじゃあ行こ」
「おう」
耀が赤い顔のまま促すと、二人は腕を組んで歩き出した
(一人で食べよう)
耀が紫炎の言葉を聞いて耀はひそかにそう思った
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耀と紫炎が本拠に帰ると、待ち伏せていた黒ウサギにハリセンで叩かれた
今は本拠にいるメンバーで夕食を食べている
「はい、あーん」
「あーん」
「って、何やってるんですか!」
昼食の時と同じようにしていると、紫炎は黒ウサギにまたハリセンで叩かれた
「耀さんも女性として恥じらいをもって行動してください!」
黒ウサギが耀にそう言うと、耀はムッとして言い返す
「紫炎以外にこんなことはしない」
「そう言う事じゃなくて、人前でしないでくださいと言ってるのです!」
「それは無理」
黒ウサギの言葉に耀が即答する
「少しは我慢してください、この問題児様方ぁぁ!」
黒ウサギの声がノーネーム本拠に響いた